小林弘人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日垣隆氏が強くお勧めしていたので読んでみる。
本書が書かれたのが2009年。そんなに昔ではないけれど、インターネットを取り巻く環境は大きく変化していて、既に古くなっている部分もあるが、本質は今でも変わらない。今まではお金になっていたビジネス(デジタル)も、いずれは無料化されてしまう。
無料化されてしまうものに拘るのではなく、それを手子にして新たな価値の創出出来るか否かが今(現代)のビジネスに問われている。
過去のビジネス展開における成功例・失敗例については詳細に触れられているが、価値創出の具体的手段迄は、まだ著者も試行中のご様子。読者の工夫に委ねられている。 -
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Posted by ブクログ
店頭に並んでいることきにはなったものの、その当時はBtoBがメインだったのであまり関係ないと思って読まなかった。今更ではあるが、BtoCには大きく関わってくる内容ということで、読んでみた。
ところで本書の著者は、「ロングテール」の著者だったのね。知らなかった。
「どうしてグーグルではフリーがあたりまえなのだろう。なぜなら、それが最大の市場にリーチして、大量の顧客をつかまえる最良の方法だからだ。シュミットはこれをグーグルの『最大化戦略』と呼び、そのような戦略が情報市場の特徴になるだろうと考えている。その戦略はとても単純だ。『何をするにしても、分配が最大になるようにするのです。言いかえると、分配の -
Posted by ブクログ
無料からお金を生み出す新戦略として、いろいろな無料で儲けてる事例などを挙げながらこれからの経済取引を考える本。
これまではアトム経済、物質のやり取りが中心だったが、これからはビット経済、情報のやり取りが中心だ。情報は費用ゼロで取引先を増やせるから必ず”無料”と戦わなければならない。といった始まり方をするのだけれど、内容はアトム経済ビット経済の区分けがそれほどはっきりとしてるわけでもなく、きちんとまとめられた考え方とは言い難い内容。
様々な事例をもとにいろいろと書いてあるが、「費用」と「利益」が直接つながらなくなっているという話に集約できると思う。
今後ますますこの”フリーミアム”が深化して -
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Posted by ブクログ
「ワイアード」などを立ち上げた著者は、以前からのこの分野での第一人者といえる。
長くこの世界に関わってきた人だからこそいえるこの主張は、斬新でした。
これまで、ウェブの世界と現実は、ちょっと壁があるような気がしていましたが、徐々にお互いが影響し合っている。その変化をどう感じるかが、今後のポイントになるのではないだろうか。
コンセプト=「社会はウェブをコピーする」
人間同士が接続されたことで、ウェブを介した行動様式や価値観が少しずつ広がり、それとは異なる価値を持つ社会に敷衍されていくという意味
「オープン」と「シェア」
日本の会社組織が新たなビジネスモデルを打ち出せない理由
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Posted by ブクログ
・「すばらしいアイデアはみなそうだが、一つひとつの事例は小さいことでも、その可能性は驚くほど広い。ネギを育てたいグリーンさんと、庭を耕してほしいブラウンさんをつなぐことはあっと驚くようなことだとは思えないかもしれない。しかし一方で、スーパーマーケットが私たちの食生活の中心にあるのも、日々の小さな積み重ねの結果なのだ。ランドシェアはより多くの人々をその環境の外に踏み出させるものだ」
・私たちが享受する自由の大部分は、「モノを持つ権利」によって実現されてきたし、何をするかによって自分のアイデンティティをつくりあげてきた。だが、ミレニアム世代、つまり作家ジョン・ポールフレイが言う「生まれたときから -
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