藤井邦夫のレビュー一覧
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紀伊藩がらみの、怨念を闇に葬る喬四郎
麻衣は、生きる道を見つけ、幼馴染の数馬を手にかける
吉宗の、天下人としての「孤独」「非情」「寂寥感」に、ウルウル感が良い
寒々とした虚しさだけの、ストーリーだが、義父母の口争いが「一服の清涼剤」か
才三とは別に、もう一人「手駒」を登場させて欲しい...続きを読む -
白縫半兵衛、秋山久蔵、弥平次、渋い主人公も、良いけれど、神代新吾、若い人も、良いねぇ。いつもの登場人物達も、いつもの味を出していて、良かったけれど、初めて登場した手妻の浅吉も、良いねぇ。
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白縫半兵衛から始まって、秋山久蔵、弥平次と、すっかり、藤井ワールドに浸りきって居ます。あちこちで、関わりあいながら、進んでいく話が、面白いです。次は、誰の話を、読もうかな?
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事件にならなくて良かったですねぇ。若い人達は、立ち直って、幸せになって欲しいものです。背の高い眉毛の上に傷持つ女誑し……うーん、嫌なヤツを思い出した。
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鶴次郎、懐かしいなぁ。この時には、まだ、生きているんだ。長七は、藪十の主になったんだ。寅吉は、まだ、行商の鋳掛屋をやってる。白縫半兵衛、秋山久蔵、そして、弥平次、それぞれの探索が交錯する。あちこちに、ちょこっと顔を出す人達。出て来た時、何だか楽しい。
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あの爺臭い最後の一言、弥平次の呟き?気持ち?だったんだ!手下の皆、そして、女房のおまき、養女のお糸……。あっしは、幸せ者ですよ。だって。そうだったんだ~。何か、笑ってしまった。
「人殺し」平助、人殺しにならずに、良かったじゃぁないですか。雲海坊、格好良いじゃぁないですか(笑) -
死んだ直助の隠し妻と子供か?
実のところは、直助が、助けた盗賊の女と子供だったけれど、おしまと音吉、幸せにならなきゃいけないよ。
直助が、成仏できないから。 -
しみじみとした話だった。妻の敵討ちに、涙し、身分を偽り、人を騙しても、探索をしなければならない、隠密廻り同心の葛藤に、心を揺さぶられた。押し込みは、未然に防がれ、××は、改心して、立ち直る事を、祈りたい。
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いつの世にも、何処にでも、嫌なヤツは、居る。とかく、そういう憎まれっ子は、世に蔓延るもんだけど、半兵衛さんが、やっつけてくれる。
ガツンと、やられれば、やられる程、気分が、スカッとする。 -
色々な人の、色々な人生。
辛いことも、哀しいことも、乗り越えて、一生懸命生きている人には、幸せに、なって欲しい。
その幸せを、邪魔する悪人には、厳しい裁きを下す。
半兵衛さん、格好良い。 -
半兵衛さんの再縁話は、無くなった。半次も、音次郎も、女運が、無いなぁ。房吉も。上手く行きそうで、行かない……ま、嫁さんも、面倒臭いからね。居ない方が、仕事に、集中出来るのかな?(笑)
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神代新吾さん、念願の、定町廻り同心になったんだ。お久し振り。これからも、活躍して欲しい。
真っ当に生きている人達には、あくまでも優しい。知らん顔をして、徒に罪人を、作らない。半兵衛さんの生き方が、格好良い。 -
人は、寂しくて、哀しくて、弱いもの。
けれど、気持ちを強く持って、真っ直ぐ前を向いて、生きていかなければならない。
弱き者達への応援歌のような話だった。
柳橋の弥平次達が、助っ人に出てくるのが、良いね。 -
勧善懲悪、これぞ、時代劇。悪人には、容赦をしないが、善人や、弱き者には、情けをかける。半兵衛さん、粋だね~格好良いね~。読むと、胸が、スッとする。
秋山久蔵や、柳橋の弥平次達が、出てくるのも良い。 -
思い込み、どこかで、似たような話を、読んだような気がする。結末は、微妙に違っていたけれど……
半兵衛さんも、そうだけど、亡くなった鶴次郎も、半次も、音次郎も、女運が、無いな~~(笑) -
前シリーズ30冊と新シリーズ9冊を、一気に読んでしまった。次が出るまで、ちょっと、寂しい。
藤井邦夫ワールドに、どっぷりはまってしまったので、他の作品を、読んで、待っていようかな(笑) -
藤井邦夫「一周忌」、新・知らぬが半兵衛手控帖シリーズ№12、2021.2発行。長い一日、一周忌、隠密廻り、通り雨の4話。相変わらずのテンポのよさ、読みやすいです。私は、長い一日と一周忌が気に入りました。Posted by ブクログ
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笑って、終わりになる話が、良いな。
事件絡みの話なので、手放しで、めでたしめでたしは、無いけれど、なんとなくでも良いので、まぁ、良かったなと、終わって欲しい。
個人的には、駆落ちの、坂本秀平の死罪は、気の毒。騙されて、加担したのが、自業自得では、有るけれど。 -
温厚な薬種問屋の主の、隠し顔を見て、脅した為に、殺された太鼓持ち、秋山久蔵に憧れ、騙りをはたらいた男、両親の恨みを、はらそうとする娘、家の恥だと勘当されたのに、家を守ろうと殺された男、人は、寂しい生き物だと思う。