山内義雄のレビュー一覧

  • モンテ・クリスト伯 2

    Posted by ブクログ

    いよいよ脱獄し自由の身となったダンテス。モンテ・クリスト島で財産も得て、さぁいよいよ復習劇かという内容。
    復習の鬼となる前にモレル商会などへの恩返し(?)の内容まではほほえましく読むことが出来た。後半はきっと今後への伏線なのか、フランツという人物を軸に様々な出来事が絡み合ってきた。きっとこれから先に何か関連があるんだろうが、結構後半は読みにくい感じだった。山賊の話はどこにどうつながっていくのか。さぁあと五巻です。

    0
    2013年08月16日
  • モンテ・クリスト伯 1

    Posted by ブクログ

    モンテクリスト伯全七巻の第1巻。
    最初はすこし訳が読みにくいかなと思っていたが、気が付くとぐいぐい引き込まれていた。無実の罪で投獄されたダンテス、そして監獄での司祭との出会い、どうやってこの悲劇から抜け出すのか。各章が程良い長さでどんどん先を読ませる楽しみがある。あと6巻でどのような復讐劇が起こるのか楽しみで読んでいきたい。

    0
    2013年08月15日
  • 狭き門

    Posted by ブクログ

    10代の頃なら、もっと感銘を受けていたと思うけど、同時に読んでなくって良かった。恋人へ偶像崇拝と天上へ愛に葛藤する話。

    0
    2013年05月25日
  • 狭き門

    Posted by ブクログ

    純愛とはその言葉に反して決して純粋なものではない。それは純粋さという虎の威を借りたエゴイズムの裏返しであり、道徳心の裏でほくそ笑む権威への服従だ。だからこそ純愛は人間らしいのであって、それは決して否定できるものではない。ジェロームからのひたむきな求愛を受けるアリサはそれを決して承諾せず、自己犠牲的な姿勢を変えようとしない。その理由を母親の不倫やキリスト教的価値観に求めるのは簡単だが、幸福に対する恐怖心、それこそが本当にアリサを縛り付けていたものなのだろう。そしてその恐怖心には、とても共感できてしまうのだ。

    0
    2013年03月31日
  • モンテ・クリスト伯 2

    Posted by ブクログ

    ファリア司祭の身代わり?となり、脱獄に成功するエドモン。密輸入を生業とする船に助けられ、司祭が言っていた、モンテクリスト島を探索する機会を待ってい、ついにそこで取引を行う機会に巡り会った。
    人知れず宝を探すため、一計を案じ見事宝を手に入れる。
    そうして、彼がまずしたことは、故郷に戻り、家族と恋人の消息を尋ねることだった。
    同時に、復習を果たすべき相手が、今どこで何してるかを知るためでもあった。

    その後、エドモンは“船乗りシンドバッド”と名乗り、地中海の海を行く密輸入者や山賊と深く親交を結んでいた。
    そんな折り、フランス貴族のフランツを島の隠れ家に招くこととなり、フランツはこの謎の人物が何者な

    0
    2013年02月20日
  • モンテ・クリスト伯 3

    Posted by ブクログ

    モンテ・クリスト伯「ジェバンニが一晩でやってくれました」
    アルベールとその仲間達「な、なんだってー!」
    的な展開が続いて飽きかけたけど、やっと復讐対象の3人に接触。3人それぞれにキャラを使い分け、相手が気付かない所から絡め取るように、相手にとって一番苦痛となる復讐が始まるかと思うとワクワクする。

    0
    2012年11月03日
  • モンテ・クリスト伯 2

    Posted by ブクログ

    ダンテスのモレルさんへの恩返しは、回りくどくて演技が過ぎるなと思ったけど、これを最後に人間らしい感情を捨てて復讐鬼になるならしょうがないかなという気もした。

    0
    2012年09月28日
  • 狭き門

    Posted by ブクログ

    自分が読んだのはどこの出版か忘れてしまったので申し訳ない。
    私が読んだのは宗教色神様云々というよりも、アリサが愛を崇高なものとしているように取れた。北斗の拳のトキともまた違った愛し方だが、ジェロームも真剣なのに報われなさすぎて胸がいたい。愛の純度が高すぎて、触れる、汚すことができない。アリサはダイアモンドのようだ
    あと、(私が読んだ奴は)巻末の解説がなきゃちょっと分かりにくいかもしれない。
    しかし共感できる所があるので☆4。

    0
    2012年09月09日
  • モンテ・クリスト伯 2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2巻は復讐への序章。
    ファリア司祭の死、そしてすり替わってのシャトー・ディフ監獄からの脱走。
    ダンテスのあの博識は、監獄でのファリア司祭から受け継いだ知識。
    脱走後、ダンテスはモンテ・クリスト島へ行き、見事に財宝を見つける。
    それから自分の恋人、家族、そして自分を陥れたもの達が現在どうしているからを調べる。
    自分の家族は不幸にもこの世を去っており、恋人は恋敵にとられ、恋敵を含め、自分を陥れたものたちは皆、富と権力を手に入れていた。
    ダンテスの復讐心は高まったに違いない。

