あらすじ
国分太一主演映画の原作小説を勝田文がコミック化! クソ真面目な落語家がナゼか落語教室を始めることに…だが生徒は厄介者だらけで!? 作画:勝田文 原作:佐藤多佳子『しゃべれども しゃべれども』(新潮文庫刊)
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Posted by ブクログ
『本自体が放つ品格』
大好きな、大好きな小説の漫画版です。
書店でこのコミックを見つけたときに「なんと無謀なことを」と
斜に構えていたはずなのに、
どうも本自体が放つ品格が気になってレジへ。
結論として、ジーンとしてしまいました。
軽いタッチの絵柄ですが、原作への敬意と自己表現のせめぎ合いが
全ページから感じ取れて、思わず背筋が伸びます。
勝田文は未知の作家でしたが、良い。
不明を恥じつつ作品を追いかけてみます。
もちろんこの後、原作も再読しました。
やはり良い。
何度読んでも薄れることがありません。
良い本との出会いはそれだけで財産ですね。
Posted by ブクログ
小説、映画に続いて、漫画版を読みました。
すごく良かったです!!
イメージにぴったりな絵に、長い小説なのに上手くまとめられてて、夢中で読めます。
キャラクター全員が好きで、微笑ましく読める。
でも、最後の方の十河と三つ葉のシーン・台詞は、やっぱり泣ける。
何回読んでも、この場面に来ると涙が出てしまう。
そして、最後まで読み終えて、やっぱり笑顔になれる(*^_^*)
そんな、素敵なお話です。
ほおずき市と、落語を見に行きたくなります。
着物を着こんで。
Posted by ブクログ
原作を先に読んでいるので、勝手に脳内で補強しているかもしれないが…
マンガはかなりバッサリと短縮している部分があるので、いきなりマンガから入る人にはちょっとサクサクし過ぎている様に見えるんではないかと思ったりしつつ。
勝田文好きだーーー!
特に、今回のキャラクターはみんなビジュアル的に大好き。
三つ葉みたいなタイプの絵が主人公なのは珍しいよね?
原作の雰囲気は全く壊れてなくて、原作は色々と話が広がりすぎてというか、生徒達のそれぞれの心象について丁寧に扱おうとして、かえって全体のバランスが悪くなった気がするので、三つ葉と十河に焦点があってるマンガ版のほうが二人の話としてまとまり良くなった気がする。
(原作は恋愛要素いらんとおもったけど、マンガ版はそれが良い)
Posted by ブクログ
映画の原作を漫画化した作品。
こちらのほうが、原作に忠実に作られています。まあ、漫画をそのまま映画にしたらとんでもなく長くなりそうやし(汗)
映画が始まる前に読んだんやけど、キャラクターそれぞれの特徴を捉えていて、頭の中で変換しながら読むのが楽しかったです。
浅草のほおずき市行ってみたいなぁ…。
Posted by ブクログ
うまくしゃべれなくてそれぞれ上手くいかない人々、でも本当は喋れることが大事なんかじゃない。
しゃべれどもしゃべれども。いくら言葉を重ねたってそこの気持ちがなければ伝わらないのだよなぁ〜としゃべりすぎて後悔するタイプの私は思ってしまった。
これを読んで原作が読みたくなって買ってしまいました♪
その小説を読むと、うまーく原作のテイストをちりばめてまとめてらっしゃるな〜。
原作ファンの方もイメージを崩されるなんてことはないと思います。
Posted by ブクログ
再読
職場もの青春もの恋愛ものなど
それぞれの要素を適度に配分してしつこくない出来栄え
うまい塩梅のさじ加減に感心
2009/9/12
マンガとしてはメリハリ不足ながら
難しい題材を原作の話の運びを上手く活かして仕上がった佳作
絵も良いけれどももうひとつ押しに欠ける
隔靴掻痒
Posted by ブクログ
原作エピソードを選びテーマもぶれずちゃんと笑えるコミカライズのお手本みたいな作品、作家の和風資質が原作に合う。みつ葉の頑固さ十河の可愛さ、ほっこり泣けてラスト熱いお茶がもう一杯こわい…
Posted by ブクログ
勝田文さんが好きなので買ってみたら映画よりずっと素敵に仕上がっていました!映画も国分さんの落語がうまかったから面白かったですけどストーリーがちょっとなぁ・・・.小説読んでいないので読んでみたいです.
Posted by ブクログ
真打ち前の落語家とそこに縁あって集う、悩み多き大人と子供の落語教室の話。
それぞれの人生が、落語での話ぶりに表現される。
プロ野球選手、イジメられっ子、吃音に悩むテニスコーチ、演劇出身で自分に自信の持てないOL。
その生徒たちを破天荒ながら、人間らしい指導をする落語家が面白い。
ここまで現実感がある本も面白いと感じた。