松本侑子のレビュー一覧

  • アンの夢の家

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    アンの新婚時代のお話。色々魅力的な登場人物がいて面白い。ミス・コーネリアの驚きの発表がとっても好き。続きが楽しみです。

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    2021年08月01日
  • 風柳荘のアン

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    そうそう、英語版もこればかりじゃないのよね。そして、これと炉辺荘のアンのほうが後からだったんだよね。いろいろ忘れていたことが書いてあって、懐かしくなった。訳で結構違うのが楽しい。

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    2021年02月02日
  • アンの夢の家

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    ギルバートと結婚したアンは海辺の家に暮らす。夢に描いていた憧れの家に。ちょっと離れているけれど、ご近所の方々とも仲良くお付き合いしていく。新しい、大切な心の友を得るが、失うものもある。
    ジム船長を知ることができてとても嬉しい。

    ジョイもマーガレットも船長と一緒にいますよね、今は

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    2020年12月11日
  • 恋の蛍~山崎富栄と太宰治~

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    山崎富栄と太宰治が出会ってからの時間が、予想以上に短いことにまず驚く。
    激変する時代の変わり目の必然だったかのような二人の出会いと死が側で見ていたかのように蘇る。

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    2020年06月06日
  • 風柳荘のアン

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    赤毛のアンシリーズも早くも4冊目。前作でアンとギルバートの気持ちが通じあったところで終わりました。本作はアンとギルバートの婚約時代の3年間を書いています。
    と言っても、お互い離れて暮らす3年間なのでギルバートは殆ど出てきません。
    この本はどうも事情で書いた順番があべこべらしくて、5冊目が書かれた後、二人の婚約時代を読みたいという声を受けて書いた作品だそうです。
    道理でいきなり電話が登場したりするはずです。書かれた時期が20年程後なので、その間に普及したんでしょうね。
    本作はアンが色々な人の人生に手を貸して、道を示していくという方向性なので、評価が分かれるかもしれませんが、登場人物が前2作より魅

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    2020年06月03日
  • みすゞと雅輔(新潮文庫)

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    弟 雅輔 が思ったことは、残された資料や彼が書いた手紙や日記などから読み取れる。姉 みすゞ への彼の思いも読み取ることができるだろう。みすゞ 本人の想いはどんなものだったのだろう。残された沢山の詩は想いが昇華した推敲の果てのイメージを伝えてはくれる。けれども、そこに着くまでの道筋を見せてはくれない。
    当時の社会は彼女には生きにくかったかもしれない。病気も治らなかったかもしれない。それでも生きて、あなたの言葉で語られるあなた自身のことを聞きたかったと思う

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    2020年05月13日
  • 風柳荘のアン

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    ネタバレ

    アンシリーズの中で、最初の「赤毛のアン」を
    のぞいて特に好きな巻である。
    理由はいくつかあるのだが、まず書簡形式のものが
    基本的に好きということがある。
    アンの手紙は長すぎるきらいがあるものの、
    非常に魅力的だ。
    SNSもメールも電話すら日常的では無い時代の話だから、
    その中であのような手紙を受け取る
    (しかもラブレターでもあるのだ)
    その喜びはいかようであろうかと想像するだけで
    胸がときめくのである。

    それから、モンゴメリの見事な人物描写で描かれる
    新たな面白い人物がたくさん登場するのだが、
    なんらかの理由で本来の自分を抑え込んで
    鬱屈した生活を送っている人物が多いことが特徴的だ。
    もし私

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    2020年04月07日
  • 島燃ゆ 隠岐騒動

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    隠岐でこのような蜂起があったことを知らなかった。
    志を持って立ち上がったものの、その時々の権力に振り回されて、最後は騒乱として扱われた隠岐の農民。やるせなさが残るものの、最後は前を向いて明治を生き抜いた姿に救われた気がした。

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    2020年03月15日
  • 風柳荘のアン

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    久しぶりに会えた!! あの アン に。
    少し大人になって、彼女の気性は変わらずにあるのがとても嬉しい。歩み寄れない人は確かにいるけれど、気持ちよく過ごすことはできるのだと安心する。

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    2020年02月18日
  • 赤毛のアンの幸せになる言葉

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    個人的に年始の赤毛のアン祭を開催している。ラストはこの本。赤毛のアンの翻訳者の松本さんが、原作から言葉をピックアップし、それを解説。赤毛のアンのエピソードを交えて紹介するというファンには嬉しい一冊なのです。本書を読むと、いかに赤毛のアンがポジティブな光を放っているかがわかる。この名言集を読むだけで幸せになれる。赤毛のアンの大切なところが凝縮されていました。もちろん、赤毛のアンを読んでいなくては理解できないし、これを理想論と思ってしまっては台無しなのです。いい本でした。

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    2020年01月06日
  • 恋の蛍~山崎富栄と太宰治~

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    松本侑子 著「恋の蛍 山崎富栄と太宰治」、2009.10刊行、2012.5文庫。昭和23年6月13日、玉川上水に入水、その6日後の19日、投身現場から1000m下流で発見される。愛人との情死事件により、太宰治という名は知れわたり、本は飛躍的に売れた。この本は、山崎富栄の方に焦点を置いて書かれています。美容学校校長の令嬢で才媛、外国語が堪能で、結髪・着付けなど高度な技術をもつ職業婦人。絞殺して無理心中とかいろいろな中傷にさらされましたが、喀血する晩年の太宰につきそい、結核の感染もおそれず、献身的に看護して、代表作「人間失格」の執筆を支えたのは紛れもない事実に違いない!

