北方謙三のレビュー一覧

  • 雨は心だけ濡らす

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    意外とあっさりしていた。
    北方さんのハードボイルドな作品は主人公が男か女かで物語の印象や後味も大分変わってくる(気がする)。主観が男性的か女性的かで感情移入にも差異が出る。結構それは重要で、その違いが作品にはっきり表れている(気がする)。

    作の主人公はド派手にカーチェイスはするわ、暴力にも屈しないわの男勝りな女。でも味としてはどうしても薄口。北方作品はあっさりより男臭いくらいコッテリとした方が好き。
    主人公が女性だから悪いというわけではないが、なんとなくスッキリしないというか「おぉ!」という高揚感は前回読んだ北方作品に比べれば弱かった。個人的に。

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    2012年01月25日
  • 楊令伝 六 徂征の章

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    物語の継ぎ目となる章です。漢達の移ろう日々をたんねんに描写しています。聞煥章の夢とそのどうしようもないあがきが心に残りました。そして主人公の楊令がかいま見せ始める儚さも。

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    2011年12月04日
  • 楊令伝 六 徂征の章

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    5巻までと比べれば、動きがない章である。
    ここで打った布石が次巻以降で活きてくるのか?
    来月が楽しみである。

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    2011年11月21日
  • 楊家将(ようかしょう)(下)

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    中国では、水滸伝、三国志と並ぶといわれる有名なお話。
    確かに中国人に聞いてみたら全員知っていた。
    日本でいえば、口頭で伝わった水戸黄門みたいなものだとのこと。
    勢いだけで駆け抜けるような小説だった。

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    2015年07月14日
  • 楊家将(ようかしょう)(上)

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    読みやすい。
    つるっと読める。
    これがハードボイルド時代小説かと。
    当時の中国の時代背景等全然勉強にできないが(宮城谷の本は大分勉強になる)まさに大衆娯楽小説といった感だ。
    かっこいい男が書きたいんだ!という意思がびんびん伝わってくる。
    なんだか、息抜きにいい気はするので、下巻もつるっと読み進めてみる。

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    2015年07月14日
  • 楊令伝 五 猩紅の章

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    この巻の主役は何といっても趙仁(呉用)。
    前巻からの流れで死亡フラグ立ちまくってたと思ったら無事救出。
    ただ、官軍vs梁山泊の戦いに突入する次巻への期待を込めて評価は低め。

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    2011年11月03日
  • 楊令伝 五 猩紅の章

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    この巻では梁山泊の場面が少なくちょっと物足りなかった。
    信者の楯に使う戦い方は読んでて嫌な気分になる。
    物語の流れの上で重要な場面ではあっただろうけど、早く颯爽とした漢達の闘いを読みたいな。

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    2011年10月28日
  • 楊令伝 五 猩紅の章

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    南の宗教騒乱は70万人もの犠牲者を伴う酸鼻を極めた戦いの末、禁軍の勝利となる。その間梁山泊軍は一州に相当する地域を制圧し新たな国の形を模索しはじめる。智多星・呉用の”あがき”が心に残る第5巻です。

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    2011年10月27日
  • 楊令伝 五 猩紅の章

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    ネタバレ

    方臘の乱ついに決着!ということで…。

    もう、どんどん死んでいって、どんどん新しい人たちが出てきてそれを追うのにちょっと疲れてしまった。

    あと、方臘の軍の人たちが当初に比べて相当かっこ良く描かれだしているので、ちょっと自分の中での各人の設定がぶれてしまう。

    色々、思うところがあったが、この巻は何といっても趙仁(呉用)。

    水滸伝の時から嫌われ者の呉用が好きだったので、大活躍を読めて非常に良かった。

    あとがきがプロ野球選手の小久保だったのにはちょっと笑ってしまったがw

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    2011年10月23日
  • 杖下に死す

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    異変が伝えられたのは、19日の早朝だった。
    仙蔵は、すでに出かけていた。伝えてきたのは、仙蔵が連れていった板場の若いものである。
    「そうか」
    ほかに言葉はなかった。
    利之は部屋に戻った。お勢が、火鉢に炭を足していた。
    「洗心洞から、隣の屋敷に大砲が撃ち込まれたそうだ。それから外へ出たらしい。門弟数十人。それが、次第に増えているという」
    「どういうことでございます、それは?」
    「つまり洗心洞の叛乱に加わろうと、人が集まり始めているということだ」
    叛乱という言葉に、お勢は息を呑んだ。言った利之も、背筋が寒くなるような心地がした。
    「洗心洞の建物は燃えている」
    「まあ」
    「洗心洞から出た連中は、救民

