あらすじ
あなたは「なぜ、本を読んだほうがいいのか?」という質問に答えられますか?
「本を読みなさい」とはよく言われますが、その素朴な疑問にきちんと答えられる人は少ないのではないでしょうか。
本書は、東京都の義務教育では初となる民間企業出身の校長を務め、現実社会と教育をリンクさせた「よのなか科」という大人気の授業や、ベストセラーで知られる藤原和博氏が、「人生における読書の効能」について、ひも解いていきます。
序章では、現代は「本を読む習慣がある人」と「そうでない人」に二分される階層社会になりつつあると警告します。
第1章では、「読書量と収入の密接な関係」「読書によって身につく、人生で大切な2つの力」など、ズバリ、読書のメリットを答えていきます。
第2章では、「1冊の本にはどれほどの価値があるのか」「本を読むことは、2つの『みかた』を増やすこと」など、本を読むことの本質に迫っていきます。
第3章では、「自分の意見をつくり上げるための読書」「読書で人生の鳥瞰図を獲得する」など、人生と読書との関連性がリアルに綴られています。
第4章では、21世紀の成熟社会に不可欠な「情報編集力」とそれを構成する5つのリテラシー「コミュニケーションする力」「ロジックする力」「シミュレーションする力」「ロールプレイングする力」「プレゼンテーションする力」を、いかに読書で磨いていくかを解説します。
第5章では、読書嫌いの子も少なくなかった中学校の校長時代の経験なども踏まえ、いかに読書を習慣化させるかを、現実的な側面からポイントを押さえていきます。
巻末では、「ビジネスパーソンに読んでほしい14冊」「学校では教わらない現代史を学ぶ10冊」「小中学生から高校生の子を持つ親に読んでほしい15冊」「子どもといっしょに読みたい11冊」という著者のおすすめ本も紹介します。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この本の中で紹介されていた「半島を出よ」という本を早く読んでみたい。本を読んでいると、必ずと言っていいほど他の著名な人物や書籍を紹介されているので、またそこで新たな本に出会っていけるのがとても楽しい。
Posted by ブクログ
なぜ読書がいいのか、どういいのかが明白になった。
ちょうど最近読書にハマって乱読、積読してるなか読書って何にいんだろう、小説を読むことは何にいいんだろうだったりもやもやしていたものがすっきり解決。そして、感想なんて書く意味あるのだろうかとか思って今までやってなかったけど、感想を書くことで読書の効果が更に現れるのじゃないかと思うことができた。私にとっては本を読むとゆうことの見方を変えてくれた大切な一冊になった。
Posted by ブクログ
本を読もうと思って、最初にこの本を読んで良かったと思う。本を読むモチベーションがぐんっと上がった。これから自分のペースでどんどん読んでいこうと思う。
Posted by ブクログ
著者の本は読みやすく理解しやすい。
今までとこれからでは時代が違い、生き方も変わってくる。世の中が求める人材が変化してる。
その変化について行く為にも読書は非常に有効だが、速攻性は無く、習慣化し積み重ねて行く事が大事。
読み続けると言葉が溢れてくるらしい。
Posted by ブクログ
読書についての考え方や読書で得られるものについては良く分かるな。読書をするだけで10人に1人の存在になれるとか図にしてくれていたりしてとても理解しやすい。同じ本でも読む時期や自分のおかれている環境によって受け止め方が変わるって話とか色々納得できる部分が多かったし、本をもっと読みたいと思わせる本でした。
Posted by ブクログ
再読。
著者の読書に夢中になったきっかけが憧れの先輩の本棚。それと、純文学を読まないと、人間として成長しないよ。と社会人の時に言われた言葉にムッとし、読んでみたこと。
そこで読むことを選んだから、今の藤原先生があるんだな。
自分には仕事以外のコミュニティがないので、何か興味があるものに属そう。
Posted by ブクログ
読書をしてきたのはこれのためだったかと気付かされてるような本。それなりのボリュームがありそうだが一気に読める。
20世紀の成長過程にあった世の中と違い、成熟した世の中を生きていくには、従来の生き方や発想ではだめだ。と書いてあり納得感がある。
知識を知っている、他の人と同じことをやっているだけではだめで、色々な知識をつけて自分なりの正解を導き出すことが重要でそれを情報編集力と著者は言っている。
特に若者は多様化しており、昔みたいに同じ音楽を聞き、同じご飯を食べ、同じ遊びをするなんてことはないし、youtuberをはじめとするあらゆる情報発信をする人や生き方がそこにはあると感じるし、そういう人が自分なりの生き方を模索して実践していると感じる。
まずは自分の好き嫌いで本を選ぶのではなく、苦手なジャンルもとにかく乱読するべしと記載があるが、たしかにそうかもと思う一方で、つまらない本を無理やり読んでも楽しくないだろうなと感じる気持ちもある。
ただ私も好きなジャンルをずっと読む傾向があるので、少しづつチャレンジしてみたいと思った。
