あらすじ
いよいよ始まる。最後の学年、最後の戦いが。100m、県2位の連と4位の俺。「問題児」でもある新入生も加わった。部長として、短距離走者として、春高初の400mリレーでのインターハイ出場を目指す。「一本、一本、走るだけだ。全力で」。最高の走りで、最高のバトンをしよう――。白熱の完結編。
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学生生活の全てを賭けていた。そんなことのひとつふたつ、ありませんでしたか?「最近あの頃みたいに熱くなってないな…」というあなたにぜひオススメしたい一冊です。きっと熱いモノがジワジワくるはず。自分もまた頑張ろうって背中を押してもらえます。
陸上競技に学生生活の全てを賭けて成長していく高校生たちを見ているうちに、思わず「あの頃」の自分を思い出す。信じあえる仲間、気になる異性、天才的な才能を持つライバル、自分の夢、挫折、諦められない情熱。なんだかもう全てがひたすらに青春!です。
学生時代に何かに打ち込んだ経験のある人なら絶対に共感してしまうはず。読後の爽やか感は120%!爽やかすぎて直視できない!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
【読んでみて】
読み終わるまでは①②③の長編で読み切れるのか心配だったが、
読んでみると、陸上を通して成長していく青春成長ストーリーでどタイプのストーリーだったので読むスピードがどんどん加速していきあっと言う間に読み切れました。
本屋大賞受賞作はホント素敵な作品が多いなと思いました。
Posted by ブクログ
主人公たちが3年生の最後のシーズンになり、インターハイを懸けてのレースシーンが臨場感たっぷりで、読んでいて熱くなった。シリーズはこれで終わりなのかな。先が気になリました。恋の行方も!
Posted by ブクログ
4継で優勝したのも感動したが、個人的には100mが仙波に追いついたのがグッときた。また、インターハイではどうなるのか、200mで連に勝てるのか気になる。
Posted by ブクログ
『一瞬の風になれ 第三部 -ドン-』を読んで、まず強く感じたのは、かけっこというシンプルな競技の中に、こんなにも色々な気持ちが詰まっているのかということだった。走ることはただ前に進むだけの動作なのに、その裏には努力、焦り、悔しさ、喜びなど、さまざまな感情が積み重なっている。
物語を読み進めるうちに、やっぱり涙が溢れた場面がいくつもあった。勝つ瞬間だけではなく、うまくいかない時間や迷いながらも走り続ける姿がとてもリアルで、胸に響いた。高校陸上部という一つの場所の中で、仲間たちはそれぞれ違う思いを抱えながらも、同じトラックを走り続けている。その姿から、強い希望を感じた。
また、この作品では人と人とのつながりの大切さも強く描かれている。仲間同士の友情はもちろん、ライバルとの関係や、支え合うチームの雰囲気がとても印象的だった。一人で走っているように見える短距離走でも、実は多くの人に支えられているのだと感じた。
さらに心に残ったのは兄弟愛である。兄の存在は主人公にとって大きな影響を与えており、その思いが走る原動力にもなっている。兄を追いかけ、乗り越えようとする気持ちは、単なる競争ではなく深い絆の表れだと思った。
この物語を通して、かけっこはただのスポーツではなく、人の成長やつながり、そして未来への希望を感じさせてくれるものだと改めて思った。高校陸上部の仲間たちが全力で走る姿は、読者にも前に進む勇気を与えてくれる作品だった。
Posted by ブクログ
全く縁がなかった陸上部の日常とは、こういうものなんだと興味深かった。才能・努力・成長などが丁寧に描かれている良作だと思う。当初は長くて読むのが疲れると思っていたが、終わってみたら、これで終わりなのか、この後のインターハイはどうなるのかと続きが読みたくなった。
本屋大賞なのが納得の作品でした。
Posted by ブクログ
青春スポーツモノは面白いな〜
登場人物の成長が見られるのワクワクするな。
佐藤さんの主人公語り口調もひたしみが湧きます。
違う作品も読むかな。
Posted by ブクログ
それぞれのキャラクターが特徴的に表現されて、自然とイメージ出来て、どっぷり陸上部の一員として本の中に入り込んでいる感覚になりました。
主人公の心の動きや、心理状態、更には心拍数が、読者である自分と共有して、競技に参加している感覚を覚えました。
最後は感動で涙が止まりませんでした。
素晴らしい本だと思います。
Posted by ブクログ
陸上のことはあまり知らなかったので面白かった
最終的にレースのことにフォーカスが当たっていたので、人間ドラマの部分はどうなったのかと想像させられるのも逆に良し
Posted by ブクログ
一部と二部から少し時間が空いてしまったけど、読み始めたら一瞬で陸上のショートスプリントの世界に戻ってこられた。
熱いけど、爽やかで瑞々しい。神谷の感性と周りの人々とそして圧巻のレース描写。
まだまだ続きを読みたい気もしたけど、三部作の最後に相応しい作品でした。
Posted by ブクログ
何回か泣きそうになった。ええ話。みん成長した。
やっぱり勝てたね。
谷口との話はどうなったよ。
総体まで出れたかな?
