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暗記中心の「勉強」は、もはや役に立たない。かわりに何をどう学べばいいのか。「よのなか科」の生みの親である著者が、中高生とその親のために書き下ろした。正解のない時代に導くべきものを「納得解」と定義し、そこへの道筋も具体的に示す。
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Posted by ブクログ
これからの時代、従来型の勉強だけをやっていてはいけない理由、ではどうすればいいかが分かりやすく書かれている一冊。
世に広く知れ渡るよのなか科をまさに読者が生徒とみなして丁寧に教えくれる。ラストのストーリーだけが人の心を動かすという言葉はまさしくだなと深く共感する
子供一人当たりを公立学校に通わせるために支払われている税金は年間で100万円で、ヒトコマあたりだと1000円になる。正解のない時代を生きる子供には、まずどうして無償で学校に通うことができるかを考えてもらうことが大事だなぁと感じた。
【要約】 これからの成熟社会を生き抜くためには? 20歳以下の高校生などを対象に書かれた本なので簡易な言葉で書かれてわかりやすい。 【感想】 ・5つの力に分けて書かれているためわかりやすい。 ・成熟社会における情報収集力は高めていかないといけない。 【メモ】 戦後〜高度経済成長の教育の3つのキー...続きを読むワード 「ちゃんとしなさい」 「早くしなさい」 「良い子にしなさい」 「成長社会」 -正解があった -家族で大晦日は紅白など社会的な正解 -ものが欲しいがモチベーションに 「成熟社会」 -ものが満たされて次に欲しくなるのが、心の豊かさ 成熟社会では情報処理能力ではなく「情報編集力」が求められる 情報編集力を身につけるために ・シュミレーション力 ・コミュニケーション力 ・ロジカルシンキング力 ・ロールプレイング力 ・プレゼンテーション力 ■シュミレーション力 シュミレーション力 -風が吹けば桶屋が儲かる -風が吹けば◯◯をどれだけ考えられるか? -正解のない時代で仮説を組み立てる能力 「ハンバーガー店を作ろう」 -儲かるお店とは? -人口は?昼間人口は? -必要な情報を集めて仮説を立てていく -ハンバーガ屋さんに来るお客さんは?2万人が毎日店の前を通ったとして -全年齢おじいちゃんから子供までいた時にその人たちがある特定の行動をする確率は1〜2% ■コミュニケーション力 自分1人では何もできない -三人寄れば文殊の知恵 -周りから第三者に指摘してもらうことはクリティカルシンキングにも繋がる ブレスト -正解を探さない -他の人の発言を否定しない ※意図的に否定するのがディベート ■ロジカルシンキング力 クリティカルシンキング -鵜呑みにするのと信じることは違う -鵜呑みにしない能力がクリティカルシンキング -観察→仮説→「検証」 -クリティカルシンキングのベースになるのがロジカルシンキング ロジカルシンキング -論理的、対義語は直感的 クリティカルシンキング -違和感があるところで必ず違和感の正体を掘り下げる 「子供部屋は本当に必要か?」 -プライバシーが必要。 -勉強に集中したい。 本当に? -プライバシーが必要ならお父さんにも弟にもお母さんにもみんなに個室が必要 -勉強部屋があったら本当に集中できるの? -1部屋に5万円くらいかかるとしてそれに見合うだけのものを返せるの? ■ロールプレイング力 お客さんの役割を演じることでお客さんの気持ちがわかるなど ロールケーキ -800人の避難施設に700個のロールケーキ -公平性を保つために実際の現場では受け取りの拒否という決断がなされた。 こんな事なかれ主義にならないために -まずはロールケーキを食べたい人が何人いるかを確認すること -もっと想像をすると、700人が避難生活で気が滅入ってる状況。運動会などを実施して、景品にロールケーキを渡すというようなことをしても良い。 ■プレゼンテーション力 自分の納得解を他の人にも納得してもらう。 -他者からの信任を取り付けること -営業も政治家も面接もプレゼン -プレゼンはここまでの4つの総力戦 -それに加えてストーリーが必要 -最初の挨拶で掴みが必要
