佐藤多佳子のレビュー一覧

  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ

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    高校生の陸上部のお話で、ストーリーもわかりやすく進んでいき陸上競技を知らなくてもスラスラ読むとこが出来ました。こういうスポーツ系の話って競技中、つまり"走っている時間"に重きを置いて情景が描かれるものだと思っていたのですが、どちらかというとその前後が詳細に書かれていたため話にのめり込むことができました。それだけ走っている瞬間は一瞬のものだということが感じられました。
    第二部も読もうと思います。

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    2025年04月26日
  • しゃべれども しゃべれども

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    不器用でも、うまくいかなくても、泥臭く一生懸命やること
    大人になればなるほどできなくなる
    私も趣味といえども真剣に取り組もう、と改めて思った

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    2025年04月25日
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン

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    読み終えると、第一部から第三部まで共に走り一緒にゴールテープを切ったかのような爽快感に包まれた。とても清々しく気持ちがいいのに、これからまたレースが始まるようなワクワク感もある。2人の「かけっこ」はこれからも続き、どこまでも高め合っていくのだと思うと、その姿を見届けたい気持ちと見届けなくても2人の成長を確信できる気持ちが半分ずつ。
    自分もまた何かに夢中になって努力していきたいという気持ちになった。

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    2025年04月09日
  • 一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ

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    THE 青春って感じの第二部
    能力の限界を考えずワクワクする方に進んでのめり込めることがあるって幸せだと思う。周りの誰よりも自分自身を信じて進むことって実は難しいことだけど、夢中になって全力で取り組む姿はかっこよくて素敵。

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    2025年03月24日
  • シロガラス 4 お神楽の夜へ

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    ずっと練習してきた演舞の本番と、それぞれの能力にも展開があり、4巻はこれまでよりずっと面白かった。
    特に演舞のシーンは、武道の型に向き合う姿勢がぐっときてとてもよかった。

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    2025年03月24日
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン

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    あー!ここで終わりかー!くー!!
    という読後感。関東大会はじわっと涙をためつつ読みきった。まだまだ先は続くんだね…
    3巻かけて、主人公の高校3年間をじっくり楽しめた。一年生で陸上を始め、最初は自分のことで精一杯だったけど、3年生にはキャプテンを務めて、自分のことだけでなく周りを気遣う視野の広さが持ててたね。本当に主人公の成長に感動した。主人公やチームメイトの気持ちが丁寧に書かれていたので、陸上部のマネージャーのような、彼らと共にいるような感覚を味わえたよ。本当に面白かったです!

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    2025年03月22日
  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ

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    もう何度読んだか分からない。
    色々気分が落ち込んでる時、余裕がない時でも、これを読むと入り込んで時間を忘れるし、よしっていう気持ちを取り戻せる。全く色褪せない不思議な本。
    何歳になってもこの本を読み続けるんだろうな。

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    2025年02月15日
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン

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    作家の朝井リョウさんがオススメしていた本なのでワクワクして読みましたが、期待通りの素敵な本でした。

    高校3年間、陸上競技を通じて1人の青年が成長していく様子が描かれています。そこには友情や恋、家族など色んなものが絡んできますが、どれも爽やかで前向きで勇気づけられます。

    いくつになっても、自分が成長していることを感じられる喜びを大切にしたいなと思いました。

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    2025年02月11日
  • しゃべれども しゃべれども

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    登場人物
    今昔亭三つ葉
    落語家。頑固で気が短く、すぐに角の立つようなことを言ってしまう
    綾丸良
    テニスのコーチ。吃音があり、本人もコミュニケーションに悩んでいる
    十河五月
    OL。顔立ちは整っているが、つっけんどんで口調もキツいために誤解されることも多い。

    物語
    「上手に話せるように、稽古をつけてほしい」良は友人の三つ葉相談しに来た。吃音のためにスクール生と円滑なコミュニケーションが取れず悩んでいるのだ。三つ葉は会話の教室に行くように勧め、付き添いで教室に行くようになる
    ある時、寄席の席に仏頂面で座っている美人がいるのに気がつく。何とか笑わせてやる…と気になっていた矢先、会話の教室でその美人、

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    2025年01月15日
  • 一瞬の風になれ 第一部 イチニツイテ

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    なんか青春100%の小説が読みたくて…
    主人公は高校1年生、陸上部。
    中学ではサッカー部で、並みの選手だったが足は速かった。
    幼なじみは天賦の才を持ちながらやる気なし。そんな幼なじみが好きだし尊敬してるけど負けたくない…
    まさにスポーツ小説の王道。
    主人公の1人称で、サクサク読めるよ。
    3年生になった主人公がどう化けるのか、早くみたい!

