佐藤多佳子のレビュー一覧

  • 一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ

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    1巻を読んだ時は、ちょっとどうかな?と思ったけど、2巻で一気に好きなタイプな話になってしまった…。同期との関係、先輩後輩との関係、兄弟との関係、片思いのほろ苦さ走ることの苦しさと楽しさ全部がこの瞬間の輝きだなぁ。谷口さんと関係良すぎる笑 連に対しても実力あるのになんでこいつこんななんだよ、と読んでる方も新二と一緒に思ってたけど、最後の最後でほろっときちゃったな。3巻も楽しみ。

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    2024年05月19日
  • しゃべれども しゃべれども

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    かなり前に国分太一主演の映画を観ていい映画だったという印象であり同級生の本棚で✮5つだったので読んでみた。登場人物の描写が秀逸です。主人公のもとに集まる弟子4人それぞれの個性をうまく表現できているので物語にひきこまれます。落語家にスポットをあてるとチャキチャキの江戸っ子言葉になることが多いのですが自然な感じがよかったと思います。佐藤多佳子さんの他の作品を読んでみたくなりました。

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    2024年04月27日
  • しゃべれども しゃべれども

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    登場人物の性格、心の動き、情景の描写どれもが緻密で繊細ですぐそばでみているようだった。
    特に三つ葉の噺の前は、自分の出番待ちかのように気持ちが高まって、だけど身体が重くて心臓が締め付けられた。早く早くとどんどんページが進む。
    本を読んでこんなに感情が同調してしまったことはないかも。

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    2024年04月03日
  • しゃべれども しゃべれども

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    母親から薦めてもらった本。とっても面白かった!
    ひょんな経緯で落語家から落語を習うことになった人たち。みんなキャラがいきいきしていて、一つ一つのエピソードも面白くて夢中になって読んだ。

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    2024年03月21日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    大好きな作家、佐藤多佳子の作品。期待以上の傑作だ!
    まず、具体的な芸人や番組を取り上げてくれている。著者は私と同年代だから、すごい取材をしたんだろう。私たち世代なら谷村新司「セイヤング」鶴光「オールナイトニッポン」などになるが、アルコ&ピースを綿密に描写していて頭が下がる。風景描写も素晴らしく、後半の平潟湾の富山と佐古田の夜の散歩?は風景が目の前に鮮明に現れた。そして、佐古田、つまりは虹色ギャランドゥがめちゃくちゃ魅力的なキャラで、富山との不器用な恋路の行き先が気になってしまう。今を生きる若者の成長を綴った本作は「サマータイム」「一瞬の風になれ」と並ぶ、著者の代表作だと感じた。

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    2024年03月10日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

    購入済み

    作者買いです。

    佐藤多佳子さんの小説は本当に良いです。人物に感情移入しながら物語の世界に没入できます。ラジオについてもっと知っていたら、このお話をもっとずっと楽しめたのかもなと思いましたが、そうじゃなくても十分に楽しめます。多くの人におすすめしたい作品です。

    #切ない #エモい

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    2024年02月21日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    本との出会いってすごく運命的 適当に手にとったこの小説でそんなことを改めて感じた
    なぜなら私は中学高校の頃から二十数年ぶりに、今まさに、ラジオ(正確にはポッドキャスト)にハマっているから!こんな偶然!

    佐藤多佳子先生はいいイメージ 2-3作品?読んだことある それだけで裏表紙のあらすじも見ずに読みはじめた 
    コミュ障のコンビニバイト話かと思ったらまさかこんな素敵4人のストーリーとは!鹿沢はかっこいいし佐古田は天才でかわいい 年もいい感じな距離感 ラジオだけじゃなく歌い手にアメーバピグ 後半のアルピーANN実況の熱量!これこれ佐藤先生の文章 主人公頭の中の言葉がどばーと溢れてくる感じ 止まらな

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    2024年02月05日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    久々に引き込まれた本に会えた

    実在する登場人物が出てくることで
    実際あった話のように感じられたところが
    夢中になれた理由のひとつだろうか

    誰でも何かしらの人とは違ったところを持っていて
    それを個性と呼ぶのだろうが
    主たる登場人物の4人は
    普通よりもより個性的で
    それ故に生きづらさも抱えていて
    その部分を補い合うわけでも認めるわけでもなく
    ただそのままでいいから
    一緒にいられるようになっていった

    そのままの4人が
    お互いに影響し合って
    それぞれが変化していく

    そんな関係が
    「いい」関係というのだろうなと思わせてくれた

    読み終えるのに年をまたいでしまったけれど
    よい年末年始だった

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    2024年01月07日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    マジでおすすめ。

    主人公は女性と関わるのが苦手な
    ラジオリスナーの大学一年生。

    だんだん成長していく姿とか
    コンビニの夜勤の描写とか最高だから
    とりあえず読んで欲しい。

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    2023年10月02日
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン

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    部活をやってた人間なら絶対共感できるポイントがたくさんある。学生時代を思い出す青春スポーツ小説。まさに青春ど真ん中!な話。主人公が努力家で好感がもてるし、他のみんなも全員好き!読んでてうるっとくる場面がたくさんある。劇的な場面でなくても、ただのモノローグだけでも、あのころの気持ちを思い出して、じんとさせられる。私は主人公の口語体は読みやすかった。陸上についてはミリしらでしたが、サクサク読めました。

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    2023年10月05日
  • 一瞬の風になれ 全3冊合本版

    購入済み

    一瞬の風になれ

    やった事のない体験や青春時代をこの本を通じて体験できました。

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    2021年10月12日
  • 黄色い目の魚

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    はじめて読んだ時は感動と興奮でいてもたってもいられず、事あるごとに何度も何度も読み返し、毎回登場人物の誰かに共感し、毎回違う感動を得る。
    自分の中のベスト3に必ず入る名作です。

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    2021年08月15日
  • シロガラス 2 めざめ

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    稲光が閃いた瞬間、ビリビリする星明石に6人が手を触れると凄まじい音がして、全員気を失った…。

    2巻では、その後、それぞれにある種の能力が身についていることが次第に分かる。
    あ、またそういう系?みたいに思いがちだが、いやいや、そんな薄っぺらい話ではない。

    6人は神楽を舞うという目的だけで繋がっていたので、決して仲が良いわけでない。
    目立つ子も地味な子も、頼られる子も怖がられる子も…力関係は様々である。
    その関係は、まさに教室の縮図。敏感な子も無頓着な子もいるので、険悪な雰囲気になりがちだが、強者と弱者の間に入って緩衝材の役割する子がちゃんといる。
    そういったイザコザをいくつも経験して、6人は

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    2020年02月27日
  • シロガラス 5 青い目のふたご

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    シロガラスシリーズも5巻目。いよいよお話も大きく動いてきました。
    相変わらず楽しく一気に読めました。

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    2020年01月31日
  • 聖夜

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    私はこの作品に郷愁を感じました。

    カトリックの初等部から大学まである一貫校の高等部に通う、主人公鳴海一哉は、父は牧師、母は元ピアニストです。父と母はドイツでバッハを通して知り合いましたが、母は一哉が10歳の時にドイツ人のオルガン教師と出会い、離婚してドイツに渡ってしまい、祖母と三人で暮らしています。
    一哉はキリスト教を全く信仰していませんが、聖書研究会とオルガン部に所属しています。
    メインの話はオルガン部の五人の活動なのですが、母が元ピアニストの一哉は、皆に一目置かれている存在です。
    しかし、一哉はオルガン奏者として最も、素質のあるのは、五人の中では、天野真弓だと見抜いています。

    俺は天野

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    2019年09月10日
  • 第二音楽室

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    小学校、中学校、高校での、それぞれ音楽に関するお話の中短編集。
    「デュエット」「FOUR」は中学生、「裸樹」は高校生が主役のお話。まだまだ、子供のような、彼、彼女らのお話しにもそれぞれ、様々な感情やドラマがありました。

    「第二音楽室」
    第二音楽室は屋上にたった一つだけある教室。
    後ろ姿だけイケてる男子、久保田。
    体の大きいジャンボ山井。
    クラスで一番頭がいい女子ルーちゃん。
    無口で絶対音感のある江崎。
    のんびりやの佳代。
    そしてウチこと史江。
    クラスで六人だけの5年生鼓笛隊のピアニカ組。

    漫画、ゲーム、ルーちゃんが持ってきたポテチ、チョコ、キャンデイ、カフェオレの甘く香ばしいにおい。
    江崎

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    2019年08月27日
  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ

    ぜんぶが眩しい!

    夢、友情、憧れ、嫉妬、挫折…。 さわやかでみずみずしい青春の全てが詰まった傑作陸上小説。 かけがえのない一瞬の高校生活、明るくてひたむきな努力、部活というコミュニティを通して、体だけでなく、成長していくしなやかな精神、仲間への純粋な愛情と思いやりが眩しい。

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    2019年07月29日
  • シロガラス 5 青い目のふたご

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    「バムケロ」シリーズ以外でこんなに続きを待ち遠しいと思ったのは、初めてかもしれない。
    児童書でありながら、大人も充分楽しめる。
    思春期の子供たちの話と思っていたら、いつの間にかSFになっていた!
    佐藤多佳子さん、流石です。
    早く6巻読みたい‼︎2018.8.27

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    2018年08月27日
  • シロガラス 1 パワー・ストーン

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    児童書だと思ってナメてはいけない!
    どうしてこんな風に描けるのだろう。
    登場人物である子どもたち、一人一人の個性やエピソードが、ああこういう子、いるよね。ああ、こういう事あるよね。と共感できる。
    まるで、どこかの町の日常を切り取ったような感じ。でも、不可思議な出来事が自然に織り交ぜられている。グイグイ引き込まれる。
    確かに、千里と礼生は、フィクションならではのキャラではあると思うけれど。
    続編も一気読み。小学高学年から読める。
    2017

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    2018年05月03日
  • 聖夜

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    読んでいくうちにどんどん引き込まれていった。

    私にはすんでのところでの勇気がなくて彼のように冒険(?)できなかったことがとても悔やまれる。

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    2017年05月23日