【感想・ネタバレ】一瞬の風になれ 第三部 ドンのレビュー

あらすじ

いよいよ始まる。最後の学年、最後の戦いが。100m、県2位の連と4位の俺。「問題児」でもある新入生も加わった。部長として、短距離走者として、春高初の400mリレーでのインターハイ出場を目指す。「一本、一本、走るだけだ。全力で」。最高の走りで、最高のバトンをしよう――。白熱の完結編。

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学生生活の全てを賭けていた。そんなことのひとつふたつ、ありませんでしたか?「最近あの頃みたいに熱くなってないな…」というあなたにぜひオススメしたい一冊です。きっと熱いモノがジワジワくるはず。自分もまた頑張ろうって背中を押してもらえます。
陸上競技に学生生活の全てを賭けて成長していく高校生たちを見ているうちに、思わず「あの頃」の自分を思い出す。信じあえる仲間、気になる異性、天才的な才能を持つライバル、自分の夢、挫折、諦められない情熱。なんだかもう全てがひたすらに青春!です。
学生時代に何かに打ち込んだ経験のある人なら絶対に共感してしまうはず。読後の爽やか感は120%!爽やかすぎて直視できない!

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Posted by ブクログ

【読んでみて】
読み終わるまでは①②③の長編で読み切れるのか心配だったが、
読んでみると、陸上を通して成長していく青春成長ストーリーでどタイプのストーリーだったので読むスピードがどんどん加速していきあっと言う間に読み切れました。

本屋大賞受賞作はホント素敵な作品が多いなと思いました。

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

一部と二部から少し時間が空いてしまったけど、読み始めたら一瞬で陸上のショートスプリントの世界に戻ってこられた。
熱いけど、爽やかで瑞々しい。神谷の感性と周りの人々とそして圧巻のレース描写。
まだまだ続きを読みたい気もしたけど、三部作の最後に相応しい作品でした。

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

一部から三部へと、正に走っているかのように加速度的に面白くなり、最後は一気に駆け抜けました。心地よい感動がありました。

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2025年11月20日

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何回か泣きそうになった。ええ話。みん成長した。
やっぱり勝てたね。

谷口との話はどうなったよ。
総体まで出れたかな?
高校に戻るなら、みんなの応援に行くな。
絶対行く。

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2025年11月18日

Posted by ブクログ

3巻とも完読

青春っていいなと感じられた

個人競技では主人公と幼なじみ連や他校のライバルとのバチバチした想い
リレーではもちろん他校との関係も素敵だが、春高の補欠含めたみんなの姿、想いが印象に残った

たった10秒にかける想いを真正面から浴びられる

怪我、スランプなど決して都合のいいようには終わらない物語

ラストのインターハイや主人公の兄はどうなったのかなど書かれていない物語が想像できる

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2025年11月11日

Posted by ブクログ

朝井リョウさんがYouTubeで推してたから読んでみたけど、あっという間に読まされる本は久々だった。ページをめくるのが苦じゃなくて頭の奥で本の内容が広がっていく楽しさを思い出せた。本の中でみっちゃんの好きな曲として紹介された
「イージュ★ライダー」聴いてみたけどめっちゃいい曲だった。ありがとうみっちゃん

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2025年10月25日

Posted by ブクログ

駆け抜けた!!

やっぱりこの物語大好きです!
陸上にかける思い、走ることの楽しさ、リレー競技の素晴らしさ!
どれをとっても良いのです

文字から、陸上のトラックがちゃんと思い浮かびます
位置について、このセリフで一気に集中
用意、このセリフで共に飛び出すイメージを
号砲と共に、選手と共に読むスピードも駆け出す感じ

ぶっちぎりの青春陸上の物語
長いけれど、何度でも読みたい

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2025年09月19日

Posted by ブクログ

高校の陸上部が舞台の青春物語。
ケガ、人間関係、恋愛など、様々な困難にぶつかりながら強くなっていく。
それらを乗り超えての、最後の100mや4継はまるで競技場で応援しているかのように熱くなりました!
一つことに没頭して取り組む姿が素敵です★

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

仲間と共に目標に向かって、ひたすら走って、鍛えて、その近くには好きな子がいて…
気が付いたらあっという間に3年生、そして最後のインターハイへ。
こんな高校生活送りたかったー

スタート前、ぐっと集中して、一歩目を置きに行って、そのままグッグッグッと一歩づつ加速していく…そうそう、こういう感覚。
なんて、100M走やったことないのに、自分の身体が覚えているかのような気持ちになる。正に追体験というやつ。筆者は陸上経験ないのに、取材だけでここまで伝えられる表現力が恐ろしい。

