あらすじ
五年前、博奕打ちの貸元を殺して江戸から逃げた男が戻ってきたらしい。
伊佐吉というその男は、貸元の舎弟たちにも追われていて、
見つかればなぶり殺しに遭う危険もあった。
報せを聞いた久蔵は、伊佐吉を捕まえるべく、探索を命じるが、
どうやら凶状持の男には、恋仲になったおみよという女がいたらしい……。
久蔵が蔓延る悪を斬る! シリーズ第十二弾。
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Posted by ブクログ
流石好調シリーズ、読み応えがありました。でも、往年の痛快な人情裁きは影を潜めましたね。藤井邦夫「兇状持」、新・秋山久蔵御用控№12、2021.12発行。「兇状持」では、おみよの子、おきよの父親は伊佐吉ではないのか。「守り神」のラストは哀し過ぎます。「和泉橋」でも辻斬り事件は話にもならない情けない話。「目利き」は見事な人情裁きでした。