佐藤多佳子のレビュー一覧

  • しゃべれども しゃべれども

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    読後感が心地良い。登場人物達が抱える葛藤、何が好きで何が嫌いか、何に怒り何に笑うのか。とてもよく伝わってきた。
    何かが大きく変わったわけじゃない。解決したわけじゃない。でも快晴の朝を迎えたように、すっきりとした気持ちになれた。

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    2025年10月17日
  • しゃべれども しゃべれども

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    物語の雰囲気がとても好きな小説。登場人物や、出来事が、あたたかい。
    みんな、何かを克服したくて落語を習いに来るのだが、いかんせん何かを抱えたメンバーなので、普通のようには打ち解けない。それなのに、物語はあたたかい。
    弱さを抱えた者たちが集まると、こうも優しさが充満するものなのか。それとも主人公のなせるわざか。それを描くことのできる作者が素敵だと思った。
    この小説に限らず、佐藤さんの小説はあたたかい。なんなら瀬尾まいこよりあたたかい。と私は思う。

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    2025年09月01日
  • 一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ

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    短距離レースの繊細な部分の描写がリアルで、ストーリーに引き込まれる。逆境を乗り越えた先の、新ニの今後の成長が楽しみ!

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    2025年08月13日
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン

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    仲間と共に目標に向かって、ひたすら走って、鍛えて、その近くには好きな子がいて…
    気が付いたらあっという間に3年生、そして最後のインターハイへ。
    こんな高校生活送りたかったー

    スタート前、ぐっと集中して、一歩目を置きに行って、そのままグッグッグッと一歩づつ加速していく…そうそう、こういう感覚。
    なんて、100M走やったことないのに、自分の身体が覚えているかのような気持ちになる。正に追体験というやつ。筆者は陸上経験ないのに、取材だけでここまで伝えられる表現力が恐ろしい。

    そして、高校時代にしかないだろう瑞々しい感性や感情も追体験できるのが、なんと言ってもこの本が支持されている一番の理由だろう。

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    2025年08月13日
  • 一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ

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    【きっかけ】
    一瞬の風になれ1が面白かったので、続編である一瞬の風になれ2も読んだ。

    【読んでみて】
    この本を読んでウルっときた場面がいくつかあった。
    私は青春成長ストーリーが好きだと改めて感じた。

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    2025年07月31日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    大学を休学してコンビニのバイトをしている富山のちょっと青春ぽい話。キャラも特に佐古田ちゃんが魅力的。歌い手の鹿沢も。アルコ&ピースのラジオが本編中にも登場するしラジオ愛がいっぱいつまってて、ラジオリスナーにはぜひ読んでもらいたい作品!

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    2025年05月17日
  • しゃべれども しゃべれども

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    不器用でも、うまくいかなくても、泥臭く一生懸命やること
    大人になればなるほどできなくなる
    私も趣味といえども真剣に取り組もう、と改めて思った

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    2025年04月25日
  • 一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ

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    THE 青春って感じの第二部
    能力の限界を考えずワクワクする方に進んでのめり込めることがあるって幸せだと思う。周りの誰よりも自分自身を信じて進むことって実は難しいことだけど、夢中になって全力で取り組む姿はかっこよくて素敵。

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    2025年03月24日
  • シロガラス 4 お神楽の夜へ

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    ずっと練習してきた演舞の本番と、それぞれの能力にも展開があり、4巻はこれまでよりずっと面白かった。
    特に演舞のシーンは、武道の型に向き合う姿勢がぐっときてとてもよかった。

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    2025年03月24日
  • しゃべれども しゃべれども

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    登場人物
    今昔亭三つ葉
    落語家。頑固で気が短く、すぐに角の立つようなことを言ってしまう
    綾丸良
    テニスのコーチ。吃音があり、本人もコミュニケーションに悩んでいる
    十河五月
    OL。顔立ちは整っているが、つっけんどんで口調もキツいために誤解されることも多い。

    物語
    「上手に話せるように、稽古をつけてほしい」良は友人の三つ葉相談しに来た。吃音のためにスクール生と円滑なコミュニケーションが取れず悩んでいるのだ。三つ葉は会話の教室に行くように勧め、付き添いで教室に行くようになる
    ある時、寄席の席に仏頂面で座っている美人がいるのに気がつく。何とか笑わせてやる…と気になっていた矢先、会話の教室でその美人、

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    2025年01月15日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    ネタバレ

    何年か前に読んだ『一瞬の風になれ』のインパクトを思い出し、手に取った一冊。

    主人公の富山は、深夜ラジオのハガキ職人であるが、接触恐怖症に苦しみ心に大きな傷をかかえていた。
    大学を休学し、深夜のコンビニでアルバイト生活を送る。そのコンビニを舞台に、鹿沢、佐古田、永川との交流を通じて、少しずつ困難を乗り越えていく、青春ストーリー。
    私自身、深夜ラジオは聞かないが、富澤や佐古田の、そして筆者のラジオ愛が伝わってくる。
    特に印象的なのは、p261の佐古田の言葉。「中学の頃、夜中にずっと眠れなくて、電気つけて本読んでると怒られるから、イヤホンでラジオ聞いてたんだ。お笑いの深夜ラジオが好きで、ジャンピン

