佐藤多佳子のレビュー一覧

  • しゃべれども しゃべれども

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    登場人物
    今昔亭三つ葉
    落語家。頑固で気が短く、すぐに角の立つようなことを言ってしまう
    綾丸良
    テニスのコーチ。吃音があり、本人もコミュニケーションに悩んでいる
    十河五月
    OL。顔立ちは整っているが、つっけんどんで口調もキツいために誤解されることも多い。

    物語
    「上手に話せるように、稽古をつけてほしい」良は友人の三つ葉相談しに来た。吃音のためにスクール生と円滑なコミュニケーションが取れず悩んでいるのだ。三つ葉は会話の教室に行くように勧め、付き添いで教室に行くようになる
    ある時、寄席の席に仏頂面で座っている美人がいるのに気がつく。何とか笑わせてやる…と気になっていた矢先、会話の教室でその美人、

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    2025年01月15日
  • 一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ

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     第2部も泣けました。一気読みでした。
     守谷先輩と走る最後のリレー。4人の息も合ってきた、その矢先、連がケガをしてしまう。いつもの連なら、そこで練習をやめそうだが、医者や先生に逆らってまで、練習を続ける。そんな連と先生とのやり取り。守谷先輩の言葉・・・。
     鳥肌が立ちました。

     新二にも大きな試練が訪れます。
     尊敬してやまない兄が、選手生命を絶たれるか否かの大きな事故に遭う。新二は、ショックのあまり、抜け殻同然になり、キャプテンでありながら、練習にも一向に顔を出さなくなってしまう。そんなとき、思いを寄せる谷口から「駅伝を見に来てほしい。」とメールが来て、応援に行くことに。そこで、連と出会

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    2024年12月22日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    ネタバレ

    何年か前に読んだ『一瞬の風になれ』のインパクトを思い出し、手に取った一冊。

    主人公の富山は、深夜ラジオのハガキ職人であるが、接触恐怖症に苦しみ心に大きな傷をかかえていた。
    大学を休学し、深夜のコンビニでアルバイト生活を送る。そのコンビニを舞台に、鹿沢、佐古田、永川との交流を通じて、少しずつ困難を乗り越えていく、青春ストーリー。
    私自身、深夜ラジオは聞かないが、富澤や佐古田の、そして筆者のラジオ愛が伝わってくる。
    特に印象的なのは、p261の佐古田の言葉。「中学の頃、夜中にずっと眠れなくて、電気つけて本読んでると怒られるから、イヤホンでラジオ聞いてたんだ。お笑いの深夜ラジオが好きで、ジャンピン

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    2024年10月06日
  • 一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ

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    ネタバレ

    1巻目よりも新二の口語が落ち着いて、文章がかなり読みやすく感じた!新二の語彙が少し大人になって、より丁寧な言葉で心情を描写してくれるから、情景が思い浮かんで久しぶりに本で泣いちゃった。
    特に守屋さんの引退は普通に電車で泣いた。

    健ちゃんの怪我で自分も走れなくなっちゃうのが若干同情できないけど、大事な家族が事故に遭うとそんな感じになっちゃうのかな。
    完璧だった連も試練を乗り越えて成長している姿にママ泣いちゃうよ...

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    2024年09月13日
  • しゃべれども しゃべれども

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    等身大の普通に生きてて、悩んでる、どうにか、毎日頑張ってる。そのままがきちんと表現されている。読んでいるだけで幸せな時間になれた小説です。

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    2024年08月28日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    主人公の俺、という一人称で進められる小説。久々な感じで新鮮だった。そのせいかテンポもよく、他の登場人物たちもキャラが良い。はがき職人を題材にしていて、芸人のオールナイトニッポンの話などが細かく描写されている。私自身は聞いたことがないけれど、聞いているかのように感じるリアル感が、なせる技だと思った。同じ著者で、落語をテーマにした「しゃべれどもしゃべれども」という小説もあるが、同じように、題材がリアルだった。一つの題材に対して、すごく愛を持って取材されて、本にされてるのが伝わる感じがした。それは恩田陸さんもそういう感じがするけれど、佐藤多佳子さんはまた違ったテイストだと感じる。
    また登場人物たちに

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    2024年08月18日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    大人になってからラジオをほとんど聞かないせいか、序盤のラジオの説明はあまり頭に入らず、読み進めるのに時間がかかりそうだなと思いましたが、佐古田ちゃんが出てきてから主人公がぐんぐん前に進んでいくようになって、一気に読み進められました。学校や家以外の大切な仲間やコミュニティ(本作ではバイトや、ラジオリスナーのつながり)があるって大切なことだなあと思いました。主人公の人生で最も大切な一年だろうなと、それを読むことができて温かい気持ちになりました。4人がこのあとも時々会って、ずっと仲間でいられるといいなあ。あと佐古田ちゃんの先輩がとても素敵な人でした。

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    2024年07月06日
  • しゃべれども しゃべれども

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    良い。良い。とっても良い。でこぼこちぐはくな関係が救いになる。全部が綺麗にハッピーエンドじゃ無い「現実」が優しいのがまた良い。

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    2024年06月29日
  • いつの空にも星が出ていた

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    すごくすごーく良かった…!
    野球はルールは一応分かる、誘われたらたまに球場行くぐらいの私だけど、お話に引き込まれて、熱くなって夢中で読んだよ。
    そして、どのお話にもじんわり漂う切なさに胸がぎゅーってなった。

    大洋ホエールズから横浜ベイスターズ、そしてDeNAベイスターズへ。
    それぞれの世代の横浜ファンのお話で構成されてる。
    横浜ファンじゃなくても、なんなら野球のことほぼ分からなくても楽しめると思うし、逆に普段本を読まない野球ファンもこれはのめり込んで読めるんじゃないかな。

