山内義雄のレビュー一覧

  • モンテ・クリスト伯 2

    Posted by ブクログ

    脱獄に成功。
    ファリア神父の残した財宝を手にいれる。
    船乗りシンドバッドとしてモレル商会を救済。
    モンテ・クリスト伯の復讐がいよいよ始まりそうだが、どう展開するのか見当もつかない。

    0
    2020年07月12日
  • モンテ・クリスト伯 1

    Posted by ブクログ

    ややゆっくりとしたオープニング。
    まず気がつくのは、ひらがなが多く、とても読みやすい翻訳だということ。

    無実の罪で獄に繋がれたエドモン・ダンテスは、おなじく獄中にあるファリア神父と出会い、さまざまな学問知識を授けられ、ついに財宝のありかを聞くことに。

    0
    2020年07月12日
  • モンテ・クリスト伯 6

    Posted by ブクログ

    ついにフェルゼンことモリエール伯に裁きが下される中、復讐鬼は良心を呼び起こされる。

    アルベールよダンテスよ、それでもなお戦うべきだったんじゃないのかい?

    0
    2020年06月27日
  • モンテ・クリスト伯 5

    Posted by ブクログ

    ダンクラール家は家庭内不和と破産へ誘われ、ヴィルフォール家は死神の影が舞い始める。

    嗚呼、鮮やかなる哉モンテクリスト伯。

    0
    2020年06月23日
  • 狭き門

    Posted by ブクログ

    読みはじめたばかり。ジッドの他の作品の書籍が見つけられずにこれを読んでいる。
    味わって読みたい、早く読み終わってしまいたくない本というものがあるけど、これもその1つ。

    ジッドはサガンから知った。

    ある人が、この狭き門は若きウェルテルの悩みのような若い人の興味を引くというようなことを書いていて、確かにそうなのかもしれないと思う。しかし、ところどころというより根底に流れる人への寛容さというようなものや、徳とでも言うものが、人生をある程度経験した今だから感じられると思う。

    0
    2019年10月22日
  • モンテ・クリスト伯 4

    Posted by ブクログ

    ダンテス(モンテ・クリスト伯)の、執拗で、徹底した復讐が一つ一つ実行される。その凄惨さに、伯の中でも迷いが生ずるがもはや引き返すことはないし、かつての牢獄を見直して確信を取り戻す。復讐劇なので読後感はあまり爽やかではないが、文中に散りばめられている哲学者や史実には興味をそそられる。知識人というか良い意味での貴族というのはこういう知識を持ち合わせていた人だったのだろう。

    0
    2019年07月05日
  • モンテ・クリスト伯 1

    Posted by ブクログ

    (1〜3巻)嫉妬、保身、金儲けなどの理由で友人に裏切られ、言われのない罪で14年間も服役させられた主人公ダンテスの復讐の物語。囚人牢で知り合った司祭から、膨大な知識を得て、たまたま巡ってきた脱獄の機会を活かし、隠し財産を得て、素性を変えて社交界にデビューする。かつてダンテスを陥れた面々は華々しく出世し確固たる地位を有している。そこからダンテスによる、真綿でゆっくりと首を絞めるような復讐が始まる。

    0
    2019年07月02日
  • モンテ・クリスト伯 5

    Posted by ブクログ

    復讐譚も5巻目。
    モンテ・クリスト伯はどこへ?というくらいに出番がない。
    しかし背後で色々と動いているのではないかと感じる。

    伯爵がたまに見せる人懐こい感じに戸惑う。どれが本当の顔なのか、全ては復讐のための演技でしかないのか。

    0
    2018年11月18日
  • モンテ・クリスト伯 4

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    復讐譚4巻目。
    未だ伯爵の復讐全容は見えない。本当に彼はあのエドモン・ダンテスなんだろうか。
    ただ、エデや家令の背景とダンテスの背景に重なるところが出てきているので、何となくこれが全て繋がってくるんだろうな。どこまでが伯爵の手の内なのか。全てだとしたら、彼はもはや人間ではなく復讐の神としか思えなくなってくる。

