松本侑子のレビュー一覧

  • 虹の谷のアン

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    アンと付いてるものの、中心は村に新しくやってきたメレディス牧師の子供たち
    アン、ギルバート、2人の子供たち、アヴォンリーはほぼ出てこず少し寂しい

    メレディス家の長女フェイスの破天荒ぶりは、子供時代のアンを彷彿とさせる
    しかしアンを窘めるマリラに相当する人物がいなくてモヤモヤする
    みんな悪評を噂するだけで直接叱りつけることなく放牧状態
    それをローズマリーが担っていくようにも思えず、フェイスは奔放さを落ち着かせることが可能なんだろうかと心配になる

    全体に戦争の気配

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    2022年11月18日
  • 恋の蛍~山崎富栄と太宰治~

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    太宰が水商売風の女性と玉川上水道で入水自殺をしたという私の勘違いも甚だしい。山崎富江さんは語学にも堪能なキャリア・ウーマンの美容師だった。しかも夫は三井物産に勤務する有能な男性で、婚礼後わずか10日でマニラへ単身赴任し、そこで彼は戦死を遂げている。彼女はうら若き未亡人でもあった。

    山崎富江さんの父・晴弘氏はお茶ノ水美容洋裁学校を創設し、これからの女性も仕事を持つべきだと自ら熱心に指導し、自分の娘富江にも技術を伝授している。富江さんは卒業後、美容学校で指導者となり、その後東京や鎌倉で腕の良い美容師として評判を取っていたのだ。松本さんは、なぜその富江さんが女給まがいに(差別的ですが当時の新聞記事

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    2022年05月11日
  • 炉辺荘のアン

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    アンの子供たちがメイン
    子供たちそれぞれが話の中心になるが、幼い子供たちはアンの子どもの頃のように癖がある
    アンにはダイアナがいたけれど、腹心の友に出会えた子供はおらず、なかなか読んでいて辛い箇所もあった
    子供視点であるとあまりにアンが賢母であって、こんなだったかな?と思ったところにヨナの日があり、バランスが取れていたように思う
    相変わらずの○○家括りでなされる噂話の類の記述は少しうんざりするが、まぁ文字起こしすれば現実こんなものかなと思いはする

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    2022年02月17日
  • 風柳荘のアン

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    アンとギルバートの婚約期間。着々と愛を育んでいて癒された。ギルバートからアンにあてた手紙がほとんどないので、空想が膨らんでよかった。

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    2020年03月17日
  • 赤毛のアンのプリンス・エドワード島紀行

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    集英社文庫版赤毛のアンの訳者、松本侑子さんによるプリンス・エドワード島のガイドブック。実は赤毛のアンは、新潮文庫版を途中まで読んで挫折した為、いがらしゆみこさんがコミカライズされたものを読んだ程度の知識しかない。それでも美しい写真と分かりやすい解説で、アン初心者の私でも楽しめた。非常に乙女心をくすぐられる本。

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    2018年02月17日
  • 巨食症の明けない夜明け

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    最終章でのまさかの展開に驚愕。それまでの食への執着、きらびやかなデパートの食品売り場の描写や失恋から暴食へ向かい、その現実を何とかしようとするもどかしさが良かっただけ少々困惑。主人公は「巨食症」としての自身を肯定し「拒食症」とは違うとしながら、後半突如太るのを拒み、食べた物を嘔吐し、つかの間の安堵を得る。そうした物語の破綻を受け入れる終わり方としては、たとえその方法しかなかったとはいえ、あまり納得がいかない。

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    2015年06月21日
  • 巨食症の明けない夜明け

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    自分がだらだら食べ、酒飲み、吐かずなので、この小説から何か得られればと思って読みました。

    駄目な精神科医にガッカリ。料理を美術品に例えるくだりは好き。

    しかしラストでなんだかよく分からなくなった。つか、結局摂食障害って親との関係が~なのよね。うーん。

    読み終わって、ネットでこの本の他の方の感想を読んだとき、「ナルシシズム」という単語が目に入って、確かにと感じてからそうとしか思えなくなってきた。「そんな美化して感じ取れる行為じゃねーわ」って。食べてテンションを上げられるかどうか。まぁ食べてる間しかテンション上がらないからだらだら食いになるんですがね、テンション上がらないのが嫌でこんなことい

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    2015年04月16日
  • 巨食症の明けない夜明け

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    ネタバレ

    大好きな松本侑子さんのデビュー作と言うことで期待しつつ読みました。
    が・・・作品がどうこうというのとは別に、私自身が巨食症になる人の気持ちがいまいちよくわからないので共感できず・・・。

    いえ、ひょっとしたら私も巨食?と思うことはありますが・・・ただの大食いです(爆)

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    2014年02月17日
  • 引き潮

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    ネタバレ

    短編。

    パートで働き始めた美佐の前にあらわれた客である西村との恋。(引き潮)