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    2025年01月07日
  • 一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ

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     第2部も泣けました。一気読みでした。
     守谷先輩と走る最後のリレー。4人の息も合ってきた、その矢先、連がケガをしてしまう。いつもの連なら、そこで練習をやめそうだが、医者や先生に逆らってまで、練習を続ける。そんな連と先生とのやり取り。守谷先輩の言葉・・・。
     鳥肌が立ちました。

     新二にも大きな試練が訪れます。
     尊敬してやまない兄が、選手生命を絶たれるか否かの大きな事故に遭う。新二は、ショックのあまり、抜け殻同然になり、キャプテンでありながら、練習にも一向に顔を出さなくなってしまう。そんなとき、思いを寄せる谷口から「駅伝を見に来てほしい。」とメールが来て、応援に行くことに。そこで、連と出会

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    2024年12月22日
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン

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    最高!!大好き。
    さすが名作だ、、!!
    読むタイミングは遅かったかもしれないけど、
    この本に出会えて良かった。
    胸がギュンってなる。
    大人になった今、こんな青春はもう味わえないかもしれないけど、
    何かに頑張れなくなった時、迷った時、新しいことを始める時、この本のことを思い出すだろうな。

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    2024年12月17日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    ネタバレ

    何年か前に読んだ『一瞬の風になれ』のインパクトを思い出し、手に取った一冊。

    主人公の富山は、深夜ラジオのハガキ職人であるが、接触恐怖症に苦しみ心に大きな傷をかかえていた。
    大学を休学し、深夜のコンビニでアルバイト生活を送る。そのコンビニを舞台に、鹿沢、佐古田、永川との交流を通じて、少しずつ困難を乗り越えていく、青春ストーリー。
    私自身、深夜ラジオは聞かないが、富澤や佐古田の、そして筆者のラジオ愛が伝わってくる。
    特に印象的なのは、p261の佐古田の言葉。「中学の頃、夜中にずっと眠れなくて、電気つけて本読んでると怒られるから、イヤホンでラジオ聞いてたんだ。お笑いの深夜ラジオが好きで、ジャンピン

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    2024年10月06日
  • 一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ

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    ネタバレ

    1巻目よりも新二の口語が落ち着いて、文章がかなり読みやすく感じた!新二の語彙が少し大人になって、より丁寧な言葉で心情を描写してくれるから、情景が思い浮かんで久しぶりに本で泣いちゃった。
    特に守屋さんの引退は普通に電車で泣いた。

    健ちゃんの怪我で自分も走れなくなっちゃうのが若干同情できないけど、大事な家族が事故に遭うとそんな感じになっちゃうのかな。
    完璧だった連も試練を乗り越えて成長している姿にママ泣いちゃうよ...

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    2024年09月13日
  • しゃべれども しゃべれども

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    等身大の普通に生きてて、悩んでる、どうにか、毎日頑張ってる。そのままがきちんと表現されている。読んでいるだけで幸せな時間になれた小説です。

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    2024年08月28日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    主人公の俺、という一人称で進められる小説。久々な感じで新鮮だった。そのせいかテンポもよく、他の登場人物たちもキャラが良い。はがき職人を題材にしていて、芸人のオールナイトニッポンの話などが細かく描写されている。私自身は聞いたことがないけれど、聞いているかのように感じるリアル感が、なせる技だと思った。同じ著者で、落語をテーマにした「しゃべれどもしゃべれども」という小説もあるが、同じように、題材がリアルだった。一つの題材に対して、すごく愛を持って取材されて、本にされてるのが伝わる感じがした。それは恩田陸さんもそういう感じがするけれど、佐藤多佳子さんはまた違ったテイストだと感じる。
    また登場人物たちに

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    2024年08月18日
  • 一瞬の風になれ 第二部 ヨウイ

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    後半こうくるのか…という話の展開

    ツラくて胸がえぐられる気持ちになった
    ここから主人公がどのように向き合い
    どう成長していくのか、
    応援する気持ちを込めて最期まで見届けたい

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    2024年07月27日
  • 明るい夜に出かけて(新潮文庫)

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    大人になってからラジオをほとんど聞かないせいか、序盤のラジオの説明はあまり頭に入らず、読み進めるのに時間がかかりそうだなと思いましたが、佐古田ちゃんが出てきてから主人公がぐんぐん前に進んでいくようになって、一気に読み進められました。学校や家以外の大切な仲間やコミュニティ(本作ではバイトや、ラジオリスナーのつながり)があるって大切なことだなあと思いました。主人公の人生で最も大切な一年だろうなと、それを読むことができて温かい気持ちになりました。4人がこのあとも時々会って、ずっと仲間でいられるといいなあ。あと佐古田ちゃんの先輩がとても素敵な人でした。

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    2024年07月06日
  • しゃべれども しゃべれども

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    良い。良い。とっても良い。でこぼこちぐはくな関係が救いになる。全部が綺麗にハッピーエンドじゃ無い「現実」が優しいのがまた良い。

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    2024年06月29日
  • いつの空にも星が出ていた

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    すごくすごーく良かった…!
    野球はルールは一応分かる、誘われたらたまに球場行くぐらいの私だけど、お話に引き込まれて、熱くなって夢中で読んだよ。
    そして、どのお話にもじんわり漂う切なさに胸がぎゅーってなった。

    大洋ホエールズから横浜ベイスターズ、そしてDeNAベイスターズへ。
    それぞれの世代の横浜ファンのお話で構成されてる。
    横浜ファンじゃなくても、なんなら野球のことほぼ分からなくても楽しめると思うし、逆に普段本を読まない野球ファンもこれはのめり込んで読めるんじゃないかな。

    読み終わったらすごく野球見に行きたくなった。
    ハマスタは昔、高校野球の予選を見に行ったことがあるくらいなんだけど、

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    2024年06月09日