わかりやすい文章でとても読みやすかった。 難しいことはしなくても、日頃の行動で大きな変化が起こると思うとワクワクする。 若手社員に読んでもらいたい。
中高生に向けて書かれた本。 わかりやすく書かれていて、子どもにもおススメ。 ディベートや複眼的思考の本質を丁寧に説明しています。 受験前のパパ、ママにもおススメです。
著者の『10年後、君に仕事はあるのか?』の流れで読んだ。 情報編集力に関わる5つの力(シミュレーション能力、コミュニケーション能力、ロジカルシンキング能力、ロールプレイング能力、プレゼンテーション能力)を身に着け、鍛えるための5時限の「よのなか科」の授業といったところ。 中高生向けの授業形式の語り口...続きを読むなので平易だが、なぜその能力が必要なのか、どのように身につけることができるのかのポイントはきちんと語られている。 唯一の正解があるわけではない中で、納得解を得るための観察、仮説、立案、検証。そのツールとしてのブレスト、ディベート、クリティカル・シンキングなどのロジカル・シンキング、ロープレ、複眼思考。さらには自分なりの納得解を共有するためのプレゼン。 もちろん基礎的学力(勉強)=情報処理力もおろそかにしていいとは書いていないが、処理:編集=7:3にという感覚は伝わってこなかった。(ほぼ10:0の現状を踏まえればそれでもOKとは思う。) 18-4
パズルでなくレゴ 藤原さんがテレビでもいってた 1997年の山一証券破綻後から日本は 成長社会から成熟社会に入った みんな一緒からそれぞれ1人の時代に変わった。 テレビもそれぞれ多様化した時代に何を学び考えるか 正解がない時代だからこそ 自身で考える力やクリエイティブさが求められる。 納得解とい...続きを読むう ☆3人寄れば文殊の知恵 平凡人でも3人集まれば良い知恵が出る 知恵の神さまが文殊 1人で考えてもろくな答えがでないということ 漫画家も編集者が隣にいる 1人で考えていると煮詰まり、視野が狭くなり矛盾が生まれ、柔軟な思考ができにくくなったり身動きがとれなくなる → だから相談する人も選ぶ ☆会議とは、会って議論する実りある会議へ いつから報告会になったのか 笑われそう、生意気、ええかっこしー、頭が弱いという感情が邪魔され言わない人が多い ☆朝礼も主体性 長のやる気×1人のやる気の掛け算 ☆観察→仮説→検証→証明 ☆100円バーガー
勉強ってなんだろう? ふとそんな疑問が湧いたとき、この本に出会いました。 私が学生の頃していた「勉強」と、社会人として今この歳でする「勉強」。違いはその立場にあるのかと思っていたけど、どうやら違ったようです。 高度成長時代には、共通の正解があり、その正解を導くために必要な知識を身につける勉強をし...続きを読むていた。 ところが成熟社会で大切なのは、共通の正解ではなく、「一人ひとり」の納得解。 知識を元に考え、納得解を探し出す力、それを他者と共有する力を身につけるための勉強が必要になったということ。 つまり、学校の勉強、仕事の勉強の差ではなく、社会が◯×のない問題に答えを出す時代に変わったということです。 正解の数が増えたということは、他の人が出した自分とは違う答えを、自分がどう受け止めるのか試される時代でもあるのでしょう。 成熟社会において、一番大切な科目は、「人間力」かもしれません。 学校や本だけでは身につけられない「勉強」もしよう。という気持ちになりました。 藤原和宏さん ありがとうござしました
中高生向けに書かれていて読みやすい。 机の上で勉めて強いられる勉強よりも大切な5つを紹介している。 社会に出たら当たり前に必要な能力を学生のために教えている。 ・シュミレーション能力 手と足を使って仮設を立てる。 ・コミュニケーション能力 ディベートやブレストなど、みんなので力を使って ・ロジカルシ...続きを読むンキング能力 自分の答えを疑う 論理的な話し方 ・ロールプレイ能力 違う角度で相手の立場に立ったイメトレ ・プレゼン能力 答えをみんなで共有 納得してもらうためにストーリー立てを
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