最後に著者のおすすめ本があるので、そこら辺をみてもいいし、本屋であまり寄り付かないカテゴリのコーナーで本をチラ見するところから始めてもいい気がする。
Posted by ブクログ
確かにここ一年本を読むようになってから何かが変わってる気がする。
具体的にはまだ成果が出ていないかもしれない。
ただ、自分が何が行動するときの選択肢、可能性が上がっているのは事実だ
まだまだ、来年年は100冊見たい
Posted by ブクログ
本を読む自分に自信がつく本
自己肯定感が高まる。
本の紹介もあるので、
そろそろ本を読もうとしている人にもおすすめ
乱読でもよい
読む本を増やしたら自分も発言したくなる
というのは今からのモチベーションにもなる
Posted by ブクログ
なかなか面白かった。読書は他人の脳のカケラを自分の脳に繋げる事って言うのはシックリ来た。そしてやっぱりアウトプットが重要。自分が鳥瞰図で見えるようになるって言うのはなんとなくわかる。300冊読めば自分の中から言葉が溢れ出すらしいので、あと50冊読んでみる。
Posted by ブクログ
読書が生活の一部になって「人生の鳥瞰図」が見える様になったと言う一文は、まさにその通りだと思った。また著者は小学生の頃ヘッセの「車輪の下」を読んでつまらなくて、読書嫌いになったと言うくだりも、個人的に全く同感出来た。純文学も読むべきと言う点は、私に出来てない部分なので少しづつレパートリーに加えて行かなければと思った。巻末で紹介されている読みべき本は幾つか購入したのでこちらも読んで行こう!こう言う紹介は大歓迎ですね。
Posted by ブクログ
私は本を読まない子どもで、文字を追ってるだけで眠たくなるタイプでした。
大人になってから素敵だなと思った人がいて、その人がよく本を読む人だったので本を読めば優しい言葉選びや物の見方ができるようになるのかなと思い本を読むようになりました。
この本でも本を読むことで想像力を磨くことができると書かれています。やさしさとは想像力とよく言われます。本を読むことで優しい心を育てていけたらいいなと思いました。
また、今の時代は「それぞれ一人一人」の幸福論を編集し、自分オリジナルの幸福論を持たなければいけない。そのために読書が欠かせないと書かれています。今のところはゆるりと読書を楽しんでいますが、そういうものにもつなげていけたらいいなと思います。
Posted by ブクログ
読書を始める前に、下地となる本を読みたくて選びました。
実体験と著者の考えを上手く織り交ぜながら、読書のもたらす効果などについて深く気づかされました。
ひたむきに読書に励み、成長していきたいと背中を押される1冊でした
Posted by ブクログ
読書の大切さを説く本
本を読むことによって、自分の意見を作り上げることができる。
読んでいる本の著者の脳、思考とつながることができる。
大事なことは…
自分の好みの本、未知の世界の本、つい避けてしまう本…いろんなジャンルの本を読むこと。
きちんと自分で考えた、自分なりの意見を持って人とコミュニケーションすること。
自分なりに解釈してみると……
多様な著者からもらった思考の芽は、読書を続けるうちにどんどん育っていく。それは、知識や情報をつなげる力となり、自分の意見が出来上がってくる。
その芽はまた、人と人をつなげる力にもなる。たくさんの芽を持っていると、大切な人と関係を築きたいと思った時に、これぞ!という素敵な言葉が生まれてくるものだ。
もう若者ではない。
なのにまだ人生でこれだ!というものがない。
もう遅いかな?
それでもやっぱり本を読み続けよう。
Posted by ブクログ
本を読むことを趣味・娯楽としか捉えていないため全てに納得できたわけではないけど、他人の脳のかけらを少しずつでも集められているといいなと思った。たとえ小説でも、一冊の本を書くのに作家さんがどれだけの事実を調べ、自分の考えを深めて、整理しているのかを考えると、全くの無駄ではないのかなとも感じた。いろいろなジャンルの本を読みたくなる。
Posted by ブクログ
もうちょっと大人になって読んでみたいと思った
本の重要性を感じた。
中間ら辺はこの方の生き方とかを示すものになっていたので、商売系に進む方は見た方がいいと思った。
本を読むこと、特に純文学を読むことの必要性を感じた。
視野を広げるために必要なこともわかった。また、引き寄せの法則にもなるとも感じた。
学ぶことはたくさんあったが、自分の経験したことない事象、場面が多かったので大人になってもう一度読みたい。
Posted by ブクログ
読書習慣の大切さについて語られている。読書することで脳が活性化する、次に読書した時に吸収しやすくなる、人の話を聴くのが上手くなる、自分の意見をもてるようになる、などなど、読書のメリットがたくさん書かれていた。これから読書していこうと考えていた自分にとって、さらにやる気を高めてくれる一冊。
Posted by ブクログ
自分の不得意な分野、目から鱗が落ちるような内容、あるいはこれまでは全く興味がわかなかったことに目を向けるべきだ。