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    2024年10月06日
  • しゃべれども しゃべれども

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    等身大の普通に生きてて、悩んでる、どうにか、毎日頑張ってる。そのままがきちんと表現されている。読んでいるだけで幸せな時間になれた小説です。

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    2024年08月28日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    主人公の俺、という一人称で進められる小説。久々な感じで新鮮だった。そのせいかテンポもよく、他の登場人物たちもキャラが良い。はがき職人を題材にしていて、芸人のオールナイトニッポンの話などが細かく描写されている。私自身は聞いたことがないけれど、聞いているかのように感じるリアル感が、なせる技だと思った。同じ著者で、落語をテーマにした「しゃべれどもしゃべれども」という小説もあるが、同じように、題材がリアルだった。一つの題材に対して、すごく愛を持って取材されて、本にされてるのが伝わる感じがした。それは恩田陸さんもそういう感じがするけれど、佐藤多佳子さんはまた違ったテイストだと感じる。
    また登場人物たちに

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    2024年08月18日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    大人になってからラジオをほとんど聞かないせいか、序盤のラジオの説明はあまり頭に入らず、読み進めるのに時間がかかりそうだなと思いましたが、佐古田ちゃんが出てきてから主人公がぐんぐん前に進んでいくようになって、一気に読み進められました。学校や家以外の大切な仲間やコミュニティ(本作ではバイトや、ラジオリスナーのつながり)があるって大切なことだなあと思いました。主人公の人生で最も大切な一年だろうなと、それを読むことができて温かい気持ちになりました。4人がこのあとも時々会って、ずっと仲間でいられるといいなあ。あと佐古田ちゃんの先輩がとても素敵な人でした。

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    2024年07月06日
  • しゃべれども しゃべれども

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    良い。良い。とっても良い。でこぼこちぐはくな関係が救いになる。全部が綺麗にハッピーエンドじゃ無い「現実」が優しいのがまた良い。

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    2024年06月29日
  • いつの空にも星が出ていた

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    すごくすごーく良かった…!
    野球はルールは一応分かる、誘われたらたまに球場行くぐらいの私だけど、お話に引き込まれて、熱くなって夢中で読んだよ。
    そして、どのお話にもじんわり漂う切なさに胸がぎゅーってなった。

    大洋ホエールズから横浜ベイスターズ、そしてDeNAベイスターズへ。
    それぞれの世代の横浜ファンのお話で構成されてる。
    横浜ファンじゃなくても、なんなら野球のことほぼ分からなくても楽しめると思うし、逆に普段本を読まない野球ファンもこれはのめり込んで読めるんじゃないかな。

    読み終わったらすごく野球見に行きたくなった。
    ハマスタは昔、高校野球の予選を見に行ったことがあるくらいなんだけど、

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    2024年06月09日
  • しゃべれども しゃべれども

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    かなり前に国分太一主演の映画を観ていい映画だったという印象であり同級生の本棚で✮5つだったので読んでみた。登場人物の描写が秀逸です。主人公のもとに集まる弟子4人それぞれの個性をうまく表現できているので物語にひきこまれます。落語家にスポットをあてるとチャキチャキの江戸っ子言葉になることが多いのですが自然な感じがよかったと思います。佐藤多佳子さんの他の作品を読んでみたくなりました。

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    2024年04月27日
  • しゃべれども しゃべれども

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    登場人物の性格、心の動き、情景の描写どれもが緻密で繊細ですぐそばでみているようだった。
    特に三つ葉の噺の前は、自分の出番待ちかのように気持ちが高まって、だけど身体が重くて心臓が締め付けられた。早く早くとどんどんページが進む。
    本を読んでこんなに感情が同調してしまったことはないかも。

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    2024年04月03日
  • しゃべれども しゃべれども

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    母親から薦めてもらった本。とっても面白かった!
    ひょんな経緯で落語家から落語を習うことになった人たち。みんなキャラがいきいきしていて、一つ一つのエピソードも面白くて夢中になって読んだ。

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    2024年03月21日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    大好きな作家、佐藤多佳子の作品。期待以上の傑作だ!
    まず、具体的な芸人や番組を取り上げてくれている。著者は私と同年代だから、すごい取材をしたんだろう。私たち世代なら谷村新司「セイヤング」鶴光「オールナイトニッポン」などになるが、アルコ&ピースを綿密に描写していて頭が下がる。風景描写も素晴らしく、後半の平潟湾の富山と佐古田の夜の散歩?は風景が目の前に鮮明に現れた。そして、佐古田、つまりは虹色ギャランドゥがめちゃくちゃ魅力的なキャラで、富山との不器用な恋路の行き先が気になってしまう。今を生きる若者の成長を綴った本作は「サマータイム」「一瞬の風になれ」と並ぶ、著者の代表作だと感じた。

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    2024年03月10日