    そして、物語の後半、フランツとアルベールが登場。
    巌窟王をみていたとき、これはエドモン・ダンテスの復讐の物語であると同時に

    0
    2012年06月25日
  • モンテ・クリスト伯 1

    Posted by ブクログ

    ファリアに宝の隠し場所を教えてもらうまで。
    ナポレオンの失脚や復権に関連した話だとは知らなかった。ドラマと大きく違うところ。

    0
    2018年12月31日
  • モンテ・クリスト伯 5

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【概要・粗筋】
    ダングラール男爵は、アンドレ・カヴァルカンティの金に目がくらみ、娘・ユージェニーの婚約者であるアルベールを疎んじ始める。他方、ダングラール夫人との過去の秘密をモンテクリスト伯に知られてしまったヴィルフォールは、伯爵の身辺調査を開始する。その娘・ヴァランティーヌは母方の祖母のたっての願いにより、婚約者フランツがパリに戻ったらすぐに婚姻契約書に署名することになってしまう。それを知った恋人・マクシミリアンはヴァランティーヌを説得し、駆け落ちすることを約束させた。モンテクリスト伯の復讐計画が着実に動き始める。

    【感想】
    見所のひとつは、モルセール家での舞踏会におけるモンテクリス

    0
    2011年06月19日
  • モンテ・クリスト伯 6

    Posted by ブクログ

    ついに終盤戦のはじまり。エドモン・ダンテスであることが何人かにはわかりはじめ、モンテ・クリスト伯の復讐は少しずつ達成されていく。機械のように復讐を成し遂げていくかと思いきや、かつての恋人の一言に心を動かされてしまったり。モンテ・クリスト伯が最終巻でどのような結末を選択するのか、期待は高まる。

    0
    2010年03月26日
  • モンテ・クリスト伯 5

    Posted by ブクログ

    物語はいよいよ後半に入り、次々に展開を始めている。1800年代に書かれた物語だとはとても思えない面白さだ。現代にも十分に通用する。この本で映画を作ったら面白いのではないかと思うのだが。さて、ラスト2巻、どんな展開が待っているのだろうか。

    0
    2010年03月26日
  • モンテ・クリスト伯 6

    Posted by ブクログ

    借本。
    読んでいて、メルセデス、酷い!と思ったりもしたが、
    エデが可愛くてたまらない。
    伯爵とエデがなんとかなったら〜と淡い期待を持って、
    次巻の最終巻を楽しみに。

    0
    2012年12月29日
  • モンテ・クリスト伯 4

    Posted by ブクログ

    借本。
    登場人物を覚えるのが大変アヤシイ感じになってきた4巻。
    マクシミリアンとヴァランティーヌの行く末が気になる。
    あと3巻で待ちにまったラストかと思うと、読むペースが尋常じゃない(笑)

    0
    2012年12月29日
  • 狭き門

    Posted by ブクログ

    ジッドは1947年78歳でノーベル文学賞を受賞したフランスの作家。同フランス人作家のカミュは1957年44歳で受賞している。因みにフランス人のノーベル文学賞受賞者は15人に上る。日本人は川端康成(1968年)と大江健三郎(1994年)の2名だけなのが悲しいかな、村上春樹はどうした...。

    『狭き門』は、ネトフリの貴族の宴で有名なブリジャートン家風にはじまる。幼い二人の恋愛模様を描きつつ、少年から青年時代になると彼女はめんどくさい女に変貌する。彼を遠ざける理由がまた神がかっていてややこしい、最後には精神的におかしくなるのだが~ジットの自伝的小説というのだがら驚きだ。

    0
    2025年10月25日
  • モンテ・クリスト伯 1

    購入済み

    むかし児童書で読んでざっくりとした筋は知った上で再読。とりあえず1巻を読了しましたが、全7巻もあるのに、早くもファリア神父の教えを受けて脱獄しようかというところまで来ました。このあとの復讐の過程が本作の醍醐味ってことなんでしょうね。

    #ドキドキハラハラ #感動する

    0
    2024年12月16日
  • 狭き門

    Posted by ブクログ

    結局のところ二人はお互いを愛していたのではなく、愛を成就すべく徳を積む行為(神へとお近づきになる道なのか?)に夢中になっていたのに過ぎないのかもしれない。
    また、その過程で、ジェロームもアリサも本来の彼らを見ることなく、互いを神のように偶像崇拝してしまっていたとも思う。

    恋やら愛はもっと世俗的で、シンプルなものなんじゃーん?

    サリンジャーのフラニーとゾーイーにあった、太っちょおばさまはキリストなんだよ、の方が自分にはしっくりくる。人間が神へと近づくのではなくて、すでに人間の中に神は宿っているって思いたい。

    0
    2024年02月12日
  • モンテ・クリスト伯 7

    Posted by ブクログ

    長い長いモンテクリスト伯ことエドモンド
    ダンテスの復讐の旅は終焉を迎えた。
    それは復讐で全てがクリアになる事では
    なく、心の痛みも伴う旅路だった。
    悪人には懲罰を善人には幸福の糧を
    分け与えたモンテクリスト伯。
    その中で愛したメルセデスとの最期の別れ
    ヴォフールにした復讐では、罪のない子供が
    予想外に亡くなってしまった事。
    牢獄での14年間の苦しみと復讐に人生を捧げ
    最期はやっとエドモンドダンテスとして
    エデとの幸せを掴んだ。
    待っていれば、いつか希望は訪れる。

    0
    2023年02月03日
  • モンテ・クリスト伯 6

    Posted by ブクログ

    モンテクリスト伯の復讐が次々となされ
    て行く様がスリリングで面白い。
    アルベールとの決闘事件はどうなる事かと
    思ったが、元恋人のメルセデスの計らいで
    事なきを得た。
    フェルナンの悪事の発覚からの自殺、ダングラールの娘の出奔。
    モンテクリスト伯の復讐は隙のない完璧な
    復讐だ。
    いよいよ最終話、ヴォフールへの最後の復讐は
    どの様に成されるのかハラハラする。

    0
    2022年11月10日