あらすじ
楓川に架かる新場橋そばで男の死体が見つかった。体に般若の彫り物があるその男は「般若の猪之吉」という通り名の博奕打ちだった。猪之吉の情婦おつやを訪ねた臨時廻り同心の白縫半兵衛は、取り乱す様子を見せないおつやに不審を抱く。書き下ろし時代小説シリーズ第二弾。
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皆が、幸せであれば良いけれど
人情味溢れる裁きに、胸がいっぱいになる。
罪を見逃して?知らん顔して貰った人達は、幸せに暮らしていけるだろうか?どうか幸せで居て欲しい。
忠義者の直吉と、しろも、主の敵討ちが出来て、良かった。しろも、幸せにね。
Posted by ブクログ
藤井邦夫さんの新・知らぬが半兵衛手控帖シリーズ№2「思案橋」、2017.7発行、思案橋、幻の女、忠義者、帰って来た娘の4話、どれも胸のすくはなしです。特に、忠義者、感動しました。秋田から主の仇を討つために江戸に来た直吉。そして、その直吉を追って野良犬化しながらも江戸の白縫半兵衛宅に辿り着いた秋田犬の「しろ」。この忠義者たちの心に、半兵衛がこたえます(^-^)