藤原和博のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
新しい切り口
ビジネス・自己啓発書は色々読んできました。
よくある成功者の本は、「自分はこうやってのし上がった」みたいな、結果的に成功したから言えるんじゃん?っていう内容が多いですが、この本は違います。
著者の藤原さんは、なにかとグローバル・スーパーエリートの人達ばかりがもてはやされる事に疑問を抱いたのだとか。
(まぁグローバルに活躍してるって、聞くだけでやっぱりカッコいいイメージですもんね)
だけど皆がみんな、グローバルエリートじゃなくても良い。
昭和の時代とは、働き方も世の中の価値感も、大きく変わりました。
そんな新しい時代、この先も食っていける1%の人を目指そうという本です。
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ネタバレ40代は生きるテーマをみつけるべし!
何をやってきたのか、何ができるのかという「運動エネルギー型」の履歴書を意識した生き方をする。
そのためには自分の現在地をしっかりと見つめる必要がある。
成長社会では、みんな一緒、パターン化された基礎能力で生きていけた。成熟社会では「情報編集力」がカギ。相手の意見をしっかり聞くこと。正解がない社会であり納得解を見出すこと。
脱・正解主義、前例主義、事なかれ主義
モードチェンジ:視点を変えてみる。
新しい環境でも戦えるように、常にモードを変えれる準備をしておく。日々の小さなモードチェンジを意識
キャリアの大三角形:
自分の人生のクレジットを蓄積していく -
Posted by ブクログ
40代のキャリア形成の一助となる本。「組織に残ることと出ることのリスクが同じである」という指摘や、「適当な冒険心をもって動くこと」を推奨していて、独立・地方移住を考えている自分にとって、勇気をもらえる書であった。
将来的な地方移住を目指して、「キャリアの大三角形」を作るべく、次のことがらに取り組もう。
1)日記をつける(日々の違和感、できたこと、失敗したこと)
2)キャリアの棚卸をして、戦略を立てて自分のキャリアを形成する(1万時間の法則を念頭に)
3)モードを変える
4)掛け合わせるキャリアを考える
5)納得解を導けるように情報編集力を磨く
6)仕事において「何を捨て、何を得たいのか」をはっ -
Posted by ブクログ
【要約】
これからの成熟社会を生き抜くためには?
20歳以下の高校生などを対象に書かれた本なので簡易な言葉で書かれてわかりやすい。
【感想】
・5つの力に分けて書かれているためわかりやすい。
・成熟社会における情報収集力は高めていかないといけない。
【メモ】
戦後〜高度経済成長の教育の3つのキーワード
「ちゃんとしなさい」
「早くしなさい」
「良い子にしなさい」
「成長社会」
-正解があった
-家族で大晦日は紅白など社会的な正解
-ものが欲しいがモチベーションに
「成熟社会」
-ものが満たされて次に欲しくなるのが、心の豊かさ
成熟社会では情報処理能力ではなく「情報編集力」が求められ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ2016年最初の1冊。
年末に直接お聞きした内容そのものだったので、サクッと読めました。
この本のポイントは、下記5つかなと思います。
・日本で働く人の時給格差は、100倍(バイトの800円から、マッキンゼーのコンサルタントの8万円)
・自分自身を「レアカード化」しないと稼げる大人にはなれない。
・普通の人が「レアカード」になるには、まずは一つの分野で100分の1の人材になること。異なる3つの分野でそれを達成できれば、3分野の掛け算で、100万人に1人の人材になれる。
・20世紀の「成長社会」の特徴は、ひとことで言えば「みんな一緒」という感覚が強かった社会。 それに対し、現在の「成熟 -
Posted by ブクログ
著者が他の作品でも繰り返し語ってきた、20世紀型成長社会と21世紀型成熟社会の対比、そして成熟社会をどう生きるか。
私は恥ずかしながら、初読ではこの本を半分も受けとることが出来ていなかった。読み物として興味深く、一気に読んだのだが。
続けて、作者の別の作品を3作読んだあと、再読してやっと少し理解できた気がする。
文章はとてもわかりやすく、時に図を交えて丁寧にポイントを押さえて書かれているにもかかわらず、読み込めていなかったのは私自身に受けとる準備が出来ていなかったから。そして、正にこの本が“教科書”だからだと思う。
この本から何を受けとるか、受け取らないかは自分次第。