松本侑子のレビュー一覧

  • 物語のおやつ

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    子供の頃読んだ本に出てきた食べ物がいっぱいで楽しかったですw
    でも読んだことある本なのに食べ物を覚えてないのとか多くて結構ショックだった。
    『あしながおじさん』とか『赤毛のアン』とか『大どろぼうホッツェンプロッツ』とか『小公女』とか懐かしくて感動しましたw

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    2009年10月04日
  • 物語のおやつ

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    初めて会った人でも、同じ本を読んで育った人とはすぐ仲良くなれそう。この本に出てくる『ロッタ』のパンケーキに、『アン』のレイヤーケーキや木いちご水に、私もどれほど憧れたことでしょう。多感な時期に読んだ本を大人になって再読すると色々見えてくる、と気づいたところなので著者思い入れたっぷりのエッセイにもうなづくことばかり。懐かしい本の話で友達と盛り上がった気分になりました。

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    2009年10月04日
  • 物語のおやつ

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    おなじみの「ぐりとぐら」のかすてらから、「スプーンおばさん」のワッフルetc. レシピとエッセイとで物語の奥行きがさらに深まる。

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    2009年10月04日
  • 物語のおやつ

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    少女時代に大好きだった物語の中に出てくるお菓子って、本当においしそうでした。
    前半のレシピは本当に物語の再現みたい。自分で作らない人も後半のエッセイになつかしい気持ちになります。

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    2009年10月04日
  • アンの愛情

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    アンの恋愛面でのうじうじしたところというか、
    綺麗事のようなことを言って相手を振り回したり、傷つけているところに若干引いてしまってアンシリーズの中でこの本はあまり好きになれなかった、、

    夢見すぎているところにイライラしてしまった。

    ギルバート可哀想っていう思いが強くて物語を楽しめなくなってしまってきたので私のアンシリーズはこちらの本にてお別れ。

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    2025年09月27日
  • アンの青春

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    双子は少し憎たらしい。
    ミスラヴェンダーは魅力的で素敵な人だと思った。

    情景の美しさ、文面から伝わる爽やかな雰囲気に魅了されてアンの住む世界に引き込まれていった。

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    2025年09月27日
  • 虹の谷のアン

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    ネタバレ

    今回は新しい牧師一家の話が中心で、アンの登場はほとんどないのがちょっと残念。個人的には、ギルバートと結婚するまでのアンの話の方が好きだったなー。それでも、たまに母親として素敵な姿を見せるアンが出てくると、自然と読み進めていた。

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    2025年09月17日
  • なぞとき赤毛のアン

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    中学生の頃だったか、夢中で読んだ「赤毛のアン」 アンのような想像力豊かでおしゃべりが上手な少女に憧れていました。今読んだら、私もマリラと同じ気持ちになってしまうのかもしれません。児童文学だと認識していましたが、キリスト教が土台にある奥深い文学作品であることが判りました。

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    2025年06月22日
  • 風柳荘のアン

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    アンシリーズの中ではちょっと退屈。ギルバートへの愛を言葉ではっきり伝えるようになったことを微笑ましく思う。

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    2025年06月20日
  • アンの夢の家

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    松本侑子訳アンシリーズ第5巻。
    原題『Anne’s House of Dreams』。1917年の作品。
    アンとギルバートの新婚時代。


    訳者の松本侑子さんがアニメ『アン・シャーリー』に「アンはピンクの服は着ない。私に監修させて」とコメントしてちょっと話題になりましたね。
    気持ちはわからなくもないですが、新しいものを作ろうとしている人たちをあまり困らせなくてもと思います。ちなみに私は絶賛されている高畑勲版も「私のイメージしているアンじゃない」と思ってます。みんなそれぞれ心にアンがいるのよ。

    今回も100ページを超える注釈と解説がついていて圧巻です。
    最大の功績は、今回の舞台フォー・ウ

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    2025年06月10日
  • 虹の谷のアン

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    ネタバレ

    今読むとメレディス牧師ダメなお父さんすぎる。子供たちのこともっと見て!自分が子育てできてないことに気付いたなら、結婚じゃなくてまずは会話を増やして!って思っちゃった。でも、そういう時代だったんだろうな。

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    2025年03月13日
  • 炉辺荘のアン

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    ネタバレ

    アンだけでなくアンの子どもたち目線の話も出てきて、少しまとまりがない。大人目線の話の方が私は好きかも。スーザンとレベッカデューが仲良しなのがよい。

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    2024年11月01日
  • 風柳荘のアン

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    松本侑子訳アンシリーズ第4巻。
    原題は『Anne of Windy Willows』。1936年の作品。
    村岡花子訳では『アンの幸福』というタイトルでした。

