あらすじ
鳥越明神の境内から、野良犬が土の付いた小判をくわえて出てきた。大昔の盗賊が土の下に隠した小判を野良犬が掘り出したという噂が広まり、食詰め浪人や遊び人といった輩が鳥越明神に押しかけ大騒ぎ。そんな中、境内の警戒にあたっていた寺社方役人が何者かに斬られ、死体となって発見された。内々に探索を命じられた北町同心の白縫半兵衛は鳥越明神に向かうのだが……。「世の中には知らん顔をした方が良いこともあるさ」と嘯く半兵衛の人情裁きを描く、書き下ろし人気シリーズ第十五弾。
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Posted by ブクログ
内容(ブックデータベースより)
鳥越明神の境内から野良犬が泥だらけの小判をくわえて出てきたという噂が広まり、市中では埋蔵金騒ぎで持ちきりになった。
そんな中、神社仏閣を統括する寺社方の役人が何者かに殺され、死体で発見される。
その探索に半兵衛らが乗り出すが……。
書き下ろし人気シリーズ第十五弾。
令和4年12月16日~18日
Posted by ブクログ
藤井邦夫「埋蔵金」、新・知らぬが半兵衛手控帖シリーズ№15、2022.2発行。邪魔者、埋蔵金、御礼参り、質流れの4話。いつもながら読み応えがあり、楽しめます。
お久し振りです。半兵衛さん。
やっぱり、良いなぁ。半兵衛さん。知らん顔の仕方が、粋だねぇ。一番の悪者は、サクッと始末して、残された人達には、温情をかける。いつもの登場人物達は、いつもの通り。半兵衛さんの強さもいつもの通り。安定の面白さ。