高校に戻るなら、みんなの応援に行くな。
絶対行く。
Posted by ブクログ
3巻とも完読
青春っていいなと感じられた
個人競技では主人公と幼なじみ連や他校のライバルとのバチバチした想い
リレーではもちろん他校との関係も素敵だが、春高の補欠含めたみんなの姿、想いが印象に残った
たった10秒にかける想いを真正面から浴びられる
怪我、スランプなど決して都合のいいようには終わらない物語
ラストのインターハイや主人公の兄はどうなったのかなど書かれていない物語が想像できる
Posted by ブクログ
朝井リョウさんがYouTubeで推してたから読んでみたけど、あっという間に読まされる本は久々だった。ページをめくるのが苦じゃなくて頭の奥で本の内容が広がっていく楽しさを思い出せた。本の中でみっちゃんの好きな曲として紹介された
「イージュ★ライダー」聴いてみたけどめっちゃいい曲だった。ありがとうみっちゃん
Posted by ブクログ
駆け抜けた!!
やっぱりこの物語大好きです!
陸上にかける思い、走ることの楽しさ、リレー競技の素晴らしさ!
どれをとっても良いのです
文字から、陸上のトラックがちゃんと思い浮かびます
位置について、このセリフで一気に集中
用意、このセリフで共に飛び出すイメージを
号砲と共に、選手と共に読むスピードも駆け出す感じ
ぶっちぎりの青春陸上の物語
長いけれど、何度でも読みたい
Posted by ブクログ
仲間と共に目標に向かって、ひたすら走って、鍛えて、その近くには好きな子がいて…
気が付いたらあっという間に3年生、そして最後のインターハイへ。
こんな高校生活送りたかったー
スタート前、ぐっと集中して、一歩目を置きに行って、そのままグッグッグッと一歩づつ加速していく…そうそう、こういう感覚。
なんて、100M走やったことないのに、自分の身体が覚えているかのような気持ちになる。正に追体験というやつ。筆者は陸上経験ないのに、取材だけでここまで伝えられる表現力が恐ろしい。
そして、高校時代にしかないだろう瑞々しい感性や感情も追体験できるのが、なんと言ってもこの本が支持されている一番の理由だろう。こんな本は滅多に出会えない。星5つでも足りない。
今年(2025)のインターハイ400×4リレー決勝に、連くんが出ていた。
多分ご両親が陸上部出身で、この本の愛読者なんだろうなぁ…と思いながら応援。
良いな、そういうの。
名前をつけたくなるくらいの本だと思う。
Posted by ブクログ
ビジネス書ばかり読んでいたのでリフレッシュに。
青春っていいな〜と感じる本。主人公と親友、ライバルとの雑味のない関係性。清々しいやりとりに、胸に清風が吹き抜ける感覚。通勤中に青春できます。
Posted by ブクログ
最後は本当に一気読み。とても面白かった。
出来ればもうちょっと先まで読みたかった。
新二くんの直向きな努力が実を結び始める。
努力を毎日継続できるのが一番の才能。
あとは怪我をしない筋肉の質はめちゃくちゃ羨ましいと思った。
学生の部活のわちゃわちゃした空気感とかも懐かしくて、羨ましかった。
もっと必死に毎日を生きたくなってくる。
根岸が関東大会で「俺は走らない」と言った場面がとても心に残った。私だったら自分が走りたいという欲に勝てないかもしれない。鍵山くんは本当にかっこいい。
「俺は、このチームが総体で優勝することを信じている。俺が入ったら、それは無理だ。でも、鍵山が完全にフィットしたら可能性がある。おまえら、誰も、そういう夢を見ねえのか?」
言葉の重みについても触れられていて、今の自分に何故かすごく刺さった。
「何か言葉を口にする前に、自分のすることをとことんまで見つめたいと思う。自分のできること、しなければならないこと。「関東へ行こう」と言った俺の言葉にカケラも嘘はなかった。だけど、全身全霊を懸けた重い言葉にならなかった。もう、こんなことはしたくない。」
Posted by ブクログ
2007年本屋大賞受賞作品
高校生の陸上青春小説
鉄板のスポーツもの!期待通りの展開で大満足
第三部 ドン
いよいよ最終学年です
新入生の鍵山がリレーメンバに加わります。
人間として成長してきた新二。連も変わってきます。
新二の言葉、想いが刺さります。
「自分が何か言うことで、何かを変えらえると信じている。」
「人生は、世界は、リレーそのものだな。バトンを渡して、人とつながっていける。一人だけではできない」
また、故障から復活した鍵山を関東大会のメンバにするかの話し合いもぐっと来ました。
根岸の言葉が刺さります。
自分だって走りたいと思うのに..