    0
    2018年09月20日
  • モンテ・クリスト伯 7

    Posted by ブクログ

    モンテ・クリスト伯爵の復讐が終わった。ただ、ダングラールへの復讐の方法が他の二人に比べて甘くないか?おそらく、この人は痛い目に会っても全然反省しないで、翌日からケロっとまた金だけが生き甲斐の俗っぽい暮らしを繰り返すんじゃないのか?
    それにしても、ダングラール家は男爵も夫人も娘も、揃いも揃って低俗でしたたか。この人達はいかなる環境でもするっと蛇のように生き抜いていくのだろう。それはそれで天晴れだ。

    反対にヴィルフォールへの復讐は最も過酷だ。他の二人が嫉妬から来る単なる嫌がらせなのに対して、彼自身はダンテスに何の恨みもなく、立場上最も罪が重いのは間違いない。にも関わらず気の毒に思えてしまう。

    0
    2018年08月23日
  • モンテ・クリスト伯 6

    Posted by ブクログ

    アルベールの友達が大臣秘書官、元軍人、新聞記者などの職業に就いていた事がこの場に来て様々な役にたっている。現代人からすると体面とか決闘は回りくどく馬鹿げて見えるけど、それもまたこの物語の面白い所でもある。
    未亡人になった元婚約者よりも、近くにいる若い娘に気持ちが動いてしまうのは‥‥モンテ・クリスト伯爵もやっぱり男なんですねぇ。

    ユージェニーとダルミィ嬢の逃避行、アンドレアの大捕物、絵巻物のような面白さ。しかしユージェニー、ますますいいキャラだと感じた。

    0
    2018年08月21日
  • モンテ・クリスト伯 5

    Posted by ブクログ

    この巻でまた伯爵の変装が見られました。ヴィルフォールも部下に成り済まして伯爵とご対面(笑)
    たかだか15年位の歳月会わなくても友人知人ならわかるのではないか?というのが3巻から続く疑問。ヴィルフォールやフェルナンはダンテスとそれほど深い関わりはなかったけど、ダングラールは同僚だから普通わかるのでは?と思っていた。
    しかし、現代は写真や動画で会えなくなった人を何度も頭に刷り込むことができるけど、この時代はそんなものはない。あっても肖像画。日々の暮らしに追われていたら10年以上前の記憶はあやふやになってしまうかもしれない。

    ギリシャでの辛い思い出を敢えてアルベールの前でエデに語らせたり、ヴィルフ

    0
    2018年08月19日
  • モンテ・クリスト伯 3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    復讐譚3巻目。
    モンテ・クリスト伯の復讐も本格的に始まっていく。
    モンテ・クリスト島の財宝を手に入れた時点で、そのまま以前の自分を忘れて楽しく散財しながら生きていく、という選択肢もあったと思うのだが、それより伯爵を復讐に進ませたのは何だったのだろう。優雅な生活が最高の復讐ではないのか。
    言ってしまえば、復讐してやる!という感情を抱いているのは非常に人間臭い。
    人間離れした描写をされているモンテ・クリスト伯は、復讐をするという一点のみにおいて人間らしいのかもしれない。

    0
    2018年08月07日
  • モンテ・クリスト伯 2

    Posted by ブクログ

    ずっと前に岩波少年文庫で読んだ事がある。子ども向けの本にしては長かったけど、当然はしょられてる部分がある。今回そういった細かいデティールに触れられて楽しめた。

    自由の身になったダンテスは過去の事実を探るべく、関係者達に変装して近づく。ある時は司祭、ある時はイギリスの商人、そしてある時はイタリアの船乗りシンドバッド!
    海賊や山賊も出てきて、エンタメ色も濃くて面白かった。

