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Posted by ブクログ
2012年の一冊目。昨年のダメージを引きずったまま、ツァラトゥウトゥラ→中島義道のコースの終着点。
義道くんに言わせると、ニーチェは「ださく、かっこ悪い」そうだが、本書を読むとまぁその感覚がよく伝わってくる。徹底的に善人を叩きのめし、超人への愛を説くニーチェその人は超人などには到底至れず、まさしく弱さを抱えんでんでいたであろうからだ。ご指摘のとおり、弱者の醜悪さを叩きのめすには、その弱さを自分の中に見つけていることが出発点になる。そういう意味で読み直すと、ニーチェの主張は強がりの空元気に思えてくる。しかも、その繊細でない大雑把な感覚が、義道くんをして上のように感じさしめるのであろう。その批判は甘んじて受け入れた上でやはり、僕はニーチェが好きである。どうしようもないまでの強がりがとてつもなく人間くさいから。
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