山内義雄のレビュー一覧
-
-
-
-
-
ネタバレ
ダルタニヤンのちダンテス
三銃士は、アトス、ポルトス、アラミスに加えて主人公のダルタニヤン。
本作はダンテス、エドモントダンテスが主人公。
安定のオヤジデュマ品質、伏線回収でこうくるかでしたね。
お好みで。 -
-
Posted by ブクログ
ネタバレ数年前に1巻だけ読んで放置してたのを再読。
びっくりするほど面白くて一気に全巻読んだ。「待て、しかして希望せよ」を見たくて…(なんでこの時期にまた読み始めたのかは察してください)
好きなキャラクターは主人公とユージェニー嬢だな。当時の価値観ではユージェニーのような思考の女性は変人扱いされたんじゃないかなぁと思うけど、それでも自由を選んだのはすごい。
メルセデスはあの時代であの選択をしたのは仕方ないよなと思う一方で、嫌な女だなぁと思わせる何かを感じた。正直ダンテスが最後にメルセデスを選ばなくて良かった…
1巻の辛い展開を乗り越えてからが最高に楽しかった。嫌な奴は徹底的に嫌な奴として描かれていて -
-
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ祖母の家にあったので読んでみました。
フランス文学だけあって難しかったですが
アリサの
「死ぬってものはかえって近づけてくれるものだと思う。生きているうちに離れていたものを近づけてくれるもの」
その文章に惚れました。
この文章から彼女は心底ジェロームを愛してたのだなと感じました。
彼女は母親の不倫などで徳を積むことばかりを考え妹の幸せすら願った。けれど本心はジェロームへの恋のために徳を積もうとしてたかもしれない。
最後の日記には彼に当ててる文章が多く神ではなくジェロームを求めてることがわかり胸が痛くなりました。
彼女は狭き門ですら彼と行こうとも考えてもいました。
亡くなった彼女は離れていたもの -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ遂に最終巻になってしまった。
カドルッスは殺され、フェルナンは自殺。
残る仇はヴィルフォールとダングラールだったのだけど。
マクシミリヤンの最愛の人がヴィルフォールの娘で、毒殺される恐れがあるから助けてくれと頼まれることからモンテ・クリスト伯の復讐劇が狂い始める。
モンテ・クリスト伯としては、憎い仇の家族は当然憎いわけで、死んでもしょうがないと思っていたけれど(何なら裏でけしかけてたけど)、マクシミリヤンに泣きつかれてしぶしぶ助けることを約束する。
その後結局ヴィルフォールの妻と息子が死に、旧悪を暴かれたうえに家族をすべて失ったヴィルフォールは発狂してしまうのだけど、その姿を見たモンテ・ク -