佐藤多佳子のレビュー一覧
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3部作完結編「ドン」。他の本と併読しながら、約10日で3部作を読み終えました。読む前は長いと思ったけれどあっという間に読み終えて、なんだか寂しい。
一緒に走っている気分になったり、新二や他のメンバーの成長を感じる度に親のようにしみじみしたり…
チームメイトやライバルたちとの関係やそれぞれのキャラクタ...続きを読むPosted by ブクログ -
守屋さんのために意地でも走りたかった連、意地でも怪我はさせない三輪先生、部長となり初デート(?)を終えた若菜への思いに悶える新ニ。それぞれの思いが痛いほど伝わり、表情や場面が想像できた。健ちゃんのトラブルから一気に読んだ。スポーツに携わる者の嬉しさや悔しさ、もどかしさ。Posted by ブクログ
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文章で短距離走を読むのっておもしろい。
読むペースやイメージできる鮮明さとか、その時のコンディションで違う。
コレって走るコトとある意味で似てるなあ。
初読21/5Posted by ブクログ -
高校三年間の陸上部、3部作の完結編。
主人公視点で書かれてるので、試合に向けての高め方、練習、部内のゴタゴタ、ちょっとした色恋沙汰、試合中の緊張感等々を一緒に体験しているようで、レース結果には思わず泣いてしまった。
「一本、一本、走るだけだ。思いきり走るだけだ。」の言葉が凄く好き。
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どストレートの青春小説でした。
語りが主人公の本人口調なので、感情移入しながら読み進めることが出来たので、私も部活の一員になっているかのようでした。
主人公は短距離でしたが、長距離やフィールド選手、サポートメンバーにもそれぞれのドラマがあり、こんな高校陸上部に入って走りたくなりました。
素敵な小説...続きを読むPosted by ブクログ -
鷲谷との競争に胸が高鳴りました。最初は鷲谷に追いつけるのかと思っていたけど、連と新二が全力を出したら鷲谷さえ抜いちゃう気がします。
高梨との会話が好きです。試合前だとしてものんびりマイペースで、走る直前に頭が冷えるという自分に都合のいい体質の高梨と、付き合ってあげる新二の会話にほっこりしました。
3...続きを読むPosted by ブクログ -
感動する最後だった。ただ本当に感動して、幸せ。連と新二はこれからも競い合っていくのかなぁ、と考えたり、守屋さんは医大に合格できるといいな、と考えたりした。
最初は、三巻もあるらしいけど、そんなに長く何を語るのかな、と不思議なぐらいだったけれど、もう本当に納得だ。三年間、悩みや葛藤がありながらも、プレ...続きを読むPosted by ブクログ -
すごくするする読めた。元々は親が、面白いって評判だから買ったものを、全然読まないので借りただけなんだけど。すごくいい出会いをした。読んだ後前向きになれる。今日小学校最高学年になったけど、自信を持てた!Posted by ブクログ
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とっても良かった。メタバース空間でスプリンターになった高校3年間を過ごすことができた。オリンピックのリレーとか緊張するんやろな。Posted by ブクログ
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最後最終学年。読み終わりました。
3作品とも、とても素晴らしい作品でした。
兄の怪我から得たもの。学年が上がるごとに成長する姿。心身ともに、これほどまで成長するのかと感動しました。
県大会のマイルの決勝、泣けてきました。南関東の100と4継の決勝では鳥肌が立ちました。
自分が走っているような錯覚に...続きを読むPosted by ブクログ -
胸が熱くなるって感じより、心を温められるような幸せな気持ちになった。
虐められてるけど負けない子、仕事から逃げ出した人、不器用な人。
こんな混ざりそうにない人たちがそれぞれの距離感で混ざり合っていく様は、なんだか泣けてくる。
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第ニ部のヨウイも良かったです。
高校2年のお話。
次の第三部は最終学年ですね。
成長していく課程で多くの試練が立ちはだかります。さらなる成長を期待して第三部を読みます。
健ちゃんがとても心配です。
谷口若菜との恋?の行方にも気になります^_^
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とても面白かった。
私の好きな分野の物語です。
2007年の本屋大賞の青春スポーツ小説です。
第一部のイチニツイテは、高校1年のお話。
高校時代の部活をしていた時を思い出しながら読みました(陸上ではありませんが)。
家族の支え、仲間との絆、恋etc青春ですね。
みんな徐々に成長していっていますね。
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春野台高校一年 陸上部 神谷信ニ
と幼馴染の天才スプリンターの蓮。
ざっくりいうと、切磋琢磨しながら、トップを陸上リレーで高みを目指すストーリーです。
しかし〜、青春にはその過程に、
様々なあついドラマがあるんです!
めちゃくちゃ良かった!最高!
いつか読みたいと思っていて,ようやく手に...続きを読むPosted by ブクログ -
ヒジョーに読みやすい。
続きが気になってすぐに読み終わってしまった。
陸上の描写がものすごく細かいかと思いきや、
兄弟・同じ陸上のチームメイト・ライバル・恋…
などなど主人公の周りの人とのつながりが濃く書かれている。そういった人たちと共に主人公が成長するので、陸上に詳しくない人でも十分に楽しめる。...続きを読むPosted by ブクログ -
良い小説だったな…
主人公の繊細さと物語を覆う物憂げな空気が、今の気分にぴったりでした。
アンニュイな夜の半身浴に最適でした。
HSPの心の動きの丁寧な描写に驚愕するとともに、なぜだか嬉しい気持ちに。
目に見えないものを、見える形にしてくれて、ありがとう。
深夜ラジオのディープな楽しみ方を知...続きを読むPosted by ブクログ -
登場人物が個性的で面白く、日常生活ではそれぞれ問題を抱え、暮らしている。
この話を読んでみて、刺激を受ける事は大切な事である。それが仕事であれ、このような落語であれ、人間は人との関わり合いの中でしか成長できない。人との出会いは大切な意味を持ち、それに対し、どう関わるかが大切になってくると思える話です...続きを読むPosted by ブクログ -
中学時代、悪さをして外出禁止になったときに父親がくれた本。
この本がキッカケで本を読むようになったし、立ち直ることができた、おそらくこれまでの人生で一番重要な本。Posted by ブクログ