中島義道のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人によっては毒にも薬にもなる「戦う哲学者」中島義道
すべてとは言えないがかなり共感できる。
中島義道が、10のタイプの「善人」をバッサリと斬る。
一部だが共感できる題材とその理由を簡素にまとめてみた。
★「『おれ、バカだから』と言う人」
実は本当にバカなのです。
(これ笑えました。)
★「笑顔の絶えない人」
結局自分の利益になるからこのルールに従っているだけではないか。
★「常に感謝の気持ちを忘れない人」
日本の社会はこの気持ちが欠如している人を吊るし上げるように出来ている。
★「みんなの喜ぶ顔が見たい人」
自分のまわりの環境を自分に好ましいように整えたいからであって、エゴイズムなのです。
★「いつも前向きに生きている人」
この信念を周囲の者たちに「布教」しようとする。
★「『けじめ』を大切にする人」
一見筋が通っているように見えてなんだかんだで社会を利用して自分に従わせようとする。
★「物事をはっきり言わない人」
責任逃れの上に無意味に過剰な演出を仕掛ける。
いや~つまんない授業の道徳話よりずっと頷ける。
なにに戦っているのか知らないが、
この「戦う哲学者」中島義道・・・
面白い。 -
Posted by ブクログ
自分を誤魔化さず、本音で生きる勇気をもってみようか
この中島義道という哲学者に傾倒しないよう
クギを刺しながらも大分、共感してしまう自分がいます。
その共感できる一部をまとめてみました。
あ!その前に、あたしのモットーは
”さわらぬかみにたたりなし”これを常に頭の片隅においておくと
人に惑わされることが減ったように思っています。
あなたのモットーは?
では、いざ!「人間嫌い」のルールへ
★したくないことはなるべくしない
そうだよね、後悔というストレスになる。
★したいことは徹底的にする
自己満足でも達成感が得られる。
★自分の感受性を大切にする
これ、すごく重要なことだと思っている。
★心にもないことは語らない
ろくなことにならない。人は嘘をつく、
稀に真実が混ざっている嘘をつくので始末が悪い。
★いかに困窮していても頼まれなければ何もしない
賛成!偽善者はキライだ。
★非人間嫌い(一般人)との「接触事故」を起さない
時々、ムカついてつい・・・でも、頑張ります!
★自分を「正しい」と思ってはならない
これなんですよね、問題は。ホントーってなによ!って事になりかねない。
★いつでも死ぬ準備をしている
明日の命なんかわからない、
数日レビューなかったら死んだと思ってくださいね。
最後に中島義道がいいこと言っています。
これは大変、重要だと思います。
組織の中で人間嫌いが(比較的)許されるのは、次の場合である。
(1)仕事ができること。
(2)勤勉であること。
(3)誠実であること。
これが欠けると只の変人と評価されるでしょうね。
最後に、孤独と孤立は違います。
あぁ、中島義道・・・いいね。 -
Posted by ブクログ
【本の内容】
倫理的に生きるとは、個人の信念と美学を貫くことである。
大勢と違う行動の人を見るとヒステリックに「ジコチュー」とわめきたてる「日本型エゴイスト」は、日和見主義の事勿れ主義だ。
生きにくさを抱えつつも、世の中にあふれる不快さとの戦いをやめられない哲学者の日常をユーモア交じりに語りながら、「倫理的エゴイスト」の道を説く。
[ 目次 ]
1 「哲学する」という生き方(それでも地球は回っている;醜く・賢く・狡猾なカント;無用塾閉鎖宣言 ほか)
2 快か不快か(ならず者が旅をすると…;「有用塾」?;放蕩オヤジの帰還? ほか)
3 エゴイストの戦い(日本型エゴイスト;大学教授であること;ライブドア・ショックと哲学 ほか)
[ POP ]
中島さんの哲学エッセーには小説以上に引き込まれる。初めて読んだ時には衝撃的だった氏の言葉も、今では「生きるとはこういうこと」と肯ける。
世間との齟齬に眼を伏せず、誰かに言ってもらうのを待つのではなく、異議を唱えること。
日本人の苦手分野を自ら実践している著者に学ぶことは多い。
エゴイストにはほど遠い人から順に手にとって欲しい。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
【本の内容】
所詮人生は、理不尽で虚しい。
いかなる人生を営もうと、その後には「死」が待っている。
「どうせ死んでしまう」という絶対的な虚無を前にしながら、なぜ私たちは自ら死んではならないのか?