そして、高校時代にしかないだろう瑞々しい感性や感情も追体験できるのが、なんと言ってもこの本が支持されている一番の理由だろう。こんな本は滅多に出会えない。星5つでも足りない。

今年(2025)のインターハイ400×4リレー決勝に、連くんが出ていた。
多分ご両親が陸上部出身で、この本の愛読者なんだろうなぁ…と思いながら応援。
良いな、そういうの。

名前をつけたくなるくらいの本だと思う。

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2025年08月13日

Posted by ブクログ

読み終えると、第一部から第三部まで共に走り一緒にゴールテープを切ったかのような爽快感に包まれた。とても清々しく気持ちがいいのに、これからまたレースが始まるようなワクワク感もある。2人の「かけっこ」はこれからも続き、どこまでも高め合っていくのだと思うと、その姿を見届けたい気持ちと見届けなくても2人の成長を確信できる気持ちが半分ずつ。
自分もまた何かに夢中になって努力していきたいという気持ちになった。

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2025年04月09日

Posted by ブクログ

あー!ここで終わりかー!くー!!
という読後感。関東大会はじわっと涙をためつつ読みきった。まだまだ先は続くんだね…
3巻かけて、主人公の高校3年間をじっくり楽しめた。一年生で陸上を始め、最初は自分のことで精一杯だったけど、3年生にはキャプテンを務めて、自分のことだけでなく周りを気遣う視野の広さが持ててたね。本当に主人公の成長に感動した。主人公やチームメイトの気持ちが丁寧に書かれていたので、陸上部のマネージャーのような、彼らと共にいるような感覚を味わえたよ。本当に面白かったです!

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2025年03月22日

Posted by ブクログ

作家の朝井リョウさんがオススメしていた本なのでワクワクして読みましたが、期待通りの素敵な本でした。

高校3年間、陸上競技を通じて1人の青年が成長していく様子が描かれています。そこには友情や恋、家族など色んなものが絡んできますが、どれも爽やかで前向きで勇気づけられます。

いくつになっても、自分が成長していることを感じられる喜びを大切にしたいなと思いました。

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2025年02月11日

Posted by ブクログ

最高!!大好き。
さすが名作だ、、!!
読むタイミングは遅かったかもしれないけど、
この本に出会えて良かった。
胸がギュンってなる。
大人になった今、こんな青春はもう味わえないかもしれないけど、
何かに頑張れなくなった時、迷った時、新しいことを始める時、この本のことを思い出すだろうな。

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2024年12月17日

Posted by ブクログ

陸上の短距離競技の青春物語

いやぁー、爽やかな王道青春スポーツものでしたねぇ

サッカーからの転向組だけど、短距離の適正はあったとか
サッカーで活躍する兄への尊敬や憧れだけでなくコンプレックスもあるところとか
同じく短距離でも連にも同じように憧れとコンプレックス、そしてこっちは同級生でもあり、相手が練習嫌いだったり気まぐれだったりするので、若干の苛立ちもあるところとか
そして、ライバルであると共に、400mリレー(4継)ではチームメイトであるというね
一粒でいくつの味を楽しめるのかというくらいに様々な青春要素が詰まってるなぁ
淡い恋心も程よい

競技の初心者から始まり、進級して後輩もでき、さらに最終学年へと経る中での壁やアクシデント、そして成長の数々
神谷新二の性格とかモロに主人公って感じだし、努力型というのもあって、読んでいてその成長に納得感がある
一ノ瀬連も天性の才能の無駄遣いのような振る舞いも見られるけど、時には仲間のための行動を取ったりと、精神的な成長も見られるんだよなぁ
凡人からしたら共感はしにくいけど、憎めない性格をしている



陸上の、さらに走る競技の練習の地味さと辛さはやってみなくともわかるので、まったくやってみようという気が起こらない
タイムが何秒縮んだとか、0点何秒だとか言われても、「自転車や車のほうが早いよ?」と思ってしまうくらいに無粋な私
でも、こんな描かれ方をすると、やってみようとまでは思わないけど、多少の理解はできる
多分、私には見えていない景色が見えているのでしょうねぇ


新二も最後まで苦手というか上手ではなかった、予選で「流す」という事
「流す」というのがいまいちよくわからないのだけれど
流す事でそんなに疲労度が変わるのか?
まぁ、肉体の限界に挑戦しているようなものなので、素人目にはほんの僅かに思えるようなところで消耗度が違うのかもしれない


