みすゞと雅輔(新潮文庫)

みすゞと雅輔(新潮文庫)

990円 (税込)

4pt

4.2

「みんなちがって、みんないい。」小さな命の輝きを詠った金子みすゞ。弟の雅輔(がすけ)は幼くして養子に出され、みすゞを姉と知らずに文学の友となる。新発見の雅輔の日記から浮かび上がる二人の文芸への情熱、青春の光と影、愛と嫉妬、みすゞの自死、永遠の別れ。大正デモクラシーに生まれた童謡詩が、戦争にむかう昭和に衰退する時代背景を描きながら、知られざるみすゞ像に迫る、画期的伝記小説。(解説・片山宏行)

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みすゞと雅輔(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    金子みすゞの作品は、有名どころの数作しか知らないし、ましてやその生涯なんて考えたこともなかったけど、希った詩集の刊行が死後50年以上経ってからだったなんて、と驚いた。
    巡り合わせが悪かったという事で片付けたくはないけれど、悲運の詩人だったんだなと。
    そんなテルの心情を思ってあの有名な「私と小鳥と鈴と

    0
    2022年06月08日

    Posted by ブクログ

    大正時代の下関と仙崎を舞台に、金子みすゞと上山正祐(雅輔)の活躍を辿る物語だが、雑誌「赤い鳥」への投稿で才能を発揮し始めたみすゞに比較し、なかなか芽の出ない正祐の対比が面白かった.本屋の息子だった正祐とみすゞの複雑な家庭環境も、現在と比較して思うところが多い.当時の男たちの生態も詳しく描写されており

    0
    2023年02月13日

    Posted by ブクログ

    詩人金子みすゞの弟、雅輔は、幼くして養子に出されたため、みすゞを姉とは知らずに、文学の友となります。
    新発見の雅輔の日記を丁寧に読み解き、そこから浮かび上がる二人の情熱。
    東京へ行ってしまった雅輔、下関に残ったみすゞ、それぞれの青春、光と影、愛と嫉妬。
    若くして夭逝したみすゞを、雅輔の目を通して描い

    0
    2022年05月27日

    Posted by ブクログ

    「事実を基に創作したフィクション」とあるので、どこまでが本当のことなのかは分かりませんが、みすゞや雅輔の為人や人生、作品の生み出された背景などが分かりました。
    みすゞが全521作品を雅輔と八十に送ったこと、死の前日に写真を撮ったこと、ふうちゃん(娘)の言葉を「南京玉」と名付けて綴っていったこと、そし

    0
    2022年02月17日

    Posted by ブクログ

    弟 雅輔 が思ったことは、残された資料や彼が書いた手紙や日記などから読み取れる。姉 みすゞ への彼の思いも読み取ることができるだろう。みすゞ 本人の想いはどんなものだったのだろう。残された沢山の詩は想いが昇華した推敲の果てのイメージを伝えてはくれる。けれども、そこに着くまでの道筋を見せてはくれない。

    0
    2020年05月13日

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