向田邦子のレビュー一覧

  • 寺内貫太郎一家

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    ネタバレ

    東京・下町(谷中)で三代続く石屋「寺内石材店(石貫)」の主人・寺内貫太郎を中心とし、家族や近隣の人との触れ合いを描いたホームドラマ。家族に手をあげ、何か気に入らないことがあるとすぐちゃぶ台をひっくりかえすような、頑固で短気で喧嘩っぱやいが、どことなく憎めずむしろ共感してしまう昔ながらの下町の親父。

    石工のイワさんと奥さんの里子がいい感じ。美人の姉静江とノッポの弟周平の仲のよさも微笑ましい。男の子が家の女の人を大切にしているといいなあと思う。

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    2011年09月06日
  • 父の詫び状

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    ネタバレ

    時に厳しく時に優しい父、母や妹弟、祖母らの思い出を綴ったエッセイ集。沢木耕太郎氏曰く、「真打ち」と絶賛されたエッセイの最高傑作。著者が幼かった戦中から戦後にかけての、仙台、鹿児島などの生活の一コマがまるで昨日のことのように鮮やかに描写されている。一見無関係に思える出来事が視覚的なシーンとして淡々と現れては消え、関係ないようで最終的には一つのテーマに帰結する。

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    2011年09月04日
  • 父の詫び状

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    読むたびに味わいの変わる本。
    さりげない会話とさりげない日常が心に沁みる。
    時々取り出して読んでみたい。

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    2011年08月09日
  • 女の人差し指

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    向田さんの作品は好きで何冊か読んでいるが、
    久しぶりに読んでみて、文章のリズムというか、言葉の旋律というか、
    これ見よがしでもなくサラッと書かれているけど、
    ものすごく上手だなぁ、
    それこそ名人芸、落語のようだと改めて感じ入った次第。

    文章を読んでいると、書き手の性格や人情が見えてくるように思うことがある。
    確かめようもないから、それが当たっているのか思い過ごしなのかは分からないが、
    向田さんの文章を読んでいると、
    ヤンチャで負けん気の強い、しかし従順で臆病なところもある。
    賢くて、正義感があり、おっちょこちょいだけど、人に甘えるのが苦手。
    そんな愛らしい女性像が見えてきて、さらに好きになる

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    2011年07月16日
  • 霊長類ヒト科動物図鑑

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    タイやスペインについてのエッセイが。

    ちょうど自分もタイとスペインに旅行したところだったので、非常に興味深かったです。

    あと飛行機墜落についてのエッセイがあるところも印象に残りました。

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    2010年03月16日
  • 阿修羅のごとく

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    脚本形式なので、それに抵抗がなければ、とても面白い本。映画にもなりましたねー。でも、昔の映画の方がキャストは良いです。

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    2009年10月17日
  • 阿修羅のごとく

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    全員浮気なかんじ!
    姉妹が緊迫してうなぎをひっくりかえすところ、母の倒れるシーンで坂道に卵が割れるところ、足の裏に描くいたずら…鮮やかな印象。

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    2013年01月13日
  • 阿修羅のごとく

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    面白かった!

    姉妹であれ
    女同士であることには変わりない

    女特有のやりとりは、
    読んでいてただ頷くばかりでした


    あの年齢で亡くなるなんて…
    文学界は惜しい人を失ったなー

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    2009年10月07日
  • 阿修羅のごとく

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    向田邦子の代表作とも言える作品。もとはテレビドラマのために書かれたもの。

    正確には小説ではなく読み下しのための脚本、あるいはシナリオ集という方が正しいのかもしれない。少しのト書きを除けば、場面設定とセリフのみで構成されているので、はじめは面食らって読みづらかった。ただ、読み進めるうちにこれはこれで、新しい(わけでもないが)種類の文学の形と思えばなんら不自由は感じない。

    巷にあふれる色褪せたホームドラマとは明らかに一線を画している。帯にあった、黒柳徹子の推薦が何よりも的を射ている。「向田さんの小説は、恋と人生を味わい尽くした大人の哀歓に満ちている。私は大好きだ。」