    にぎやかで、時に甘酸っぱくほろ苦い過去に浸りながら
    順調に積み上げてきた人生に、時たま出くわす壁に立ち向かいながらも前を向いていく日々。

    全体的にちょっと一昔前の印象。

    (山里にて)妻に離婚を突きつけられて田舎に逃げ込んだ夫が
    そこで自分を追いかけてきた妻と出くわすのが、なんだかいいな~)^o^(

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    2013年01月31日
  • グリム、アンデルセンの罪深い姫の物語

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    眠り姫が性に目覚めるとき/白雪姫の魔女裁判/
    おませで可愛い赤ずきん/シンデレラと大足の姉たち/青ひげの失楽園/
    男の国へいって死んだ人魚姫/マッチ売りの少女娼婦

    ものすごく 人間的な物語と感じるのは、
    わたしたちが小さい頃の記憶で知っている童話に
    隠されていた、真実でありその社会背景。
    単純な物語こそ、多角的な見方で解釈ができる面白さ。

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    2012年07月05日
  • 物語のおやつ

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    子どもの時は大好きな本を繰り返し繰り返し読んだもので、この本に載っているような定番児童文学だったら、目の前にページを開いてるみたいに内容を思い出せる。
    引用されてる本のラインナップはいささか食傷気味になるくらいの、ド定番。でも読んじゃうのですよね、豚のしっぽも木いちご水もクリスマスプディングもオートミールのおかゆも、いつまでたっても憧れだから。

    紹介されてる本は以下のとおり。
    ぐりとぐら、メアリーポピンズ、大どろぼうホッツェンプロッツ、赤毛のアンシリーズ、あしながおじさん、ロッタちゃんのひっこし、鏡の国のアリス、若草物語、さむがりやのサンタ、スプーンおばさん、エーミールと探偵たち、小公女、ピ

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    2011年11月14日
  • グリム、アンデルセンの罪深い姫の物語

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    まず、あとがきにあるようにグリム、アンデルセンの童話を批判しつつパロディ化した小説ということ。

    これを頭に入れてから読まないと、とんだ男尊女卑の作品になってしまう。各物語最後にある教訓は笑い所満載。

    「マッチ売りの少女娼婦」の教訓にある社会主義者たちはブルジョワジーとプロレタリアートという階級を開放し社会の平等をめざした。しかし、彼らは、男女とう階級の解放はかんがえなかった。という一文はなるほどと唸ってしまった。

    グリム、アンデルセンの童話から当時の社会状況が良く見えてくる作品。

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    2011年06月24日
  • 巨食症の明けない夜明け

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    一番最初のぬるま湯のくだりはかなり気に入りました。身体のなかにすっと入るものがあって、なかなか良い。
    中間の、巨食症を説明しているあたりもわりとよく研究されているし、とくに精神科医とのやり取りを客観的でありつつも主観的に表すこの方法に、なるほど、と感心。
    ただ、最後が少し雑かなと感じる点が多々あり。
    これは女性の感覚を描いているけれど、でもできれば女性でなくて男性(とくに若い子)に勧めたい。

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    2011年04月11日
  • 読書の時間

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    知識は単に知識に留まらず、豊かな想像力と洞察力をはぐくむための基盤である。
    面白い本とは知的探究心を次々に広げてくれる。

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    2009年10月07日
  • 巨食症の明けない夜明け

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    冒頭に児童書みたいな感覚の文体だったのが
    文体の変化に沿って主人公が内面を掘り下げていく様子が面白かった。

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    2009年10月04日
  • 性遍歴

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    この人の文章は柔らかくて好きなんです。
    主人公には美女を想像してしまう。
    人の数だけ性にもいろいろある。なんちち。

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    2009年10月04日
  • 物語のおやつ

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    『ぐりとぐら』の巨大かすてらから始まって,『赤毛のアン』のいちご水,『大どろぼうホッシェンプロッツ』のプラムケーキなど,幼い頃おおいに憧れた「物語のおやつ」たちのレシピや,それらにまつわるエッセイ。

    想像していたものよりおいしそうなものもあれば,ちょっとがっかり,というものまで様々。

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    2009年10月04日
  • グリム、アンデルセンの罪深い姫の物語

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    エロティックを追求したグリムのパロディではこれが一番好きです。
    赤頭巾の少女っぷりには思わずドキドキしましたよ!

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    2009年10月04日
  • 引き潮

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    多くは主人公が過去の恋愛を振り返る形式の短編集。読者もいつの間にか主人公の視点になって自分の過去を思い出すのは、懐かしいディテールがお話のあちらこちらにちりばめられているからかもしれない。作者の罠にはまってクラクラ。

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    2009年10月04日
  • 物語のおやつ

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    ちいさな頃に読んだ絵本に出てきた美味しそうなお菓子、そのページだけ何度も開いた記憶があります。そんなお菓子のレシピが書かれた本です。(『ぐりとぐら』のカステラや『鏡の国のアリス』のバターつきパンのプディング、『あしながおじさん』のレモンゼリーなど)

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    2009年10月04日