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    2019年10月13日
  • アンの青春

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    相変わらず、次から次へと愉快な事件を起こすアンが可愛らしい。教師生活の中で、様々なことを感じて成長していくアンに憧れる。ついに大学に行くことになったアンとギルバートが今後どうやって交わっていくのか楽しみ。

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    2019年10月10日
  • 赤毛のアンの幸せになる言葉

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    昔好きだった赤毛のアンの物語。名言のあとの場面の解説から、記憶をなんとか辿る。主人公アンはたしかに詩的というかどこか哲学的というか、含みのある言い方をする。大人になった今だからかな。人間像がはっきり見えてくる。一応ストーリーを追う形で書いてあるので、一人の女性アンの成長をまた追うことができて嬉しい。

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    2018年04月01日
  • 引き潮

    kaz

    購入済み

    引き潮

    小生54歳、読み終わった時の心地よさ

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    2017年03月14日
  • 赤毛のアンのプリンス・エドワード島紀行

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    プリンス・エドワード島、いつかいってみたい。
    実際に行くことになった時に、再度これを読めば、アンの関係地はばっちりです。
    赤毛のアンを読んで、想像していた通り、この島の自然は素晴らしい。
    おばけの森を私は歩いてみたい。

    アンの全巻を簡潔に紹介しているのも、面白かった。
    高校生の頃に全巻読んだけど、また読みたくなりました。
    でも、私的に衝撃だったのは、作者モンゴメリが鬱病で睡眠薬を飲み過ぎて亡くなっていたということ。
    「ブライス家は語られている」アンの40〜60代が描かれ、第一次世界大戦、第二次世界大戦間際までが描かれている。
    それが、モンゴメリの最後の著書。
    1942年に亡くなったモンゴメリ

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    2015年05月16日
  • 赤毛のアンのプリンス・エドワード島紀行

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    プリンスエドワード島の簡単な地図及び縁の場所の写真など多数掲載。プリンスエドワード島を訪れる際、この本で予習していれば、見どころをチェックできます。また、また、行った事のある人は、この本により思い出が甦るでしょう。
    後半では、アンが愛したプリンスエドワード島の四季の花が写真付きで解説されています。それぞれの植物が登場する場面が抜粋されているので、写真を見ながらその場面の情景を想うことが出来ます。
    アンシリーズ全巻紹介では、それぞれの巻の冒頭の題辞が記されています。

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    2013年04月23日
  • 巨食症の明けない夜明け

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    古本屋でタイトルに惹かれて購入。作者の名前も知らない。ただ「巨食症」と書いてあるから食に関する葛藤を描いた小説なのだろうと検討をつけた。
    1991年のすばる新人賞作品らしい。ニュースステーションの初代お天気キャスターらしい。

    主人公は摂食障害に悩む大学生。
    ものが食べられない拒食症でも過食嘔吐を繰り返す過食症でもなく、いわば過食から嘔吐を差し引いたような症状。
    ひたすら食べまくって吐かない。だから太る。巨大に食べる。「巨食症」と主人公は自分の病状にしっくりする名前をつける。

    それが失恋がきっかけであったり母親との関係のうまくいかなさが根底にあったりと、なかなか教科書的な流れなんだけど、言葉

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    2012年10月29日
  • 恋の蛍~山崎富栄と太宰治~

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    太宰治は、なぜ、元有名美容学校の
    娘山崎富栄と入水自殺したのか?
    太宰の作品と照らし合わせながら
    紐解いています。

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    2012年07月10日
  • 物語のおやつ

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    繰り返し読んでいる一冊。


    こどもの頃から、小説中に登場する「食べ物の描写」がとにかく好きだった自分なので、書店でこの本を見つけたときは勇躍レジに走ったのでした。


    内容はさまざまな児童文学に登場するお菓子、お料理に関するエッセイと、完成品の写真付きレシピ。

    個人的には、レシピは『ぐりとぐら』のかすてらの頁が、エッセイは『小さなスプーンおばさん』のパンケーキとコケモモのジャムの章が気に入っています(カステラを焼くのに使用されている鉄鍋、絵本の世界観にフィットしていて何だか嬉しくなります!)。

    欲を言えば、著者の句点の使い方が、私には多すぎるように感じました。

    そしてさらに欲を言えば、

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    2011年08月31日
  • アメリカ・カナダ物語紀行

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    赤毛のアン、若草物語、大草原の小さな家、などの舞台となった土地をめぐる旅。 おもしろくないわけじゃないけど、なんだかすごくあっさりした印象。ストーリーから、舞台となる土地の話から、なにからなにまでいろいろと入っていて、そのわりに文章が少なく、総じて印象が薄くなってしまったような。 もっと思い切りよく楽しい旅行エッセイみたいなほうがよかったかなー。 「大草原シリーズ」がもしかしていちばん好きだったかも、と思った。 また読み返したくなってきた。 ローラ・インガルスが実在の人物で、本当の話だったってことがあらためて頭に入ってちょっとびっくり。 実際に、松本侑子氏と一緒に「大草原シリーズ」の舞台を訪ね

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    2011年09月18日