中島義道のレビュー一覧

  • 哲学の教科書

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     哲学の大きな特徴は、時間や自我、物体、因果律などについて徹底的な懐疑を遂行することであり、この点で、これらに拘泥せずに前提とした上で論じられる思想や文学、芸術、人生論、宗教とは異なっているのである(なお、哲学でないことがこれらの価値を下げることはない)。また、物理学、社会学、心理学などの諸科学では、私固有の意味付けや印象は排除され、客観性が求められるが、哲学は、自分固有の人生に対する実感を忠実に、しかもあたかもそこに普遍性が成り立ちうるかのように言語化する営みである点で異なっている。ゆえに、科学には客観的な答えはあるが、哲学は、人類の歴史が終わるまで終わりはなく、問い続ける運命にあるのである

    0
    2018年01月03日
  • うるさい日本の私

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本は、生活にあふれている音の暴力について話されている。いや、怒っている。初めから終わりの寸前まで怒っている。話がまっすぐ入って来すぎる。
    いつも不機嫌で難しい数学教師を思い出した。とても苦手だ。

    著者殿には申し訳がないのだけど、話はわかるが気持ち的に受け入れなれない。が、言われていることは本当にマトモ。

    最後に”もう少し「理論的なもの」”として自身の共著を引用しているじゃないか!
    そっちも読もう。

    0
    2017年11月08日
  • 非社交的社交性 大人になるということ

    Posted by ブクログ

    中島義道の自叙伝的な要素もある。

    日本独特の変な空気。

    変な人々。
    でもそれを変だと思ってしまう自分も,
    日本の空気にしみこんでしまっているんだろう。

    2017/10/13

    0
    2017年10月18日
  • 東大助手物語(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    主題がよくわからない内容だった。大学の助手になって、教授からパワハラ受けたまま卑屈になることを嫌って。。大学という異質な世界の体験記。めずらしい分、楽しめた。2017.8.16

    0
    2017年08月16日
  • 私の嫌いな10の人びと

    Posted by ブクログ

    んー、まあ奇を衒った題名ではあるけど内容は普通。納得いかないところもなくはないけど、基本は合理的で論理的、理が通らないことが嫌い、というのの極端な形。自分もそういうところがあってさらに歳と共にそれが強まってきている気がするので、反面教師にしないといけないと思う、所詮自分は寂しがりやで孤独にはおそらく耐えられないし。

    0
    2017年06月05日
  • ひとを愛することができない マイナスのナルシスの告白

    Posted by ブクログ

    交換不可能な人を好きになるというのは、なかなか難しいと私は思う。
    人を愛するとは何かについて、書かれているが読んでいてなかなか疲れた。

    0
    2017年03月12日
  • どうせ死んでしまうのに、なぜいま死んではいけないのか?

    Posted by ブクログ

     実家にあり、タイトルに惹かれて読み始めた。幸せと一般にみなされることを含め、人生の全ては、どうせ死ぬという真実を直視したとき、絶望的に虚しくなる。ならばなぜ生きるのか。自殺するべきではないのか。
     
     まず、周りの人が自分が自殺すると悲しむから、自殺は悪であるという考え方が示される。しかし、より筆者が強調するのは、哲学者として生きるということである。「なぜ生きるのか」という問いへの答えを出せないままに自殺することは、哲学における至上の命題を考える機会を放棄するということであり、知を愛する哲学者として言語道断である。また、答えが出なくとも、真実の虚しさを偽って世間で生活するよりも、せめて虚しい

    0
    2016年12月05日
  • うるさい日本の私

    Posted by ブクログ

    街の騒音に耐えられない筆者による闘いの記録。マジョリティの日本人の知らない日本人は音に寛容だが、彼は騒音源たる企業・店舗・個人に対して直接抗議をする。90年代に書かれた本なので、彼の抗議は肉声・直筆手紙によりなされ、一部は改善がなされ一部は黙殺される。俺もエスカレーターのアナウンスはまじウザいと感じるが、実際に抗議し、その記録を残す筆者には感服。少々冗長。
    角川文庫により再販されたのは2016年4月。

    0
    2016年09月19日
  • ひとを〈嫌う〉ということ

    Posted by ブクログ

    この人の考え方けっこう好きです。社会で数か所働いてみて痛感したんだけど、人間って嫌われるいきものですよね。孤独だから誰かとつながりたい。繋がると拘束感がやってくる。自分が嫌ってる人間にさえ嫌われるのはショックだ。ずいぶんムシのいい希望でどれだけ厄介なんだと思いますが、この作者は正直ですしなにより自分が人に好かれようという欲望を捨てたところからの考えなのでフェアな感じがします。

    0
    2016年03月22日
  • どうせ死んでしまうのに、なぜいま死んではいけないのか?