純文学を読む
本当に自分に必要な本と出逢いたいと思う人には、習慣化した乱読がおすすめ
とにかく数をこなす
アウトプットをする(本を読むだけで終わらせない)
Posted by ブクログ
今まで本を全く読んでこなかった私が、最近純文学を読み始めたので、タイトルを見て読んでみようと思った。
筆者は、どちらかというとビジネス的な視点で、次の世界を生き抜く為、また乱読によるセレンディピティからの発見や想像力を育む為にに本を読む必要があると言っており、巻末に紹介されている本もビジネス書や実用書が殆どだった。
私は自分の中に沸き起こる靄のかかった感情を、綺麗に言語化してくれる本を読むことで癒されたい・救われたいという目的で本を読んでるので、
自分が求めていた目的とは少し違ったものだった。
しかし、純文学を読むことにも筆者は肯定的であり、「言葉にできない苛立ちが表現されていることへのリスペクト」「現代社会に生きる個人が抱えている悩みや不条理なものをすくいとる」などと言及しており、筆者の人生にも変化をもたらしていた。
筆者の他の著書は、タイトル的にあまり自分の好みではなさそうなので読むかは分からない。
しかし、この本では1つのジャンルに偏らずに乱読することをお勧めしている。
自分の成長や想像力を培うとういう意味では、
自分の好きなジャンル以外も手を伸ばしたい。
Posted by ブクログ
読みたい本がたくさんあるのに、どうしても読書論の本ばかり読んでしまう。他の人の読書に対する考え方を知ると、また新しい視点で本を読むことができるようになるので、それを求めてつい読んでしまう。。
『300冊以上の本を読むと自分の意見が言えるようになる』
これは身をもって感じている。読書を続けていると、一つ一つの事象に対し自分の考えを持つようになる。そしてそのぼんやりした考えを脳内で言葉に変換する癖がつく。
Posted by ブクログ
ビジネス書。著者は東大卒、元リクルート社員、中学校の先生と変わった経歴の持ち主。
※本を読む環境を強制的に用意する。子どもにとって最高の教材は大人の学ぶ姿である
Posted by ブクログ
十分読んでるのだからわざわざ読まなくてもと思ったが、安かったので買ってみた。
著者は元々本を読むタイプではなかったのに、必要に駆られて読書家になった。こういう人が書く本にはリアリティがある。
書いてあることはおおげさではあるが、読書の効用が適切に表現されていると思った。
「まずは、『道徳としての読書』から脱け出そう」
この言葉、そうだよなと思った。
国語の授業で無理矢理小説を読まされたりして、嫌気が差してしまった人は多いのかもしれない。
僕の場合は、元々活字には親しみがあったけど、それこそ道徳的な話を押しつけられるのは嫌だった。でも読書感想文ではあえてそういう本を選んで義務的に読んで、ウケが良いであろう感想文を書いていた。嫌な子供だった。
しかし、小説というか文学の面白さに目覚めたのも教科書だった。『檸檬』を読まされた時、病気になっても頑張るとかじゃなくて、訳の分からないことをして色彩的になんとなくキレイで気持ちが晴れた、みたいな話でもいいんだと思ったのだった。
Posted by ブクログ
大袈裟に感じる部分はあれど読書する意味について考えることができた作品。
時代の変化に対応できる人であるためにも知識の蓄積は大切だと感じたし、心に残るフレーズも多かった。
Posted by ブクログ
本を読むことによって自分じゃ体験できないことを擬体験することができる。
それによって、その人が学んだことを学ぶことができる。
これは読書をしている人にしか分からない感覚のように思う。
色んな本を読むようになって、知らない考え方や知らない世界を知ることができた。
やっぱり読書を続けていきたいと思ったし、紹介されている本も少しずつ読みたいと思った
Posted by ブクログ
タイトルの「本を読む人だけ」の部分が気になり読書好きとして興味を持って読んだ。
読書によって得るものとは何か。
集中力とバランス感覚、正解のない問いに対する自分なりのアプローチ、人の話を聴く力。
なぜ読書なのか。
他人の脳のかけらを自分の脳につなげることで思考が拡張する。
準備された正解(ジグソーパズル型思考)ではなく、自ら答えを創る力(レゴ型思考)が養われる。
様々な情報を関連付ける情報編集力が身につく。
どのような読書をするか。
著者の論理で考えてみて自分の考えに幅をもたせる。
自らの言葉でアウトプットする。
乱読。
一見関連のない情報、知識を読書により身につけた思考力の幅をもって新たな価値へと変換する醍醐味。
知っていることから知っていることを活かせるへ。
アウトプットはもちろんだが乱読は心がけてみようと思った。
Posted by ブクログ
本を読むメリットが分かった。
最近本を読む時間がなく、資格と卒論に打ち込んでいるつもりだが、それさえもサボりがちである。
自分にムチを打つ、刺激を与える意味でも自己啓発的な本を読みたい。20代の私がいてもたってもいられないくらいの衝撃に出会う本。数うちゃ当たる。