松本侑子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
☆3.5 しゃべりすぎかな
高畑勲版のアニメ「赤毛のアン」がすばらしくて、2週目を見てゐる。それで読む。高畑勲版は村岡花子訳を参考にしたとおぼしく、この訳は高畑勲に寄ってゐるやうな気がする。
そして、意外とアニメオリジナル要素があるのだなと気づいた。ステイシー先生が療養中のアンに会ひに来るシーンや、国旗を作る場面。それらは原作に存在しない。
やはりだいぶは私小説めいたところがある。たとへばモンゴメリが若いころ先生に言ひよられたとか。
それにしてもアンの長広舌にはまゐった。まあおしゃべりなこと。しかし、それも後半にはすなほに自身の機微を吐露していくやうになる。終盤にかけてのカスバート家 -
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同じ作者の「赤毛のアン論 八つの扉」(文春新書)と、少しばかり同内容はあるものの、構成や見せ方は本書のほうが親しみやすい。
気がする。
直近の読書だから贔屓目かもしれないが。
2章のまとめは素敵だし、5章、7章の1問1答もわかりやすい。
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◎目次
はじめに
1章 写真でたどるアンの世界
2章 秘められた愛 マリラ、マシュー、ギルバート
3章 作中に隠された英文学
4章 『赤毛のアン』のキリスト教
5章 なぜ赤毛を嫌うのか? 『赤毛のアン』Q&A
6章 アンの暮らし――スコットランド、草花、衣服、料理、手芸
7章 プリンス・エドワード島のなぞとき
8章 写真でたどるモンゴ -
Posted by ブクログ
ネタバレアンが22歳で学校長になってからの3年間を描いたお話。遠く離れて暮らす婚約者ギルバートに、アンが手紙で日々の出来事を伝えてる。町の有力者プリングル一族や副校長のキャサリン、小さなエリザベスなど、最初に登場する人物たちとのやりとりは面白かったけど、後半に出てくる人たちとのエピソードにはあまり興味が持てなかった。おしゃべりなアンらしく、手紙も長い。勉強で忙しいギルバートは最後までちゃんと読んでいたのかな?「アンらしいな」と微笑ましく読んでいたかも?
シリーズでは第4巻にあたるけれど、作者がこれを書いたのは、だいぶ後になってからとのこと。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ高畑勲版アニメを見て、原作にも手を出しく思い、どの翻訳で着手するが考えているところ。
翻訳受容史的には村岡花子訳、アニメによれば神山妙子訳だが、最新で最も網羅的な松本侑子をベースに読みつつ、他の訳も参考にしようと思っている。
折よい親書を読んでみた。
原作を読むにあたっては、アンの心情に没入するのも面白そうだし、歴史や文化を深掘りするのも面白そうで、つまりは美味しそう。
おそらく本書の内容は文春文庫版の訳注にあるのだろうが、いいまとめだと思う。
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モンゴメリ生誕150周年! 魅力を知り尽くした訳者による大人のための「赤毛のアン論」
モンゴメリ生誕150年記念出版!
世界でこよなく愛され -
Posted by ブクログ
村岡花子訳赤毛のアンシリーズは、私が夢中になって読んだ、まさに青春の本です。
今回、この本を読んで、モンゴメリが、非常に深い思索のもとに、このシリーズを書き進めたことを初めて知り、驚嘆しました。特に、愛読者への「献辞」に込められた意図に、唸らずにはいられませんでした。
この本を読んで、著者の全訳でアンシリーズを再読すると、昔読んだときとは違った味わいやより物語に対する深い理解を得らえるだろうと思いました。
モンゴメリには、アンシリーズ以外にも、魅力的な物語があり、どれも私にとって忘れられない一冊です。
こちらも、是非、著者の全訳と解説が読みたいと思いました。