向田邦子のレビュー一覧

  • 新装版 夜中の薔薇

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    古さを感じさせず、読みやすい。
    時代を先取りしていた、はっきりとした女性だと思った。
    「手袋をさがす」で書かれた向田邦子二十二歳の転機が良かった。

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    2017年04月09日
  • 寺内貫太郎一家

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    寺内貫太郎の言動は過激だが嫌じゃない。暴力的な作品は好まない私でも、カラッとした気持ちよささえ感じた。ドラマも観たい。

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    2016年12月05日
  • 無名仮名人名簿

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    名エッセイ言われるだけあり、時代を超越した品のあるユーモア、ペーソス。冷めた目線のようで、慈しみにあふれ。
    機微というんですか。
    こんな文章かけるようになりたいと思う文章。

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    2016年05月17日
  • 無名仮名人名簿

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    20160409 観察力の凄さとそれを表現できる文章力。それが記憶に残る作家になっている理由だと思う。笑わずに冗談を言われて、後になって気付く、そんな感じ。

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    2016年04月09日
  • 寺内貫太郎一家

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    個性的な家族を中心に話が進んでいく。一部を学校のテスト問題で出されて、内容が気になっていた。男気ある人間って今の時代減ってきたんだなとしみじみ感じてしまった。

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    2016年03月04日
  • 父の詫び状

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    さすが、お見事、と思ったら、コレエッセイとしては初モノ?ドラマの脚本ではなくての書き物として。
    すごく気分良く読めて嬉しい。

    解説の人の言うこともよくわかる。
    飛行機のことが出てくるとドキッとしてしまうけれそ、書いているときはまさか自分がそんなことになるとは、もちろん想像もしていなかっただろうし、生きていてくれていたら、あれからどんなにまたたくさんの面白い作品を私たちにくれていたんだろうと思うと、返す返すも悔しい。

    また向田邦子は読みたい。

    日本語学校バザー ¢10

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    2015年10月08日
  • 父の詫び状

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    再読 好きなエッセイの中のひとつ。
    昔読んだ時より 父の詫び状が 様々な面から読めた気がするが また年を重ねて読むと 違うんだろうな
    鹿児島時代の話が とても好き。時代は、違うが 同じ小学校に通っていたことが 私にとっては、嬉しい。

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    2014年09月23日
  • 寺内貫太郎一家

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    東京の下町の人たちはこんな風だ、と示したような話。口より手が早い親父。でも気持ちは素直であったかい。周りもいい人ばかりだ。皆が影響しあって高めていってる。テレビドラマでの小林亜星と西城秀樹のつかみ合いをふっと思い出した。13.10.14

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    2013年10月14日
  • あ・うん

    ノスタルジック

    今の小説にはない、ノスタルジックな感覚と丁寧に登場人物それぞれの心の機微をつむいだ文章はさすがだなぁ。

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    2013年10月07日
  • 女の人差し指

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    ネタバレ

    テーマごとに区切られているものの
    同じ題材で書かれている文章が2編入ってたりする辺り
    エッセイ集として編まれたものではないんだな、ということを突きつけられる。

    カレーライスのアンソロジーを読んだときから思っていたのだが
    向田さんの食べ物エッセイは抜群に面白い。
    そのクオリティの高さは相変わらずなのだが、
    それに加えて紀行文というか旅行エッセイが面白い、というのが新たな発見だった。
    そこには密接に食べ物も絡んでくるんだけど(笑)。
    個人的には『沖縄胃袋旅行』が好きだった。
    今では一般的になっている沖縄料理の数々だが、
    当時と現在では微妙に表記が違っているのが興味深い。

    各々のエッセイの最後に

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    2013年08月09日
  • 父の詫び状

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     時々読みたくなる一冊。
     向田邦子さんの文章はとてもきれい。美しい。日本人として触れておきたい文章だと、つくづく思います。
     そして何回読んでも、同じところでクスッと笑ったり、ほろっときたり。何気ない会話や文章でつづられる日常に、こうも引き込まれるとは。 
     実はこの本、義母の蔵書。いい感じにやけた本を手に取ると、それだけで昭和に戻ります。
     