    Posted by ブクログ

    幸福を求めず、どうせ死んでしまうという人生の理不尽さを見つめて生きるという清らかな(あるいは限りなくむなしい)生き方と、それを実現するための「半隠遁」という処世術が語られます。

    わたくし自身は、著者のように「どうせ死んでしまう」ということを突きつめて考えることはなかったのですが、こんなにも清々しい仕方で自分の人生と向きあっているひともいるのかと、感心させられました。

    0
    2017年11月30日
  • さようなら、ドラえもん 子どものためのテツガク教室

    Posted by ブクログ

    自分の手で。なぜ??。死んではいけないの?ウソをついてはいけないの?人に親切にしなければならないの?勉強しなければならないの?
    なんのために生きてるの?
    カントの考えをやさしく伝えてるのかな?

    0
    2016年01月10日
  • 「時間」を哲学する 過去はどこへ行ったのか

    Posted by ブクログ

    通常殆どの人が想定する過去ー現在ー未来が一直線上にあるという見方がぐらつき、色々な場面で語られる時間に違和感を持つようになった。

    0
    2015年10月19日
  • <対話>のない社会 思いやりと優しさが圧殺するもの

    Posted by ブクログ

    学力が低くなるほど言葉への信頼を失っている。学歴差別を口にしてはいけない。(今は逆差別が起こっている気もするが)--勉強ができるが故に肩身がせまい思いをしなければならない、排除されぬよう気をつけなければならない低レベル環境。

    大学教師は学生から言葉を奪っている。
    ルール違反者に対して寛大で温情的な我が国民は他人の苦境を見て見ぬふりをする国民でもあり、個人と個人のコミュニケーションをほぼゼロに留めておく国民でもある。

    日本人がルール違反するのはみんながそうしている時。ルールは個人が決めるでなく、集団的にひとりでに決まっていく。個人はよいルールをみずからの決断で選べない。

    性急な近代化、無批

    0
    2015年09月07日
  • 人生に生きる価値はない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オーストリア帝国の最後期の皇太子ルドルフは偏執的に緻密な動物のデッサンをしたと、当書には記述されている。その先不幸の人となってゆく少年ルドルフのデッサンに没頭する姿を想像すると、胸を突かれるような感覚になる。人がその人の風合いの残るものを手がけているときの姿に、ときどき物悲しい感覚を憶える。これはどうしたことだろう。

    0
    2015年07月05日
  • 人生に生きる価値はない

    Posted by ブクログ

    こういう事を言うひとに好感を覚えるのはなぜなのか。とはいえ著作を3作読んでみて、テーマは違えど言っていることが同じなのでもう分かりました、とも思う。「私の嫌いな10の言葉」にあらかた書いてあるので、それだけ読めば良さそうです。

    0
    2015年06月04日
  • さようなら、ドラえもん 子どものためのテツガク教室

    Posted by ブクログ

    元大学教授が中学生向けに哲学を紹介した本。
    幸せを求めていく人生もあるけど、真理を求めて、考え続ける人生もあるよってことみたいです。

    0
    2015年05月09日
  • 非社交的社交性 大人になるということ

    Posted by ブクログ

    ・哲学者のエッセー集。本書は、カントの研究者が半生を振り返る前半、自身が主催する哲学塾を通じて若者と触れ合う中で出会った数々の「生きにくい」若者の特徴を紹介する後半で構成されている。
    ・正直、物凄く為になるとか面白いという訳ではなかった(なので★3つの評価にした)けれども、若者の生きにくさについて真摯に(これはいい意味でも悪い意味でもそうで、同じレベルで喧嘩しているという言い方もできるかもしれない)向き合う著者の姿勢に、やや大人気ないと思う反面、分かったようなことを言って誤魔化したりしない几帳面さを感じた。
    ・人間関係の悩みは一生続くものだし、誰しも直面する課題。人間関係が上手くいかない「生き

    0
    2015年05月06日
  • 怒る技術

    Posted by ブクログ

    著者の怒りの経験などもコミカルに描かれていて所々笑ってしまう箇所も多かった。

    口論になった際、相手に無条件の辛抱強さを求めることまではできないのならばこちらが受け止めればいい。相手の語る内容を承認しなくてもいいけれど、相手が「語ること」それ自体を承認しなければならない。いかに相手の主張が一方的で、偏見に満ちており、傲慢至極であろうと、語ることそのものの対等の権利を尊重すべきである。
    自分がいくら正しくて相手が間違ってると思っていても、別の人から見ればその逆、あるいは両方とも間違ってる、両方とも正しいということもあるわけだし、「語ること自体の対等の権利を尊重すべき」という意見には、新しい視点だ

    0
    2015年04月25日
  • 非社交的社交性 大人になるということ

    Posted by ブクログ

    前半と後半との整合性が・・・・
    後半に出てくる人々は発達障害とかの問題とは無関係なのかな。
    まあ、こういう人たちがいるということはわかった。

    0
    2015年03月19日
  • 生きるのも死ぬのもイヤなきみへ

    Posted by ブクログ

    タイトルで買ってしまった。なんて怠け者なんだと。
    内容は哲学的。なので、とても具体的に分析していく死や生。
    若い世代の対話として、そういう事に一緒に悩んだ体験などを語る。中島さん。
    たまに笑える合いの手を、中島さんや、対話する学生達が入れる。

    0
    2015年03月01日