    0
    2018年07月19日
  • モンテ・クリスト伯 2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    復讐譚2巻目。
    薄々思っていたし、1巻の末に訳者が書いていたが、シェイクスピアらしさをとても感じた。自分からするとすごく親しみやすくて良い。

    前半はエドモンの脱獄と、恩返しまで。後半は視点がフランツに移り、外から見た正体不明の船乗りシンドバッドことモンテ・クリスト伯の描写が続く。
    ここら辺、エンタメ小説っぽい。

    復讐を開始した彼はもうエドモン・ダンテスではなくなってしまったのだなと思う。しかし未だにどのような復讐を企てているのかさっぱりわからない。

    それとイタリア女性は好きな殿方以外の男性が目に入らなくなるそうで、うはあ、かわいいと思いました。

    0
    2018年06月27日
  • モンテ・クリスト伯 6

    Posted by ブクログ

    ドラマには出てこなかったユージェニーとダルミイーが結構登場した。アンドレアは実の母と結ばれるのではなく、ユージェニーと結婚しそうになるが、直前に前科を暴露されて破談となり、ユージェニーとダルミイーは二人で自由を求めて逃亡するという流れ。
    フェルナンは自殺して本当に死んだ。
    ヴァランティーヌは毒を飲んだが、祖父の薬を少しずつ飲んでいたため一命をとりとめた。

    やっぱり訳が古いのが嫌だ。

    0
    2018年10月18日
  • モンテ・クリスト伯 1

    Posted by ブクログ

    いや、面白い❗️
    時代背景が王政復古の頃なので、現実にこういった冤罪はあったのだろうつと思われる。

    0
    2018年06月09日
  • モンテ・クリスト伯 5

    Posted by ブクログ

    復讐の花が開花し始める第五巻!
    ヴィルフォール家での連続毒殺事件、モルセール伯の過去、
    ダングラール男爵とアンドレア・・・モンテ・クリスト伯の
    蒔いた復讐の種は芽吹き、開花を始める。
    メルセデス、マクシミリアンとヴァランティーヌ、
    そしてエデ。
    彼らもまた行動するが、それがどうモンテ・クリスト伯に
    関わってくるのだろうか?
    老僕のバロワ、ダヴリニー医師、ユージェニー、
    ダルミイー嬢が登場、エデの過去もわかり、
    新たな運命の糸が加わりました。
    そして、なんといっても金・地位・名誉という欲望は、
    如何に人を醜悪にするか。
    ヴィルフォール然り、ダングラール然り、
    そして毒殺者・・・。
    エデの過去語り

    0
    2018年05月16日
  • モンテ・クリスト伯 5

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全7巻を読んだうえでの感想です。

    ヴィルフォール家での連続怪死事件、エデの告白、ジャニナ通信によるフェルナンの告発などの不穏な展開をみせますが、まだ前振り段階というか、来るべきラストに向けての助走段階に入ったような印象です。嵐の前の静けさのといった感じで。

    うーん、この巻に関してはこれといった感想は無いですね。

    0
    2018年03月25日
  • モンテ・クリスト伯 4

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全7巻を読んだうえでの感想です。

    第4巻ではモンテ・クリスト伯とヴィルフォール夫人の毒物に関するやり取り、カヴァルカンティ少佐とアンドレアの登場、マクシミリアンとヴァランティーヌの秘めた恋、そしてオーティユの晩餐での出来事など、徐々にターゲットたちがダンテスの術中に嵌っていく様が描かれていますが、一番面白いのは信号機のくだりではないでしょうか。
    当時はまだ電話が無い時代なので、情報の伝達に手旗信号のようなシステム(腕木通信というらしい)が採用されていたんですね。大がかりな伝言ゲームをやっているようなイメージでしょうか。
    本書ではこれを「信号機」と呼んでいるのですね。これに目を付けたのはなかな

    0
    2018年03月25日