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    2012年12月04日
  • 父の詫び状

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    「ごはん」は中学校のころの教科書にも載っていて、何度も唾を飲んだのを覚えている。

    食いしん坊な女子中学生だったな笑

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    2012年08月26日
  • 父の詫び状

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    著者の切り取ってくる場面に泣かされました。

    あとがきの沢木氏の解説にもあるように、
    最後に様々な場面が数珠繋ぎの様に結びつき
    爽快感と余韻を残します。

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    2012年07月09日
  • 霊長類ヒト科動物図鑑

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     昭和の匂いがプンプンです。
     エッセイの内容に頷いてしまうのは、私が四半世紀とはいえ昭和時代を生きてきた証しなのかもしれません。
     

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    2012年05月22日
  • 家族熱

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    テンポ良く場面が変わって
    すぐに引き込まれる。
    読みはじめたらどんどん読み進めてしまう。
    向田邦子は文章が上手だなと思った。

    家族なんてそんなもん、
    毎日顔突き合わせていれば...
    とあってから
    それでも血の繋がりは濃いのだと。

    そして同時に
    血のつながりなどなくても
    強いなと。

    女の狂気
    男のわがまま
    愛とは醜く哀れなものだな

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    2012年01月31日
  • 寺内貫太郎一家

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    ネタバレ

    テレビドラマの後発で出た本。らしいけどドラマ自体は見てない。
    典型的な昭和の人情ちゃぶ台ストーリーだけど、登場人物みんながいい人で魅力的でおもしろくって泣ける。
    お姉ちゃんの結婚のくだりが何回読んでも涙が出る。
    人情ものでほっこりしたい時に読む本。

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    2012年01月24日
  • 父の詫び状

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    今なお高い人気を誇る放送作家・向田邦子のエッセイ。
    身の回りの出来事をきっかけにしてそこから子供時代の思い出に飛躍的に導いて、戦前の情景と共に思い出を静かに、どこかユーモラスに書き綴っている。
    様々な思い出やら思うところのものがタイトルテーマに沿ってテンポよく描き出される。
    癇性の父親を軸に繰り広げられる暖かみのある家庭の情景を鮮やかに描写して、微笑ましい読後感へと誘ってくれる。
    のんびりと本を読んで過ごしたいときにおすすめの一冊。

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    2012年01月04日
  • 阿修羅のごとく

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    ネタバレ

    妻子ある男を愛人に持つ長女、夫の浮気に悩む次女、オールドミスで潔癖症の三女、売れないボクサーと同棲中の四女、そして彼女たちの父親は30歳も年下の女性と浮気をしており、すべてを知っている彼女たちの母親は・・・

    「そうだよ。女はね、言ったら、負け」

    女ってすごいな、と思わされました。

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    2011年11月21日
  • 女の人差し指

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    爆笑問題の太田さんが、「向田邦子のエッセイは面白い」と言ってたので購入。
    ちょうど没後30年記念で新装版が出た所みたい。
    そんなに昔の人とは知らなかったが、読んでいても全然文体が古くない。
    他の本も読んでみよう。

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    2011年10月15日
  • 家族熱

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    母親という地位は、産みの親か育ての親か。

    重く歪な内容に見えて物語の進行は、ドラマを見ているようにトントン拍子に進む。
    13年間血の繋がらない子供2人を育てた朋子。
    そして子供を産んで家を出た垣子。
    この2人の母親や女としてのプライドをかけた水面下の争いを描きつつ、家族の在り方を説いている物語。

    物語で様々なことが起こる。
    まさに「一難去ってまた一難」の言葉がピッタリだ。
    その中で織り成す愛憎劇やスレ違いから起こる誤解や真実、登場人物たちの心模様やテンポ良い会話など、ドラマを見ているようで楽しく読めた物語。

    この物語を読んで感じたことは、家族という1つの形を継続していくためには、みな一人

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    2012年03月15日