水野敬也のレビュー一覧
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売れないピン芸人・西野金太郎(本名 勤)は、ある日ライブを見に来たおかしなおじさんとコンビを組むことになる。「笑いの神 ガネーシャ」を自称するおじさんと、突如姿が見えるようになった貧乏神の金無幸子、他様々な神と交流する中で、芸人として売れていくための秘訣を金太郎は学んでいくこととなる。お金と幸せの関係に迫る、シリーズ第2弾。
前作に引き続き、働くことの意義、お金と幸せの関係をガネーシャや幸子さん、釈迦と一緒に楽しく学べた。今作はお笑い芸人が主人公なこともあり、芸人として成功するためのノウハウに焦点が当たっていたように思う。貧乏神が嫌う行動パターンの中に、成功の秘密があるという語り口が斬新で面 -
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『夢をかなえるゾウ0』は、ガネーシャがまだ“未熟な神様”だった頃を描いた、シリーズの原点ともいえる一冊です。シリーズを通して読んできた人にとっては、「ガネーシャってこんな時代があったのか」と意外で新鮮な読み心地でした。
他の巻と同じく課題はシンプルですが、まだ完成されていないガネーシャの姿を通じて、「人も神も成長していく存在なんだ」と感じさせられます。ユーモアは健在でありつつも、より人間味のあるガネーシャに親しみを覚えました。
自己啓発としての要素ももちろん役立ちますが、シリーズを追ってきたからこそ味わえる“深み”がありました。まさに「ゼロに立ち返る」ことで、新しい気づきをもらえる一冊です -
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『夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神』は、タイトル通り「死」をテーマにした一冊でした。ガネーシャの関西弁トークは相変わらず面白いのに、死神とのやり取りを通じて「人はどう生きるべきか」を真剣に考えさせられます。
特に心に残ったのは、死を遠ざけるのではなく「死を意識することが、生きる力になる」というメッセージ。課題は相変わらずシンプルですが、どれも「今やるかどうか」が問われているようで、読んでいて身が引き締まりました。
シリーズの中でも一番哲学的で、自己啓発というより「人生の指南書」と呼びたくなる内容。笑いと深い問いが同居していて、読み終えたあとも余韻が続きます。
これまでの『夢をかなえる -
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『夢をかなえるゾウ3 ブラックガネーシャの教え』は、シリーズの中でも特に「死」をテーマにした一冊でした。相変わらず関西弁でお調子者のガネーシャですが、ブラックなユーモアを交えながら人生の有限さを突きつけてきます。
印象的だったのは、「人は死を意識して初めて、本当にやりたいことに気づく」という考え方。前作までのような“行動のコツ”にとどまらず、人生そのものをどう使うかという問いかけが強く、読んでいて背筋が伸びました。
相変わらずスラスラ読めて笑える場面も多いのに、読み終えた後はどこか静かな余韻が残ります。自己啓発というより「人生哲学の入門書」といった印象でした。
シリーズを読んできた人には -
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『夢をかなえるゾウ』は、関西弁でしゃべるゾウの神様・ガネーシャが、冴えないサラリーマンに成功の秘訣をユーモラスに教えていく物語です。自己啓発書でありながら小説仕立てになっているので、笑いながらスラスラ読めました。
課題は「靴を磨く」「人を笑わせる」など地味で簡単なことばかり。でもその積み重ねこそが夢をかなえる近道だと気づかされ、意外と胸に刺さります。派手な理論よりも、すぐに行動できる実践的なヒントが多いのが魅力でした。
何より、この本は私にとって初めて読んだ自己啓発書。ここから自己啓発書にハマっていくきっかけになった思い出深い一冊です。自己啓発に苦手意識がある人でも楽しく読めると思います。 -
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いわゆる自己啓発本が苦手だ。
だって、書いてあることはもう自分でもわかっているから。
でもなかなか実行できなかったり、長年生きて来た人生の軸やルーティンを、見知らぬ人が書いた本の文章で変えられるほど、素直ではないのだ。
そんなことわかってるよ。できないから困ってんじゃん!
なんて捻くれた性格が受け入れようとしない。
しかしこの
「夢をかなえるゾウ」
あまりに有名すぎて、かえって読んでこなかったのだが、読んでみてビックリするくらい面白かった。
感心するとか感動するとかそういった面白さはさておき、関西弁のガネーシャと主人公との漫才みたいなやり取りに、本当に声を出して笑ってしまうくらいの面白さがあ