山内義雄のレビュー一覧

  • モンテ・クリスト伯 6

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    ドラマには出てこなかったユージェニーとダルミイーが結構登場した。アンドレアは実の母と結ばれるのではなく、ユージェニーと結婚しそうになるが、直前に前科を暴露されて破談となり、ユージェニーとダルミイーは二人で自由を求めて逃亡するという流れ。
    フェルナンは自殺して本当に死んだ。
    ヴァランティーヌは毒を飲んだが、祖父の薬を少しずつ飲んでいたため一命をとりとめた。

    やっぱり訳が古いのが嫌だ。

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    2018年10月18日
  • モンテ・クリスト伯 1

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    いや、面白い❗️
    時代背景が王政復古の頃なので、現実にこういった冤罪はあったのだろうつと思われる。

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    2018年06月09日
  • モンテ・クリスト伯 5

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    復讐の花が開花し始める第五巻!
    ヴィルフォール家での連続毒殺事件、モルセール伯の過去、
    ダングラール男爵とアンドレア・・・モンテ・クリスト伯の
    蒔いた復讐の種は芽吹き、開花を始める。
    メルセデス、マクシミリアンとヴァランティーヌ、
    そしてエデ。
    彼らもまた行動するが、それがどうモンテ・クリスト伯に
    関わってくるのだろうか?
    老僕のバロワ、ダヴリニー医師、ユージェニー、
    ダルミイー嬢が登場、エデの過去もわかり、
    新たな運命の糸が加わりました。
    そして、なんといっても金・地位・名誉という欲望は、
    如何に人を醜悪にするか。
    ヴィルフォール然り、ダングラール然り、
    そして毒殺者・・・。
    エデの過去語りの中のフランス士官だって・・・ね。
    なお、アリ・パシャは実在の人物がモデル。
    調べてみると、なかなか興味深い歴史有り(^^♪

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    2018年05月16日
  • モンテ・クリスト伯 5

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    ネタバレ

    全7巻を読んだうえでの感想です。

    ヴィルフォール家での連続怪死事件、エデの告白、ジャニナ通信によるフェルナンの告発などの不穏な展開をみせますが、まだ前振り段階というか、来るべきラストに向けての助走段階に入ったような印象です。嵐の前の静けさのといった感じで。

    うーん、この巻に関してはこれといった感想は無いですね。

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    2018年03月25日
  • モンテ・クリスト伯 4

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    ネタバレ

    全7巻を読んだうえでの感想です。

    第4巻ではモンテ・クリスト伯とヴィルフォール夫人の毒物に関するやり取り、カヴァルカンティ少佐とアンドレアの登場、マクシミリアンとヴァランティーヌの秘めた恋、そしてオーティユの晩餐での出来事など、徐々にターゲットたちがダンテスの術中に嵌っていく様が描かれていますが、一番面白いのは信号機のくだりではないでしょうか。
    当時はまだ電話が無い時代なので、情報の伝達に手旗信号のようなシステム(腕木通信というらしい)が採用されていたんですね。大がかりな伝言ゲームをやっているようなイメージでしょうか。
    本書ではこれを「信号機」と呼んでいるのですね。これに目を付けたのはなかなか面白いと思いました。
    本巻最終章のダングラールの怒りと夫人のヒステリーはまるで掛け合いのコントを見ているようで笑えました。
    個人的にこういうノリは大好きです。

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    2018年03月25日
  • モンテ・クリスト伯 3

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    ネタバレ

    全7巻を読んだうえでの感想です。

    この巻ではモンテ・クリスト伯がパリの社交界にデビューすると同時に、かつて自身を陥れた人物たちとの再開を果たしていく過程を中心に物語が進行していきます。
    他にもヴィルフォールが過去に犯した別の過ち、執事ベルトゥッチオの屈託、そしてまさかのカドルッスと、物語後半に向けての重要な伏線がいくつも登場します。
    一方でダンテスによる直接の復讐は次巻以降となることもあってか、1巻から2巻にかけての怒涛の展開はいったん落ち着き、読み手によってはやや冗長に感じられるかもしれません。

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    2018年03月25日
  • モンテ・クリスト伯 4

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    この巻ではいろいろなことが起きた。
    エデのエピソード。マクシミリアンとヴァランティーヌの恋。ヴィルフォール夫人と息子を救って一家に取り入る。ヴィルフォール夫人へ毒薬を教える。エデがフェルナンを目撃。ダングラール夫人に株をやらせる。カヴァルカンティ親子を作り出す。ヴィルフォール老人の遺言。ヴィルフォールとダングラール夫人を昔子供を産み捨てた別荘へ招待。

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    2018年10月18日
  • モンテ・クリスト伯 4

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    登場人物たちの絡み合った因縁が表に現れ出始める巻。この絡み合い方は歌舞伎みたいだ。巻の終わり近く、男爵夫妻の罵り合いは人の醜さの見本のよう。恐ろしい。

