【感想・ネタバレ】日溜り勘兵衛極意帖 ： 5 亡八仕置のレビュー

藤井邦夫

眠り猫の勘兵衛が暮らす根岸の黒猫庵に、土浦の水呑百姓の娘おさきが迷いこんだ。借金の形に女衒富造に売られたおさきは、千住の女郎屋金子屋から逃げてきたという。偽の借用証文で女を女郎屋に売り飛ばす富造の噂を聞きつけた勘兵衛らがとった行動とは……。書き下ろし人気シリーズ第五弾。

[ブクログ · ★★★★☆]

内容（「BOOK」データベースより）
眠り猫の勘兵衛が起居する根岸の黒猫庵に、千住の女郎屋金子屋から足抜けした若い娘おさきが迷い込んだ。取手の百姓の娘だというおさきを匿った勘兵衛は、借金の形に江戸に連れてこられた経緯を探ろうと、船頭の丈吉を取手に走らせる。一方、千住に向かった勘兵衛は、金子屋の主の伝次郎と女衒の富造の悪い評判を耳にし…、人気書き下ろし時代小説、シリーズ第五弾。

令和5年2月3日～5日

[ブクログ · ★★★★☆]

盗賊は盗賊だなんていいながら、人情味あふれる勘兵衛さんが好き。
亡八って、そういう意味なのか。
贋作の話は、前にも似たようなのがあったような（笑）

[ブクログ · ★★★☆☆]

＜日溜り勘兵衛　極意帖＞シリーズ第五段

黒猫庵に女郎屋から足抜けした若い娘のおさきが迷い込んできた。
おさきを匿った勘兵衛は、借金の形に江戸につれてこられた経緯を探り始めた…。


久しぶりに藤井さんの本を読んだけど、やっぱり面白い。
とくに今回、最後の「駆っ込み」は良かった。
大久保忠左衛門さまが出てきて、知らん顔の半兵衛さんシリーズなどを思い出させた。
良い味出してる大久保様（笑）

☆は３．５だね。

[ブクログ · ★★★☆☆]

20160805 そろそろパターンに慣れてしまった。脇役が増えるか敵役を出すか？でも、安心して読めるのが良い。