あと、みっちゃんはいい指導者だよな
強制しないし、自主性を重視しているようなんだけど、しっかりと方向性は示してて
意欲のある子にはそれなりの対応をするというね

自らの失敗の経験から、教え子には同じ思いをして欲しくないという気持ちなんだろうな
でも、それを押し付けない
まさに指導者の鏡ですね

まぁ、部内恋愛禁止についても、俺が見たくないという冗談のような理由だけでなく、部内の人間関係の事も考えての事なのかもしれない
その辺は新二なら大丈夫だと思っているから、公然の秘密状態でも何も言わないのでしょうし



総じて、陸上競技というものの理解が深まったし
その魅力についてもちょっとはわかったかもしれない

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2024年12月02日

Posted by ブクログ

部活をやってた人間なら絶対共感できるポイントがたくさんある。学生時代を思い出す青春スポーツ小説。まさに青春ど真ん中!な話。主人公が努力家で好感がもてるし、他のみんなも全員好き!読んでてうるっとくる場面がたくさんある。劇的な場面でなくても、ただのモノローグだけでも、あのころの気持ちを思い出して、じんとさせられる。私は主人公の口語体は読みやすかった。陸上についてはミリしらでしたが、サクサク読めました。

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2023年10月05日

Posted by ブクログ

高校3年生になった蓮と新二は最後の総体で大きな成長をし、本当に早くなった。
爽やかな風が駆け抜けていくような爽快感を味わえるラストだった。

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2025年03月29日

Posted by ブクログ

私は中高帰宅部だった。だから青春の一ページ、いや何ページもに渡る濃密な青春の記憶を追体験させてもらえた気がする。作者の佐藤さんは、てっきり陸部出身なのかなも思っていたんだけど、四年に渡って実際に神奈川の高校に足を運んで取材したんだね。当時のコーチと分からないところはメールで聞いて、ということを繰り返してたんだって。
団体競技で心が一つになる瞬間を見させてもらいました。まるで目の前で。個人競技の方が好きな私だけど、なんだか団体競技やりたくなってきちゃった。これから電車とかでユニフォーム来た学生見たら、見る目変わると思います。この人たちも闘ってるんだな〜って。
さわやかな気分になりたい方におすすめです!

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ザ・青春!という感じの陸上小説。
主人公視点で物語が進み、大会での心境などがリアルに描かれていてドキドキを楽しみながら読んだ。
最後、南関東大会での連と新二の200mレースの前で物語は終わったけど、これからも1本1本を大切に走り続けていくことがわかる、いいラストだった。
怪我やうまく力を出せなかったりしたことをうまく乗り越えていく登場人物たちの前向きさ、精神の健全さが素晴らしかった。

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

完読!バチバチの青春スポコンサクセスストーリーでした!!
勉強も運動も習い事も何もかもそうですが、もう少し精神状態が大人だったらもっと楽しめたのにとか、もっと一生懸命やったのにとか、もっと上手くできたのにとか‥後悔って後から沸々と出てくるものですよね。特に高校生なんて、色んな誘惑に惑わされて一つになんて集中できるわけないっすよね!でも世の中には全てを押し潰して集中できる人がいて、そんな人を本当に心から尊敬しますわ。私にはできなかったからこそね。
こちらの作品、ストーリー構成は素晴らしく、登場人物の個性も凄く伝わってきて入り込みやすかったです。話の中で奥田民生の『イージュー⭐︎ライダー』が出てくるのですが、色んな思いが込み上げてきて、改めて良い歌だなぁと、青春だなぁと思った次第です。
ただ、伏線回収じゃないですが広げた風呂敷の中に細やかにその後どうなった的な欲しいお話が沢山あったんですよ!ちょっとぶった斬り過ぎじゃないですかね??長編なのにそこのお話がなかったので評価は厳しめです。もっと欲しかったー。でも、楽しい読書でした♪

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2025年10月30日

Posted by ブクログ

スタートの緊張感、バトンパスの刹那、仲間への信頼と焦り——全てが頂点に達する最終巻。勝負の重さと清々しさを同時に描ききり、「走る」という行為が人生そのものの比喩に変わる。新二と連、それぞれの成長が交差し、青春の終わりと始まりが鮮やかに焼きつく。読後に静かな余韻と、胸の奥に熱が残る名ラスト。

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

短距離走は、速く走るというシンプルな本質の裏に、努力や技術が数秒間のレースに凝縮されている。単純明快で奥深いスポーツであると思った。本番で、高まる緊張感の中スタート位置につき、目の前の自分のための光る走路を誰よりも速く駆け抜ける。読んでいて良い光景だろうなと感じた。そこに、リレーで連携力や責任感や絆が追加されると尚更面白いと思う。
私はずっとチームスポーツをしてきたので、短距離走選手達の青春は全然違って面白かった。
ただ、好みのジャンルでないので途中で飽きることが多々あった。