ビジョンが人を動かすんですね。
100M決勝
新二のレース前、レース中の心情、状況がまさに自分がその場にいるような臨場感
アスリートってそういう思い、感覚を受けているんですね。
そして、いよいよ400Mリレーの決勝
これは、しびれた
ぐぐっと力が入りました。
大満足の青春小説でした。
お勧めです
Posted by ブクログ
『一瞬の風になれ 第3部 ドン』
春野台高校陸上部部長・神谷新二。
いよいよ最終学年。
最後の闘いが始まる。
幼馴染・連とともに。
100m、200m、マイルリレー、4継リレー。
4継リレーは、『問題児』新入生・鍵山の登場で、チームが…
インターハイ出場なるのか…
最終学年となり、スプリンターとしてさらなる成長を見せる新二。
新二の成長とともに、天性のスプリンター・連も変わっていく。
部長として、『問題児』鍵山をチームに馴染ませようとする新二。人間としても成長していく。
どんどん強くなる春野台高校4継チーム。
そんなチームをサポートする根岸にも頭が下がる。
自らの夢をチームに託して。
結果は予想通り。
もっと見ていたい新二が走る姿を。
インターハイで走る姿を。
全日本で走る姿を。
オリンピックで走る姿を。
健一の復活も見たかったな。
でも陸上でトップを取るって、ほんとに大変なんだと。
オリンピックに出ることがいかに大変なことかと。
思い知らされた。
Posted by ブクログ
私は中高帰宅部だった。だから青春の一ページ、いや何ページもに渡る濃密な青春の記憶を追体験させてもらえた気がする。作者の佐藤さんは、てっきり陸部出身なのかなも思っていたんだけど、四年に渡って実際に神奈川の高校に足を運んで取材したんだね。当時のコーチと分からないところはメールで聞いて、ということを繰り返してたんだって。
団体競技で心が一つになる瞬間を見させてもらいました。まるで目の前で。個人競技の方が好きな私だけど、なんだか団体競技やりたくなってきちゃった。これから電車とかでユニフォーム来た学生見たら、見る目変わると思います。この人たちも闘ってるんだな〜って。
さわやかな気分になりたい方におすすめです!
Posted by ブクログ
ザ・青春!という感じの陸上小説。
主人公視点で物語が進み、大会での心境などがリアルに描かれていてドキドキを楽しみながら読んだ。
最後、南関東大会での連と新二の200mレースの前で物語は終わったけど、これからも1本1本を大切に走り続けていくことがわかる、いいラストだった。
怪我やうまく力を出せなかったりしたことをうまく乗り越えていく登場人物たちの前向きさ、精神の健全さが素晴らしかった。
Posted by ブクログ
完読!バチバチの青春スポコンサクセスストーリーでした!!