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    2018年01月02日
  • モンテ・クリスト伯 7

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    エドモン・ダンテスの復讐劇完結。
    新聞の連載小説だけあって読者の興味を失わせないための工夫がされていて大変な長編だが最後まで夢中で読み通すことができる。
    しかし、今ではさすがに翻訳が古すぎると感じる。
    残虐な場面や差別的表現などをどう翻訳するか難しい課題が多いが、新訳ができれば再度のブームになると思うのだが。

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    2017年10月28日
  • モンテ・クリスト伯 2

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    牢獄を脱出し、モンテ・クリスト島にたどり着いて宝を手に入れ、困窮の極みにあるモレル氏を助ける。
    その後、ダンテスはは表舞台に姿を表さず、影のようにそこここに現れる。
    そして最後に、フランツとアルベールの前に登場する。

    フランツとアルベールが一体誰なのかよくわからないし、この二人のくだりが長すぎはしないか。
    でもともかくこれでダンテスがはっきりと登場したので、これから活躍するのだろう。

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    2018年11月04日
  • モンテ・クリスト伯 3

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    パリでの活動開始。メルセデスとの再会。果たしてメルセデスは気付いたのか…?家令のベルツッチォにもヴィルフォールとの意外な因縁が。一通り、復讐すべき相手は出そろった。

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    2017年01月11日
  • モンテ・クリスト伯 1

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    ダンテスの身に降りかかった不幸。ファリア司祭に出会えたことで希望の光が見えてくるものの…彼が失った時間と自由と愛のことを考えると胸がしめつけられる。
    ファリア司祭の言葉には名言を感じる。「人智のなかにかくれているふしぎな鉱脈を掘るためには、不幸というものが必要なのだ。」「世の中には、物識りと学者とのふた色があってな。物識りをつくるものは記憶であり、学者をつくるものは哲学なのだ。」

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    2017年01月08日
  • モンテ・クリスト伯 1

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    ネタバレ

    rev 1 2016 12/08 rev2 12/09
    (急いで書いたりなので、後で書き直すかもしれません。上記、日付等も、併せてメモします。書き直した際は日付も追記します。。。

    主人公のダンテス、絵に描いたような好青年で、出だしが幸せ一杯だったが、人から恨まれたりするほどだったので、読んでいて非常にハラハラした。ダンテスよ、もっと謙虚に、と思ったりした。でも、ダンテスが悪いわけではない、嫉妬や恨みの感情のままに危害を加える人たちが悪いのだ。。!そう、幸せで真っ直ぐな人柄の人は、他人にあわせて萎縮しなくてもよい、、はず。本当は。
    それにしても、色々なことが重なり、無実なのに牢獄に入れられてしまうダンテスだが、ヒヤリハットの法則ではないが、大変な事が起こる時というのは、一つの不運だけでなく、幾つか重なっているものだと思った。
    ただ、幸運も、重なって起こる。起伏に富みすぎの人生だ。。
    幸運は、何よりファリア司祭との出会い。
    ファリア司祭は、私の、賢者・学者の理想像かもしれない。本を読んだり勉強する先には、いつか老いたときには、何らか後進の若者を導き、明るく照らすようなものを持てるようになっていたいと思う。

    まだ1巻。全部で7巻だよ、まだまだこれから〜!

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    2016年12月09日
  • 狭き門

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    「これ神は我らの為に勝りたるものを備へ給ひし故に、彼らも我らと偕ならざれば、全うせらるる事なきなり。」
                             (ヘブル書11:40)
    この聖句は、比類ない「青春の書」、ジッドの『狭き門』において、アリサが従弟ジェロームに残して去った、最後の言葉である。この書を読まれた読者諸氏は多かろうが、ここでの恋愛経過は19世紀的どころか、現実に存在し得ない類のものである。悲劇的な結末を迎えるが、これは実に読者を陶酔させ、恍惚境へと誘い入れる。

    女主人公アリサがここでは聖女のごとく、あまりにも美しく描かれている。この小説の主人公であり物語の語り手でもあるジェロームはかれらの愛を、そこを通って成就する苦難の「狭き門」と定め、アリサと結婚するためにと、自分を試練にかけ、自分を彼女にふさわしい「徳」の高い人物となる様にピューリタン的な努力を始める。がしかしそのことがかえって彼女を天上の神の世界へと向かわせる苦悩の要因になっていることに彼は気づかない。その結果、ジェロームが結婚の話を持ち出すたびに彼女はそれを打ち消し、彼女の内心の彼への強い愛にもかかわらず、ジェロームを否みつつ自らは不毛の死をとげる。

