山内義雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレrev 1 2016 12/08 rev2 12/09
(急いで書いたりなので、後で書き直すかもしれません。上記、日付等も、併せてメモします。書き直した際は日付も追記します。。。
主人公のダンテス、絵に描いたような好青年で、出だしが幸せ一杯だったが、人から恨まれたりするほどだったので、読んでいて非常にハラハラした。ダンテスよ、もっと謙虚に、と思ったりした。でも、ダンテスが悪いわけではない、嫉妬や恨みの感情のままに危害を加える人たちが悪いのだ。。!そう、幸せで真っ直ぐな人柄の人は、他人にあわせて萎縮しなくてもよい、、はず。本当は。
それにしても、色々なことが重なり、無実なのに牢獄に入れられ -
Posted by ブクログ
「これ神は我らの為に勝りたるものを備へ給ひし故に、彼らも我らと偕ならざれば、全うせらるる事なきなり。」
(ヘブル書11:40)
この聖句は、比類ない「青春の書」、ジッドの『狭き門』において、アリサが従弟ジェロームに残して去った、最後の言葉である。この書を読まれた読者諸氏は多かろうが、ここでの恋愛経過は19世紀的どころか、現実に存在し得ない類のものである。悲劇的な結末を迎えるが、これは実に読者を陶酔させ、恍惚境へと誘い入れる。
女主人公アリサがここでは聖女のごとく、あまりにも美しく描かれている。この小説の主人公であり物語の語り手でもあるジェロー -
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Posted by ブクログ
《それなのに今、あなたなしに見ているわたしは、何から何まであなたから盗んで見てでもいるかのよう。》
愛ゆえに完璧であることをのぞみ、
愛ゆえにそれを達し得ないとは。
神への道はそれほどまでに狭いのか。
アリサもジェロームも狂うほどに繊細で、厳格だった。
アリサとジェロームの宗教観のズレが招いた悲劇かな。
簡単に手に入ってしまう幸福や成長の無い安定した生活に対する嫌悪感
はとても理解できるし、ジェロームが神に近づくことがジェロームにとっての徳行であり、それこそがアリサの幸福である、という考え方はとても美しいと思うけれど、、、
やっぱりアリサの宗教観は不幸だと思う。 -
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