あらすじ
浅草鳥越明神の参道にある古い茶店に、ある晩、何者かが忍び込み、奥の部屋の床板を剥して大きな穴を掘っていった。何も盗まず、ただ穴を掘っただけでその場を後にした人物の目的とは何なのか!? 報せを受けた北町奉行所臨時廻り同心の白縫半兵衛は、この奇妙な事件の探索に乗り出す。書き下ろし人気シリーズ第九弾。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この本を読むと 熱い蕎麦が食べたくなりますね。
前に読んだ 迷い猫ではなく こちらは招き猫
盗賊招き猫 ってあまり強くは聞こえない名前です。
盗んだ金が 大きな招き猫に入っていた。
虎落笛 吉原で新造の頃に身請けしてもらったことを感謝して暮らしていた おゆり
殺された旦那が よほど優しい人だったんでしょう。
藤井邦夫さんの文章は 疲れてる時ほど 読むのが楽ですね。
この頃の江戸の町暮らし 経験してみたい気がします。
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
浅草鳥越明神の参道にある古い茶店に、ある晩、何者かが忍び込み、床下に大きな穴を掘っていった。何も盗まず、ただ穴を掘っただけで茶店を後にした者の目的とは一体何なのか!?報せを受けた北町奉行所臨時廻り同心の白縫半兵衛は、この奇妙な事件の探索に乗り出す。「世の中には知らん顔をした方が良いこともあるさ」と嘯く半兵衛の人情裁きを描く、書き下ろし人気シリーズ第九弾。
令和3年10月16日~17日
Posted by ブクログ
白縫半兵衛、半次、音次郎、そして半兵衛の上司大久保忠左衛門。藤井邦夫 著「招き猫」、新・知らぬが白縫半兵衛手控帖シリーズ№9、2020.1発行、三下仲間、出戻り、招き猫、虎落笛(もがりぶえ)の4話。コメントは「面白い・痛快」に付きます。出戻りでは、悪役の名前が頭の麻生に小泉、岸田、河野ら浪人たち、笑ってしまいました。虎落笛では、大久保忠左衛門の半兵衛並みの粋な裁きが見られます。
色々な人の、色々な人生
色々な人の、色々な人生。
辛いことも、哀しいことも、乗り越えて、一生懸命生きている人には、幸せに、なって欲しい。
その幸せを、邪魔する悪人には、厳しい裁きを下す。
半兵衛さん、格好良い。