    ここで見逃してはならないひとつの事件がある。実はアリサは、彼女の妹ジュリエットとジェロームとの会話を聞くとはなしに聞いてしまい、ジュリエットがひそかにジェロームを愛していることに気づく。それ以後、アリサは身をひいて自分の愛を妹に譲ろうとする。この自己犠牲的な愛もこの小説に異様な悲劇的雰囲気を醸している。

    わたしがこの小説を読んだのは19歳の感受性の強い思春期であった。それがためこの書のあまりの美しさに我を忘れ感動の渦へと巻き込まれた。というのも当時のわたしの恋愛観がまだ未熟で、この恋愛悲劇を肯定的に受け止めてしまったからである。それはともかく、この小説がわたしの精神形成に与えた影響は計り知れないものがある。

    ところで、この聖句であるが、アリサ自身、「はっきりその意味がわからない」と述べている様に、なぜここにこの聖句が引用されたかは作者ジッド以外、謎である。ジッドはここ以外にも、ところどころ新約聖書からの引用があるが、その解釈が自由すぎるという批判もある。ともあれ、アリサはジェロームとの最後の逢瀬で、ジェロームを突き放し、はらはらと涙を流し、「勝りたるもの」を繰り返しながら、闇夜に姿を消してゆく。

    尋常ならざるストーリーだが風紀紊乱が叫ばれて久しい現代社会への強固な反定立として読みつがれるべき名作ではなかろうか。

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    2016年04月27日
  • 狭き門

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     初読のジッドの本。
     物語は、「狭き門」を単身くぐり抜けようともがく女性の苦悶が描かれていて、読んで、息苦しい印象を持った。
     女性がこういう悲運に陥るというのは、めずらしいように思われた。また、物語を通して作者の影がうっすらとも見えないところに、その技術の高さがうかがわれた。
     全体の雰囲気が薄暗く、話が淡々と進むので、万人にはおすすめ出来ない作品でしょうが、読まずに済ますにはもったいないくらいの痛切なメッセージが、この中に込められているかと思います。ノーベル文学賞を受けた作家の作品なので、読んでおいて損はないでしょう。
     ぜひご一読を!

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    2016年04月04日
  • 狭き門

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    神への愛と人への愛、果たして人は二つの愛を持って天国の狭き門をくぐることはできるのか?
    敬虔過ぎる二つの信仰心が織りなす恋の物語、ガラスのような繊細さが素敵です。
    キリスト教信仰は馴染みの薄い文化でしたが、大人の入り口で戸惑う女の子の生真面目な純潔と恋への憧れに置き換えて読んでましたvv

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    2015年02月27日
  • 狭き門

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    2015.1.21
    崇高な宗教観から理解を超える箇所が何度もあったが、尊い愛の話。アリサの日記を読みつつ、互いの互いを思う気持ちとそのすれ違いに涙しそうになった。愛とは何か、幸福とは何か、現代のしかも日本に生きる特定の宗教を持たない僕が読んでも考えさせられた。

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    2015年01月27日
  • モンテ・クリスト伯 1

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    まだ一巻目ですが、とにかく面白い!
    先が気になって仕方がありません。
    「もういい歳だし、読んでおかなくちゃなぁ」と思いつつ、その物語が長いことだけは知っていたのでなかなか手が出なかったのですが、今思えばもっと早く読んでいてもよかったです。
    50年以上経ってもみずみずしさを失っていない訳文で読む物語の面白さ。加えて、200年近く前の人々も同様にこの物語を楽しんでいた様子を想像すると二重に楽しめます。

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    2014年07月15日
  • 狭き門

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    ジッドが1909年に発表した作品。本書の題名"狭き門"は、新約聖書のマタイ福音書第7章第13節"狭き門より入れ、滅にいたる門は大きく~"というキリストの言葉に由来してます。キリスト教の背景がないので、完全には読み解けない部分がありますが、ジェロームとアリサの純粋な愛情を感じることは出来ます。それぞれの心情が手紙や日記などを引用する形で綴られ、無駄な描写が少ないと感じました。必要以上に相手のことを考えてしまい、どうにもならなくなった2人に救いの道はなかったのかな。本来、そのための信仰だと思わなくもない。

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    2013年12月19日
  • 狭き門

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    《それなのに今、あなたなしに見ているわたしは、何から何まであなたから盗んで見てでもいるかのよう。》

    愛ゆえに完璧であることをのぞみ、
    愛ゆえにそれを達し得ないとは。
    神への道はそれほどまでに狭いのか。

    アリサもジェロームも狂うほどに繊細で、厳格だった。
    アリサとジェロームの宗教観のズレが招いた悲劇かな。
    簡単に手に入ってしまう幸福や成長の無い安定した生活に対する嫌悪感
    はとても理解できるし、ジェロームが神に近づくことがジェロームにとっての徳行であり、それこそがアリサの幸福である、という考え方はとても美しいと思うけれど、、、
    やっぱりアリサの宗教観は不幸だと思う。

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    2014年01月24日