藤原和博のレビュー一覧
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読書をしてきたのはこれのためだったかと気付かされてるような本。それなりのボリュームがありそうだが一気に読める。
20世紀の成長過程にあった世の中と違い、成熟した世の中を生きていくには、従来の生き方や発想ではだめだ。と書いてあり納得感がある。
知識を知っている、他の人と同じことをやっているだけではだめで、色々な知識をつけて自分なりの正解を導き出すことが重要でそれを情報編集力と著者は言っている。
特に若者は多様化しており、昔みたいに同じ音楽を聞き、同じご飯を食べ、同じ遊びをするなんてことはないし、youtuberをはじめとするあらゆる情報発信をする人や生き方がそこにはあると感じるし、そういう -
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ネタバレ著者はリクルート入社 フェローを得てメニエール病発症。海外拠点で活躍。その後杉並区中学校の校長を務め、数々の改革を成し遂げた。
・橋本大阪府知事の児童・生徒の学力アップPJTに携わる。
部下になるのが嫌だったので、無報酬で引き受けた。
・道の体験が出来るチャンスが有れば、お金の多寡に勝る経験が出来る。
・子育てが終わった夫婦の有り方 共通のPJTを考える
妻が作ったアクセサリーを夫が売る等
犬を飼う事もお勧め
・家で勉強する事が難しい生徒の為に土曜日学習 どてらを始める。教員になりたい大学生をボランテイアで募集 一緒に成長
・退職した人も一緒に学ぶ、与える
・地域本部も創設 色々な社会課 -
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ネタバレ鴨さんのおすすめ本だったかな。
今後の世の中は年収2〜4百万円か8百万円かで分かれる。その要因はいかに希少性を持つかで決まる。まずは一つの分野で1%つまりは100人に1人の人材となることが重要。それを2分野3分野で行うことで極めて希少性の高い人材になれる。
それを4分類に分けて説明している①社長型②個人事業主型③公務員型④研究者型①はセールスのテクニック的な話が多いキーマンの親族と接点を持つ。相手の興味のある話をキーに展開する②800分の700のロールケーキ論②10000時間を1つの分野に投下し専門家になる③コミュニティに属する④ヒモになる
これらを通じて感じたことは希少性を高めるためにまずは -
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ネタバレ考えさせられる内容がたくさんあった。
以下、本文抜粋
①
PTA向けの講演会で、子供たちの現実を次のように伝えている。
テレビとゲームで1日3時間遊んでいれば、年間1000時間以上になりますから、使用許可をその半分の時間しか学ばない。学校教育だけで学力が上がるわけがないんです。ちなみに国語は年100でから日本語より確実にテレビはゲームの言葉を話すようになるでしょう。
保護者がこのようなことをわかることが必要であると私も感じた。
②
攻めのマネジメントができている。校長と守りの管理しかしない。校長とでは何が違い、どこで見分けられるか攻めのマネジメントができている。校長はその提案をyes b -
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1.どんな本
内容は賛同。学校のウソくささを表現するために、著者の藤原さんがウソくささMAXの写真で表紙を飾る一冊。
2.印象的な内容
学校とは、「自律して学び続けられるよう、児童生徒に良い習慣をつける装置」
先生とは、「児童生徒の、できないことをできるように、わからないことをわかるようにする仕事をしている人」
わかっているかを確認するためにやること
・友達に教えられるか?
・問題を作れるか?
社会人に必要な力
・情報編集力=生み出す力→3割
・情報処理力=作業する能力→7割
⇒クリエイティブや創造性が重要と言っても、作業を正確に素早くやり遂げる能力は必要。
情報処理力=学力が低いと、見 -
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戦後から日本の生活水準は豊かになり、今までの学校のシステムではもはや限界。
教師は尊敬ではなくハンドルネーム。
生活における学校が占める割合や役割が大きく減ってきた。
そんな中、
ツーブロックはダメ
バイト禁止
スマホは電源オフ
今まで通ってきたが、コレでは納得はいかない。
大人は全てやっているし、分別を身につけることも大事なこと。
どーせ、学校を離れれば好き勝手にするんだし。
縛るのではなく、一緒に考えることが大切。
「学校とは自律して学び続けられるように集団の力で良い学習習慣と生活習慣をつける装置」
確かに親として集団でないとできないことは学校に期待したいって思ってしまう。
それ -
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・状況がさまざまに異なり変化する、「正解」なき「成熟社会」では、自分の頭の中で知識・技術・経験のすべてを組み合わせ、それぞれの状況に合わせて、自分も他者も納得できる「納得解」を導き出す「情報編集力」が必要です。
・「情報編集力」のある人かどうか
新卒採用試験は、採用する側にとってみれば、初めて会う受験者が優秀な人材であるかどうか、非常に短時間で見極めなければならない場です。では、優秀な人材とはどういう人かといえば、「情報処理力と情報編集力を兼ね備えている人」でしょう。つまり頭の回転が速くて、頭が柔らかい人です。
このうち、情報処理力の高さはテストや学歴である程度は分かりますが、情報編集力 -
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大切なことをすっきりとわかりやすく言い切ってくださっていて、もやもやした頭の中が整理されました。
著者の本は何冊も読んでいるのですが、新しい経験と知識を得た後に読んでも同じような納得感が得られるので、これはもう本当にそうなのだろう、と思います。
選択問題をどのように見るか、については最近腑に落ちないできごとがあったばかりだったので、心からすっきりしました。選択問題は「仮説」と示され、「なるほど!」と思いました。
タイトルを見てドキッとする方もいらっしゃるかもしれませんが、学校を悪者にする本ではありません。
何が起きているのか、どんな状況にあるのかが客観的データとともに紹介されていて、ご自 -
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<目次>
第1部 「学校」の不都合な真実
第1章 校則のウソ
第2章 学校のウソ
第3章 校長のウソ
第2部 「学校」を変えよう
第4章 学校と先生の役割を限定しよう
第5章 授業のかたちをヴァージョンアップしよう
第6章 授業内容を3つの力で見直そう
第7章 学校教育が生き残るための新時代の評価ルール
第8章 「書類」ゼロから始める改革実現
<内容>
杉並区立和田中学校長以降、民間出身ながら、教育業界にどっぷりと浸かって、仕事をしてきた著者。現場にいたからこそわかる内容を、民間出身という視点で新しい提案をしている。できることも多いと思うが、学校という「慣