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    2011年10月17日
  • 楊令伝 二 辺烽の章

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    この巻では、主要な登場人物が出揃う。子午山はいい。
    この長い物語の第二の聖地と言えるだろう。
    この後も、子午山がどのように使われるのか興味深い。

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    2011年10月13日
  • 楊令伝 四 雷霆の章

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    ネタバレ

    北と南で戦争が始まる。
    といっても、梁山泊が戦をするわけではなく、
    北は宋vs燕(新遼)、南は宋vs方臘。
    まだまだ序盤、戦はあれど粛々と物語は進む・・

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    2011年10月13日
  • 楊令伝 一 玄旗の章

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    水滸伝の凄さをどんな形で継承・展開するのか?
    それが、この作品に対する俺なりの期待だ。
    壮大な交響曲の第一楽章プロローグという感じの第一巻だった。
    単行本でこの作品についての書評等はある程度知っている。
    が、何か違うのではないかといつも思っていた。
    さて、この物語の終わりにどんな感想を持つのか今から楽しみでならない。

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    2011年08月28日
  • 楊令伝 一 玄旗の章

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    北方水滸伝読まずにこれから入るのは、かなりの冒険。しかし、登場人物の予備知識なしに、最初の相関図的なページに戻りながら読み進めるのはちと難儀ではある。

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    2014年01月04日
  • 楊令伝 二 辺烽の章

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    ネタバレ

    北方水滸伝を読んでないと面白くないかも。(私は大好きなので楽しめましたが・・・)

    史実がどうだったかなぁと中国の歴史が読み返したくなりました。

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    2011年07月23日
  • 絶海にあらず(下)

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    ネタバレ

    主人公純友は最後までこれといったピンチを迎えることなく、
    失った幹部も一人。
    結局楽々勝ってしまった。

    主人公が困ることがない展開は、読んでてストレスたまらないのはいいが、
    やっぱり盛り上がりに欠ける。

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    2011年06月13日
  • 絶海にあらず(上)

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    北方謙三は南北朝シリーズ全部と楊家将を読んだ。
    覇王の秋を除いて全部星4つ以上の良作。

    これも他のと同様、
    歴史ものゆえ堅苦しいけど爽やか、みたいな文体で読みやすい。
    が、この上巻ではまだピンチが全くないので
    本引きちぎるんかというくらい力入って読む場面はまだ無し。
    下巻に期待。

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    2011年06月11日
  • 草莽枯れ行く

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    ネタバレ

    幕末の赤報隊のお話。
    明治維新に向かうなか、幕府側の物語。
    やはり根底にあるのは滅びの美学。
    己の信ずるところ、命をかける話。
    この前後、るろうに剣心を読んでいたこともあり、
    時代背景的に感情移入しやすかった。

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    2011年06月01日
  • 絶海にあらず(下)

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    瀬戸内の海賊となって乱をおこした藤原純友の事蹟を描く。
    同時期に乱を起こした平将門に比してやや知名度はおちるが、当時の政治の中心の藤原一門からなぜ、反乱がと不思議に思っていた。
    著者は、純友をものに捕われない自由な心の持ち主として、その勇躍する姿を描いている。同著者の「破軍の星」では、清冽なる天皇中心の人民国家のあり方を主人公は追い求めていたが、本作品では、海の自由を求めて純友は戦っている。高麗などとの海外の交易を独占しようとして、海に生きる民を抑圧する藤原宗家との壮大な戦いに挑む藤原純友の勇姿には胸躍らされた、痛快な物語である。
    本作品のエピローグでは、戦い終えた「純友」は、海上の貿易商人と

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    2011年04月07日
  • 水滸伝 十二 炳乎の章

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    本巻の主な事件は、
    1 青蓮寺による廬俊義の捕縛
    廬俊義は梁山泊を経済的な面から支え続けてきた大物であり、ここで死亡することがあればそれこそ梁山泊にとって大打撃であるが、弟子の燕青の超人的な活躍により梁山泊へ脱出。この描写は読んでいて非常にハラハラした。
    2 梁山泊軍の北京大名府一時占領
    北京大名府といえば東京開封府に次ぐ大都市である。一時的であるにせよ、ここを占拠できたということは梁山泊の攻撃力がついてきたということだろう。
    3 雄州の関勝将軍による梁山泊進軍
    これにより北京大名府の占領は一時的なものとなってしまった。このとき梁山泊にはビッグネームは不在であり、ここでもし本腰を入れて梁山泊を

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    2012年09月21日