    そして今まであまり意識したことがなかったんですが、この第4巻、時系列でいうと『炉辺荘のリラ』(1921年出版。村岡花子訳だと『アンの娘リラ』)の15年後に書かれているんですね。
    解説によるとアメリカで『赤毛のアン』の映画が公開されるにあたり、あとから書かれた番外編というか『エピソード1』みたいな。

    (解説560ページ)
    発行年 巻数 邦訳      原題           アンの年齢(モンゴメリの年齢)
    1908年 ① 『赤毛のアン

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    2024年05月07日
  • アンの娘リラ

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    ネタバレ

    がっつり戦時文学で、読むのに気合いが必要だった
    出征、戦没の描写が辛すぎる
    豊かな心理描写・情景描写がアンシリーズの読みどころだと思うけれど、その豊かな描写で描き出されるリラやウォルターの感情がとても辛かった

    日本の第二次大戦中を舞台にした物語では避けられない、食糧・物量の恐ろしいほどの欠乏、いつ来るとも知れない空襲への恐れが無いぶんだけダメージは小さいが、それでもやはり戦争はしんどい

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    2024年03月28日
  • 虹の谷のアン

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    アンと付いてるものの、中心は村に新しくやってきたメレディス牧師の子供たち
    アン、ギルバート、2人の子供たち、アヴォンリーはほぼ出てこず少し寂しい

    メレディス家の長女フェイスの破天荒ぶりは、子供時代のアンを彷彿とさせる
    しかしアンを窘めるマリラに相当する人物がいなくてモヤモヤする
    みんな悪評を噂するだけで直接叱りつけることなく放牧状態
    それをローズマリーが担っていくようにも思えず、フェイスは奔放さを落ち着かせることが可能なんだろうかと心配になる

    全体に戦争の気配

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    2022年11月18日
  • 恋の蛍~山崎富栄と太宰治~

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    太宰が水商売風の女性と玉川上水道で入水自殺をしたという私の勘違いも甚だしい。山崎富江さんは語学にも堪能なキャリア・ウーマンの美容師だった。しかも夫は三井物産に勤務する有能な男性で、婚礼後わずか10日でマニラへ単身赴任し、そこで彼は戦死を遂げている。彼女はうら若き未亡人でもあった。

    山崎富江さんの父・晴弘氏はお茶ノ水美容洋裁学校を創設し、これからの女性も仕事を持つべきだと自ら熱心に指導し、自分の娘富江にも技術を伝授している。富江さんは卒業後、美容学校で指導者となり、その後東京や鎌倉で腕の良い美容師として評判を取っていたのだ。松本さんは、なぜその富江さんが女給まがいに(差別的ですが当時の新聞記事

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    2022年05月11日
  • 炉辺荘のアン

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    アンの子供たちがメイン
    子供たちそれぞれが話の中心になるが、幼い子供たちはアンの子どもの頃のように癖がある
    アンにはダイアナがいたけれど、腹心の友に出会えた子供はおらず、なかなか読んでいて辛い箇所もあった
    子供視点であるとあまりにアンが賢母であって、こんなだったかな?と思ったところにヨナの日があり、バランスが取れていたように思う
    相変わらずの○○家括りでなされる噂話の類の記述は少しうんざりするが、まぁ文字起こしすれば現実こんなものかなと思いはする

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    2022年02月17日
  • 風柳荘のアン

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    アンとギルバートの婚約期間。着々と愛を育んでいて癒された。ギルバートからアンにあてた手紙がほとんどないので、空想が膨らんでよかった。

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    2020年03月17日
  • 赤毛のアンのプリンス・エドワード島紀行

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    集英社文庫版赤毛のアンの訳者、松本侑子さんによるプリンス・エドワード島のガイドブック。実は赤毛のアンは、新潮文庫版を途中まで読んで挫折した為、いがらしゆみこさんがコミカライズされたものを読んだ程度の知識しかない。それでも美しい写真と分かりやすい解説で、アン初心者の私でも楽しめた。非常に乙女心をくすぐられる本。

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    2018年02月17日
  • 巨食症の明けない夜明け

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    最終章でのまさかの展開に驚愕。それまでの食への執着、きらびやかなデパートの食品売り場の描写や失恋から暴食へ向かい、その現実を何とかしようとするもどかしさが良かっただけ少々困惑。主人公は「巨食症」としての自身を肯定し「拒食症」とは違うとしながら、後半突如太るのを拒み、食べた物を嘔吐し、つかの間の安堵を得る。そうした物語の破綻を受け入れる終わり方としては、たとえその方法しかなかったとはいえ、あまり納得がいかない。

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    2015年06月21日