松本侑子のレビュー一覧

  • 赤毛のアン論 八つの扉

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    赤毛のアンは美しいアニメーションで知り、その後翻訳された文庫を手に取った。自身の成長と分かちがたく結びついているような気がする本でもある。
    全訳という偉業を成し遂げた著者による解説は、初めて知ることばかりで、とても楽しかった。私の豊かな読書生活はこのような方たちによってもたらされていると感じた。

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    2025年01月03日
  • アンの青春

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    ネタバレ

    久しぶりに読み直した。これこれって感じで安心する。昔は青い鳥文庫のものを読んでいて挿絵がとっても可愛かったなぁ、、また見てみたい。
    食べ物とかドレスの描写が綺麗でこの世界に入ってみたくなる

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    2024年09月10日
  • 赤毛のアン

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    子どもの頃から、夢中になって繰り返し読んだ赤毛のアン。
    関連本はもちろん、TVドラマや映画も全て読んで観て来たけれど、
    この本はすごい。詩や小説からの引用がこんなにも沢山アンの物語の中に仕込まれていたなんて!
    小説が書かれた当時の国の情勢、文化、宗教、流行の知識と理解がなければ
    この翻訳は成り立たない。
    これほどまでに完璧な翻訳をするのに、どれだけの時間と苦労が必要だったのだろう。
    こうして出来上がった新しい赤毛のアンから浮かび上がって来たのは、知性と愛情とユーモアが溢れ出るような
    大人のための小説でした。
    この本を読むことができて幸せです。

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    2024年08月18日
  • 赤毛のアン

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    赤毛のアンは、小学生の頃から繰り返し読んでいます。アンの住んでいるプリンスエドワード島も、アンの人となりも、わたしの永遠の憧れです。

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    2024年08月07日
  • アンの青春

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    表現や情景がとても素敵。

    アンのキャラクターもとても良いしこれは長く読まれる訳だわ。

    続きも勿論読んでいきます。

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    2024年06月02日
  • 赤毛のアン

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    松本さんの生き生きした訳と、詳しい注で、深く読めました。子供のころから親しんだ赤毛のアン。何十年経って、日本初の全文訳を読めたのは、長生きしてよかったなとつくづく思いました。なにより訳された松本侑子さんに感謝。

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    2024年05月21日
  • 恋の蛍~山崎富栄と太宰治~

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     心中未遂を繰り返す太宰治と、最期を遂げた山崎富栄の生涯を、綿密な取材をもとに小説として書き上げた力作。着物姿で島田髷を結った表紙の写真が有名なので、遊女だの、芸者だの、酒場の女だのと、何かと彼女を卑しめたい後世の輩は言うが、これは当時の未婚の女性が正装をしたときの典型的な姿であって、美容学校のモデルをつとめたときの写真。太宰の作家仲間が、太宰の死後、彼女を悪し様に言ったため、今でも、太宰を死に追いやった悪女というイメージが一般的なようだけど、違うのだ、実際は。太宰が甘ちゃんだっただけなのだ。
     文学の力というものを、まざまざと見せつけた本だ。

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    2024年04月30日
  • アンの娘リラ

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    第一次世界大戦 世界中が戦っている時代を過ごす、リラや家族そして周りの人たちの心を読む。

    戦場にならなかった場所にも出征する人たちはいた。亡くなった人もいれば、残された悲しい家族もいる。

    ウクライナでガザで戦っている人たち。モスクワでテロを起こした人たち。戦っている人や亡くなった人を想うととても悲しい。複雑な言葉を使える人間がお互いを理解しあうことも出来ないのか……

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    2024年03月26日
  • 赤毛のアン

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    もっと若いうちに読んでおくべきであった。

    素晴らしい愛と成長の物語である。

    訳者作品に愛する愛も深い。

    続編もゆっくり読んでいこうと思う。

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    2024年03月17日
  • アンの娘リラ

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    ため息の出るような、うっとりする風景描写、心に迫る心理描写が素晴らしい。訳者である松本さんの力量は敬服に値する。

    リラの兄ウォルターが第一次大戦でなくなり、家族の悲しみが記された描写には涙が出てきた。出征したジェムの帰りを何年も待ち続ける、犬のマンディに対しても同様であった。

    戦時中の苦しい中であっても、純粋で健気なリラに心が洗われた。リラの心の成長も読みどころだ。

    「肉体は段階をおってゆっくり成長していくが、心はひっと飛びで成熟する。一時間で、すっかり成長をとげることもある。」この表現がぐっと心にきた。真実だと思う。

    生きる勇気を与えてくれる、アン・シリーズは大好きだ。何度も読み返し

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    2024年02月25日
  • 金子みすゞと詩の王国

    購入済み

    金子みすゞの評伝。「100分de名著」を観て、矢崎さんの書かれたみすゞ伝、松本さんの「みすゞと雅輔」の書籍も読んだが、この時代に女性が文学者として認められることの難しさ、それでも懸命に創作を続けるみすゞの姿に胸打たれた。

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    2023年10月08日
  • 金子みすゞと詩の王国

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    金子みすゞ の詩に作曲されたものを全部は知らない。複数の作曲家による同じ詩もある。同じ詩なのに、作曲者が違うとイメージが少し違う。作曲者それぞれのイメージが加わるからだと思うけれど、何だか面白い。