生きることの虚しさを徹底的に見つめ、それをバネにたくましく豊かに生きる道を指南する、刮目の人生論。
無気力感に苛まれる時、自分に絶望し苦悩する時の必携本。
[ 目次 ]
1 死だけを見つめて生きる(K君へ;なぜ苦しくても生きていかなければならないのか;自殺してはいけない理由 ほか)
2 幸福を求めない(根本悪について;金に対する原罪;テロと哲学 ほか)
3 半隠遁をめざそう(どんな仕事も虚しい;組織に埋没してはならない;ひきこもりの技術 ほか)
[ POP ]
とにかく怖い!!
読み終えたら(´・ω・`)ショボーンとしちゃう...。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
【本の内容】
「相手の気持ちを考えろよ!
人間はひとりで生きてるんじゃない。
こんな大事なことは、おまえのためを思って言ってるんだ。
依怙地にならないで素直になれよ。
相手に一度頭を下げれば済むじゃないか!
弁解するな。
おまえが言い訳すると、みんなが厭な気分になるぞ」。
こんなもっともらしい言葉をのたまう大人が、吐気がするほど嫌いだ!
精神のマイノリティに放つ反日本人論。
[ 目次 ]
1 相手の気持ちを考えろよ!
2 ひとりで生きてるんじゃないからな!
3 おまえのためを思って言ってるんだぞ!
4 もっと素直になれよ!
5 一度頭を下げれば済むことじゃないか!
6 謝れよ!
7 弁解するな!
8 胸に手をあててよく考えてみろ!
9 みんなが厭な気分になるじゃないか!
10 自分の好きなことがかならず何かあるはずだ!
[ POP ]
『孤独について』を読んで以来、怒れる哲学者(イカれた哲学者ではない)中島さんのエッセイのファンになった。
中島さんは押しつけがましい「共同体」を嫌う。
言葉がまともに通用しない「世間」や「集団主義」を断固拒否する。
「私ははっきり語ること、それを文字通り信じることに(大げさに言えば)命を懸けたいのです」。
本書に出てくるこの言葉は、かつて『哲学の教科書』で示された哲学の定義──「あくまでも自分固有の人生に対する実感に忠実に、しかもあたかもそこに普遍性が成り立ちうるかのように、精確な言語によるコミュニケーションを求め続ける営み」──にぴったりと重なり合っている。
つまり、哲学的問題と格闘することは、人生に対する態度の変更・決定の試みにほかならないということだ。(でも、こんな生き方は疲れるだろうし、周囲の人間はたまったものじゃないだろうな。)
本書には、中野翠さんや塩野七生さんへの、まるで女神を敬うような純情なまでの賞讃の言葉や、含羞の人(?)中島義道の言い淀みがいっぱい出てきて、とてもいい。
宮崎哲弥さんの「解説」もいい。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
『私が哲学を始めた20歳のころから還暦を過ぎたいまに至るまで、なぜ女は「哲学的理性」の片鱗も有していないのか(中略)という問いに押しつぶされてきた。』という非道な文言から始まりますが、内実は平易なカントの解説書。
実際の女に対する非難という意味では、ステロタイプを勝手に想定して愚痴を言うスタイルなので、キレのある批判では全くないので期待なさらぬよう(そんなものあっても困りますが)。それどころか、著者の繰り出す女への悪口にいい気になって乗っかっていると、後半で「西洋哲学は女性と同様非西洋男性もまともに扱っていませんよ」としっぺ返しをされる、とも読めます。