    読み終わったらすごく野球見に行きたくなった。
    ハマスタは昔、高校野球の予選を見に行ったことがあるくらいなんだけど、

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    2024年06月09日
  • しゃべれども しゃべれども

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    かなり前に国分太一主演の映画を観ていい映画だったという印象であり同級生の本棚で✮5つだったので読んでみた。登場人物の描写が秀逸です。主人公のもとに集まる弟子4人それぞれの個性をうまく表現できているので物語にひきこまれます。落語家にスポットをあてるとチャキチャキの江戸っ子言葉になることが多いのですが自然な感じがよかったと思います。佐藤多佳子さんの他の作品を読んでみたくなりました。

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    2024年04月27日
  • しゃべれども しゃべれども

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    登場人物の性格、心の動き、情景の描写どれもが緻密で繊細ですぐそばでみているようだった。
    特に三つ葉の噺の前は、自分の出番待ちかのように気持ちが高まって、だけど身体が重くて心臓が締め付けられた。早く早くとどんどんページが進む。
    本を読んでこんなに感情が同調してしまったことはないかも。

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    2024年04月03日
  • しゃべれども しゃべれども

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    母親から薦めてもらった本。とっても面白かった!
    ひょんな経緯で落語家から落語を習うことになった人たち。みんなキャラがいきいきしていて、一つ一つのエピソードも面白くて夢中になって読んだ。

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    2024年03月21日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    大好きな作家、佐藤多佳子の作品。期待以上の傑作だ!
    まず、具体的な芸人や番組を取り上げてくれている。著者は私と同年代だから、すごい取材をしたんだろう。私たち世代なら谷村新司「セイヤング」鶴光「オールナイトニッポン」などになるが、アルコ&ピースを綿密に描写していて頭が下がる。風景描写も素晴らしく、後半の平潟湾の富山と佐古田の夜の散歩?は風景が目の前に鮮明に現れた。そして、佐古田、つまりは虹色ギャランドゥがめちゃくちゃ魅力的なキャラで、富山との不器用な恋路の行き先が気になってしまう。今を生きる若者の成長を綴った本作は「サマータイム」「一瞬の風になれ」と並ぶ、著者の代表作だと感じた。

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    2024年03月10日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

    購入済み

    作者買いです。

    佐藤多佳子さんの小説は本当に良いです。人物に感情移入しながら物語の世界に没入できます。ラジオについてもっと知っていたら、このお話をもっとずっと楽しめたのかもなと思いましたが、そうじゃなくても十分に楽しめます。多くの人におすすめしたい作品です。

    #エモい #切ない

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    2024年02月21日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    本との出会いってすごく運命的 適当に手にとったこの小説でそんなことを改めて感じた
    なぜなら私は中学高校の頃から二十数年ぶりに、今まさに、ラジオ(正確にはポッドキャスト)にハマっているから!こんな偶然!

    佐藤多佳子先生はいいイメージ 2-3作品?読んだことある それだけで裏表紙のあらすじも見ずに読みはじめた 
    コミュ障のコンビニバイト話かと思ったらまさかこんな素敵4人のストーリーとは!鹿沢はかっこいいし佐古田は天才でかわいい 年もいい感じな距離感 ラジオだけじゃなく歌い手にアメーバピグ 後半のアルピーANN実況の熱量!これこれ佐藤先生の文章 主人公頭の中の言葉がどばーと溢れてくる感じ 止まらな

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    2024年02月05日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    久々に引き込まれた本に会えた

    実在する登場人物が出てくることで
    実際あった話のように感じられたところが
    夢中になれた理由のひとつだろうか

    誰でも何かしらの人とは違ったところを持っていて
    それを個性と呼ぶのだろうが
    主たる登場人物の4人は
    普通よりもより個性的で
    それ故に生きづらさも抱えていて
    その部分を補い合うわけでも認めるわけでもなく
    ただそのままでいいから
    一緒にいられるようになっていった

    そのままの4人が
    お互いに影響し合って
    それぞれが変化していく

    そんな関係が
    「いい」関係というのだろうなと思わせてくれた

    読み終えるのに年をまたいでしまったけれど
    よい年末年始だった

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    2024年01月07日
  • 一瞬の風になれ 全3冊合本版

    購入済み

    一瞬の風になれ

    やった事のない体験や青春時代をこの本を通じて体験できました。

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    2021年10月12日
  • 黄色い目の魚

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    はじめて読んだ時は感動と興奮でいてもたってもいられず、事あるごとに何度も何度も読み返し、毎回登場人物の誰かに共感し、毎回違う感動を得る。
    自分の中のベスト3に必ず入る名作です。

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    2021年08月15日
  • シロガラス 2 めざめ

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    稲光が閃いた瞬間、ビリビリする星明石に6人が手を触れると凄まじい音がして、全員気を失った…。

    2巻では、その後、それぞれにある種の能力が身についていることが次第に分かる。
    あ、またそういう系?みたいに思いがちだが、いやいや、そんな薄っぺらい話ではない。

    6人は神楽を舞うという目的だけで繋がっていたので、決して仲が良いわけでない。
    目立つ子も地味な子も、頼られる子も怖がられる子も…力関係は様々である。
    その関係は、まさに教室の縮図。敏感な子も無頓着な子もいるので、険悪な雰囲気になりがちだが、強者と弱者の間に入って緩衝材の役割する子がちゃんといる。
    そういったイザコザをいくつも経験して、6人は

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    2020年02月27日
  • シロガラス 5 青い目のふたご

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    シロガラスシリーズも5巻目。いよいよお話も大きく動いてきました。
    相変わらず楽しく一気に読めました。

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    2020年01月31日