    原作のテレビドラマや、リ

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    2009年10月04日
  • 隣りの女

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    純粋で普通の女でさえも、女は時に壁をひょいと飛び越えて男の知らない所へ軽々といくことができる。戻ってくる鈍感さ、図太さもまたしかり。「春が来た」のある家族に男が一人入っただけで、そこの女たちを女として自覚させるのに十分であることを証明している。女のかわいさ、強さを描くのがうまい。

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    2009年10月04日
  • 霊長類ヒト科動物図鑑

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    向田邦子さんが亡くなってもう25年あまりもたつ。ちょうど、今の私くらいの年に、台湾で飛行機に事故に遭い、急逝された。何気ない日常の一こまや、家族のことや、仕事のこと、よく事細かに覚えているなあと感心する。それをさも、その場にいるごとく書いているものだから、つい笑ってしまうことも多い。早く逝きすぎた人だ。

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    2009年10月04日
  • 家族熱

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    こういうタイプの小説は久しぶりです。面白くって、あっという間に読みました。やっぱり向田作品スキです。

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    2009年10月04日
  • 霊長類ヒト科動物図鑑

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    向田先生は小説よりこういったエッセイが好き。ゆっくり読んでいくとまるで自分がその時代に生きていたかのような錯覚を覚えます。

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    2009年10月04日
  • 霊長類ヒト科動物図鑑

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    向田邦子さんが亡くなってもう25年あまりもたつ。ちょうど、今の私くらいの年に、台湾で飛行機に事故に遭い、急逝された。何気ない日常の一こまや、家族のことや、仕事のこと、よく事細かに覚えているなあと感心する。それをさも、その場にいるごとく書いているものだから、つい笑ってしまうことも多い。早く逝きすぎた人だ。

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    2009年10月04日
  • 隣りの女

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    短編集。どれもなかなかよいです。
    表題作の隣の女は、官能的な情景の描写が上手い。向田さんにしか絶対出来ないと思う。

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    2009年10月04日
  • 思い出トランプ

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    再読シリーズ。

    昭和55年に刊行されたもので、当然その当時の時代感や空気感はありつつも、日常の中に潜めている人の業みたいなものが描かれていて、ぞわぞわする感じ。傍から見ているとなんてことない日常を過ごしていそうな人達を覗き見させられている感覚。

    どれも主人公が何かに気づかされることで終わる。そこが容赦なくてリアルで、何となく怖い決まりの悪さに、向田邦子さんのすごさを感じるお話たちでした。

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    2026年03月01日
  • 父の詫び状

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    向田邦子さんのエッセイ集てす。落ち着いて品のある文章をとても好もしく感じ、また、昔テレビで見た原作のドラマを懐かしく思い出しました。

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    2026年01月25日
  • 阿修羅のごとく

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    冒頭だけ読んだ。よく見たら、ドラマの脚本を元に、向田邦子さんとは別の方が小説にされたそう。小説というかドラマの副音声のようで断念。ドラマは大好きです。

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    2026年01月12日
  • 思い出トランプ

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    結構ドライに見える人間関係がさらっと描かれているけれど、肯定も否定もされてないのがいい

    「人間なんてそんなもの」と突き放すだけじゃなく、どこか温かい目線があって、読んでいるうちに自分の弱さもまあいいか、と思えてくる

    「家族は仲良くすべき」みたいな理想に縛られてしまったときに読むと、心がふっと軽くなる一冊です

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    2026年01月04日
  • 新装版 眠る盃

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    向田さんは1929年生まれ。戦火をくぐり抜け、戦後のやけ野原から復興し、高度成長期を目の当たりにしている方だ。私、向田邦子はという主語で綴られるエッセイは、時代を感じられものもあれば、時を超えてなお日本人の本質はそう変わらないと感じるものもある。ただの猫好きで、おいしいものが好きで、美しいものに目がない。遅筆・乱筆、苦し紛れの言い訳。一冊の中にさまざまな表情がちりばめられている。

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    2025年12月27日