    松本さんのイメージが加わった解説もするする読める。自分で詩を読んだ時は、ややぼうっとした感じだったところが少しくっきりしたように思うところもあったのが嬉しかった。

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    2023年06月14日
  • アンの夢の家

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    ネタバレ

    久しぶりにアンと再会。夢見る夢子、妄想少女だと思っていたあの子が成長し、ギルバートと結婚するんだ。アンがグリーンズ・ゲイブルズを去るなんて、マリラのもとから離れていくなんてという寂しさも束の間、新たな地での新たな出会いに惹きつけられる。大人としての悲喜交々が連なるけれど、大人になっても子どものような純真さと豊かな想像力が自らの、そして関わる人たちの心に光をあてる。灯台守のジム船長、あなたほどアンの友人として相応しい人はいないでしょう。慈悲深い昔語りをもって、彼女や彼女の友の窮地を救う。永遠の航海に幸あれ。

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    2023年05月12日
  • アンの夢の家

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    赤毛のアンシリーズ
    ギルと結婚式から始まり、新婚生活がアボンリーから遠く離れた街で始まる。
    思い描いていた小さな家、夢の家に、花に囲まれた花壇、楽しい隣人、プリンスエドワード島の海辺での生活。
    アン夫妻が住む前の家にまつわる話をジム船長から聞き、さらに家が好きになるアン、隣人の美しいレスリーの悲しい身の上、幸せいっぱいのアンに起こる悲しい出来事、
    レスリーとの友情、アンの物語は特別な出来事ではなく、どの時代でもどこの国でもありそうで、共感するところが多い。

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    2023年04月25日
  • 風柳荘のアン

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    赤毛のアンシリーズ4作目
    医大に進学したギルバートへ向けて綴るアンの手紙が綴られるスタイルで始まる。
    アンはプリンスエドワード島サマーサイドで校長職につく。
    新天地でも素敵な街を存分に楽しみながら困難も打ち勝っていく。
    風柳荘に下宿し、家政婦のレベッカと2人の夫人に可愛がられ、ここでも可愛いニャンコ登場。
    モンゴメリさん本当猫好きなのね!
    日々の暮らしや出来事、街の人たちのキャラクター、やはり安心して読める。
    三年の任期を務めたアンが、心残りなくサマーサイドを離れられて良かった。次回作はギルバートと結婚かな?

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    2023年04月18日
  • 風柳荘のアン

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    今作品もとても素敵な時間を楽しめました!
    アンのギルバートへの愛情や、変わらない人柄にまたアンの世界に惚れました☺️
    アンがキャサリンの本当の心を取り戻したシーンでは、決して人を見捨てないアンの優しさやユーモアに感動しました。

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    2023年04月10日
  • アンの愛情

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    第3巻もとてもよかったです!
    アンが大学に進み、都会に暮らす18歳から22歳までの4年間が描かれています。新しい友達や、男性からの求婚など多くの経験を積みます。
    アンの恋模様には読み手の私も胸が締め付けられました。ラストシーンは感動しました。
    ぜひ読んで頂きたい一冊です!

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    2023年03月18日
  • 赤毛のアン

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    ネタバレ

    「神は天に存り、この世は全てよし」
    赤毛のアンにはたくさんの名台詞が登場するけれど、この台詞には特にものの見方が変わるような、新鮮な気持ちにさせられる。
    身を裂くような悲しみや苦しみが行手を阻んでも、前を向き希望を忘れずに歩き続けるアンの強さとひたむきさには心を打たれ、私もアンのように真っ直ぐに生きたいと思った。
    どんな道にも曲がり角はあって、その先がどうなっているのかは誰にもわからない。けれど、どんな道でもアンのように、広い心でありのままを受け入れれば、幸せの花が咲いていることにもきっと気付ける。
    読み終わった後の暖かな余韻が心地良くて、定期的に読み直したくなる作品。

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    2023年03月16日
  • 赤毛のアン

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    かれこれウン十年前に、村岡花子さん訳の赤毛のアンを、夏休みの課題図書として読みました。
    当時は、夏休みの約1ヶ月半のあいだに、このシリーズ10冊全て読んでからの感想文を書く、という、本嫌いの生徒であればなかなかに厳しい宿題でした。
    かくいう私も3冊しか読めず、、、今回は別訳ですが再チャレンジ!
    感想としてまず、おもしろかった!あれ、こんな内容だったっけ? です。
    文体も読みやすくなっているせいか、私が歳を重ねたせいか、内容がすんなりと入ってきました。
    やっぱり、大人目線で読んでしまいますね。アンの言動、行動にやきもきしたり、リンドのおばさんやマリラの気持ちに共感したり。
    マシューの、アンがかわ

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    2023年01月07日
  • 赤毛のアン

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    某ドラマの夢見る主人公に対し「赤毛のアン」とうやと揶揄した場面を見て実際にはどんな内容の本なのか気になって手に取った本。
    読んでみるととても面白くて続きがどんどん読みたくなった。
    本作も面白いが巻末の解説も面白い。
    たくさんの文学作品から引用されている文も多く
    さとても読み応えがあった。

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    2022年11月15日