勉強も運動も習い事も何もかもそうですが、もう少し精神状態が大人だったらもっと楽しめたのにとか、もっと一生懸命やったのにとか、もっと上手くできたのにとか‥後悔って後から沸々と出てくるものですよね。特に高校生なんて、色んな誘惑に惑わされて一つになんて集中できるわけないっすよね!でも世の中には全てを押し潰して集中できる人がいて、そんな人を本当に心から尊敬しますわ。私にはできなかったからこそね。
こちらの作品、ストーリー構成は素晴らしく、登場人物の個性も凄く伝わってきて入り込みやすかったです。話の中で奥田民生の『イージュー⭐︎ライダー』が出てくるのですが、色んな思いが込み上げてきて、改めて良い歌だなぁと、青春だなぁと思った次第です。
ただ、伏線回収じゃないですが広げた風呂敷の中に細やかにその後どうなった的な欲しいお話が沢山あったんですよ!ちょっとぶった斬り過ぎじゃないですかね??長編なのにそこのお話がなかったので評価は厳しめです。もっと欲しかったー。でも、楽しい読書でした♪
Posted by ブクログ
スタートの緊張感、バトンパスの刹那、仲間への信頼と焦り——全てが頂点に達する最終巻。勝負の重さと清々しさを同時に描ききり、「走る」という行為が人生そのものの比喩に変わる。新二と連、それぞれの成長が交差し、青春の終わりと始まりが鮮やかに焼きつく。読後に静かな余韻と、胸の奥に熱が残る名ラスト。
Posted by ブクログ
短距離走は、速く走るというシンプルな本質の裏に、努力や技術が数秒間のレースに凝縮されている。単純明快で奥深いスポーツであると思った。本番で、高まる緊張感の中スタート位置につき、目の前の自分のための光る走路を誰よりも速く駆け抜ける。読んでいて良い光景だろうなと感じた。そこに、リレーで連携力や責任感や絆が追加されると尚更面白いと思う。
私はずっとチームスポーツをしてきたので、短距離走選手達の青春は全然違って面白かった。
ただ、好みのジャンルでないので途中で飽きることが多々あった。
Posted by ブクログ
部活動の魅力を適切な表現で分かりやすく伝えてくれる本。陸上という個人スポーツならではの、技術的な試行錯誤やスランプ、また人間関係の様子含め競技への向き合い方をリアルに描いているのが良い。
Posted by ブクログ
「俺は不言実行のコーチだからな。ハッタリはかまさんよ」
三輪先生は俺の頭をハタきながら、そんなことを言う。
「実行するのは選手だ。コーチが不言でどうする? そんなコーチはいらんだろう」
大塚先生がイライラしたような口調で言った。三輪先生は笑っている。
「何が不言実行だ。いつも適当な目標をぺらぺら言って、ろくにクリアしたことないじゃねえか」
「そりゃ、選手時代の、高校の時の話でしょう、先生」
「指導者になって変わったか?」
「そりゃ違いますよ! 自分のことはいいですけど、生徒は傷つけたくないですよ。適当なことなんか言いませんって」
「高い目標を立ててやれ。引っ張り上げてやれ。尻を押してやれ。それが指導者だ。不可能を可能にしてやれ。夢を持て。おまえが一番大きな夢を持て」
大塚先生は厳しい口調で静かに言った。くぼんだ目が三輪先生に食いつきそうにギラギラ光っている。
夢は各自が持てーーというのが三輪先生の持論だった。自分から強く望まなければ絶対に実現しないからと。だから、先生の言葉には本当にびっくりした。
「やったなあ…」
根岸は低くつぶやいた。
「見たか? おまえ、蓮が思い切り出たぞ」
根岸は泣きそうな顔をしていた。
「俺ん時はな、あれができなかったんだよ。蓮は俺を待ってて、すげえゆっくり出てくれたんだ。そんなの4継じゃねえんだよ。やっと本物になった」
「ああ、そうだな」
俺はうなずいた。総体優勝云々より、何より根岸が望んでいたことなのかもしれない。蓮がリミッターをはずし、持てる力のすべてを出すこと。4継のメンバー全員がMAXの力で走れること。それが根岸の夢だ。
Posted by ブクログ
巧い小説、というよりまさに走る小説、だったと思う。レース前、レース中の描写は毎回心拍数が爆上がりするほど鮮明。陸上には全然興味ないし詳しくもなかったけど、わたしはこの小説で間違いなく背中を押された。なにかに挑戦しようとするときに、かならず新一の心の声がする。