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

部活動の魅力を適切な表現で分かりやすく伝えてくれる本。陸上という個人スポーツならではの、技術的な試行錯誤やスランプ、また人間関係の様子含め競技への向き合い方をリアルに描いているのが良い。

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2025年09月12日

Posted by ブクログ

走り出したくなるような疾走感、仲間の想い、青春、スポ根好きにはハマる一冊で、爽やかな気持ちになれた。

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

一瞬の風になれ
2025.08.05

初めは軽い気持ちで初め、そこまで強い想いを持っていなかった主人公は最後には一変し、走ることに対する強い想いと愛情を感じるまで成長した。

私もほとんど同じで、中学ではじめた頃と高校で終えた頃ではものすごく変わったと思う。陸上を通して苦労、努力、継続、緊張、衝撃、喜び、協力、リーダーシップ、応援、精神力、我慢、愛情、スケジュール力、体調管理、栄養、ケガとケア、病院の選び方などありとあらゆる感情や人生の糧となるような経験をできた。
ぜひ陸上に興味を持った人はやってほしいが、自分との戦いがメインなので中途半端な気持ちではうまくいかない。

などといった過去の記憶が読んでいて一気に蘇ってきた。素敵な時間をありがとう、陸上。

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2025年08月05日

Posted by ブクログ

自分も大会に出たいはずなのに、チームの未来のためにリレーに出ないという冷静な決断ができる根岸に尊敬の念を覚えた。

よかった!!!

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2025年08月01日

Posted by ブクログ

 陸上部高校生の成長が読んでいて楽しかった。兄の怪我、友人の敗退をバネに地区から県、県から南関東へとどんどん上に行く新二の心の中が細かく描かれていた。

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2025年03月10日

Posted by ブクログ

努力して成長して自信をつけてまた次の努力に繋げる主人公からもらえるパワーとか、家族に応援してもらえる嬉しい気持ちとか、レース前の半端じゃない緊張感、レース中の手に汗握る感じ、ゴール後の爽快感とか、いろいろ読み応えがあった。

一番印象的だったのは、チームの仲間と目標や気持ちが一つになって競技の練度が研ぎ澄まされて足し算を超える強さを生み出す様。
自分も中学から大学まで部活動をやっていたけど、ここまで仲間と一体になって、長所を伸ばしあって短所を補いあう経験はできてなかったなと思い返した。仲間がどうしたいかとか、いまみんなの力を最大化できる目標設定は何かとか、ここまで考えてなかったなと。
こういう経験を青春時代に得ることができるって素晴らしいなと思った。

ストーリーはシンプルかつ純粋で、伏線回収とかそういうのはない。それなのに、仲間やライバルや自分に対する気持ちの描き方とか、身体感覚をイメージさせる力とか、競技の景色のリアルな描写とかで、こんなにも引き込まれる小説の凄さを感じた。

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2024年12月18日

Posted by ブクログ

全3巻の最終巻
1巻の感想で、スポーツ要素が低いと書いてすいませんでした。3巻は怒涛の競技会ラッシュ。少年ジャンプのバトル物読んでる気分でした。3巻単独でも400ページ超えの長編ですがあっという間に読み終わります。

終わり方も少し唐突で、この辺も打ち切りが決まったジャンプのマンガみたいでした。
活もの、群像劇としてはリレーは盛り上がりますし、ハイライトとして異存はないのですが、連との直接対決はどうなったのとか、全国(インハイ)ではどうなのとか、その後兄は?とか、谷口さんとはキスぐらいしたのとか色々気になることは残されています。
せめてネギと明日香がどうなったかだけ知りたかったですね。

個人的にはみっちゃん(三輪先生)が気に入りました。
スポーツでも音楽でも勉強でも構いませんが、正しく導いてくれる人って重要ですね。

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2024年04月22日

Posted by ブクログ

2025年、織田裕二さんが最後のキャスターを務めた世界陸上が閉幕した。そんな中で読み終えた本作品。
高校3年間を陸上に捧げた青春物語。毎日努力を重ねている陸上部のメンバーが、走るシーンになるとケガをしてしまわないかとハラハラしながら読んだ。読み終えても、続編に期待してしまった。陸上の描写はマンネリ感が否めなかた。

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

あの時代のあの空気感をひたすら等身大の目線で描き抜いた作品。時間の流れでそんな作風の貴重さが増していく感あり。

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2025年01月14日

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