小林弘人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書は、昨年に15億人を越えるアクティブユーザーを抱えるに至った最大のSNSであるFacebookを創り上げたマークザッカーバーグの実像に迫ったドキュメンタリーである。
同様に彼に迫った映画『ソーシャルネットワーク』とは異なり、彼を告訴した側でなく、本人を含めたフェイスブックを実際に運営している側の人間に取材している点で大きく異なっている。そのため内容は全くの別物だが、本作は”ソーシャル・ネットワーク”というサービスの歴史からフェイスブックの各ステージまでを克明に描いている点で評価できる。
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内容:★★★★★
価格:★★★★☆
平易性: -
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Posted by ブクログ
フィリップ・コトラーによれば、マーケティングは時代とともに、1.0、2.0.3.0と進化してきた。
マーケティング1.0は、「製品中心のマーケティング」で、工場から生み出される製品をすべての潜在的購買者に売り込むものだった。これは、マス市場で、単一製品を大量生産することによって、生産コストをできる限り低くし、価格を下げることで、市場の拡大と市場のシェアを狙うものだった。
次のマーケティング2.0は、「消費者志向のマーケティング」で、消費者は、十分な情報と知識を利用して、類似の製品を簡単に比較し、自分の好みに合わせて製品やサービスを選択することができるようになった。消費者の嗜好は一人ひとり違うた -
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Posted by ブクログ
【Facebookの全てがわかる】
Facebookの始まりから成長、そしてこれからを学ぶことが出来る本。マーク・ザッカーバーグがどういう気持ち、思いでFacebookを始めたのかがわかって面白い。
映画『ソーシャルネットワーク』も面白かったが、こちらの方がより詳細でかつ客観的に書かれている。この本はただ単のマーク・ザッカーバーグの人生についての本ではなく、またFacebookの歴史本ではなく、社会にSNSがどのような変化を与えてきたのか、もしくは与えるであろうかを述べてもいる。
『世界中の人が繋がれば、争いがなくなる』というマーク・ザッカーバーグの考え方は、必ずそうなるとは言い切れないけ -
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Posted by ブクログ
マイクロソフトがOSで世界を席巻すると、IBMがPC製造部門を中国企業に売却し、yahooのウエブページがPC利用者の主流になるかと思いきや、グーグルが強力な検索サイトで市場を独占するに至る。グーグルの社是に「邪悪になるな」とあるが、これだけ巨大企業に成長すると反グーグルなるものを待望する向きもある。そこで名乗りを上げたのがSNSで世界をつなげるフェイスブックという企業である。
フェイスブック誕生から現在に至るまでの詳細は本書に譲るとして、そんなフェイスブックにも強敵があらわれた。140文字のコミュニケーションツールで利用者が急増するツイッターというサービスが新しい。成長し続けるIT業界 -
Posted by ブクログ
MITメディアラボ所長の伊藤穣一氏が、
帯に「激変するウェブとテクノロジーが向かう先は?
本書にその答えがある」という推薦文を寄せています。
そうなんですよね、激変していくウェブ世界のこれまでと今を
深く見つめてのその現状の紹介と、現実的に分析している論考とが
本書全5章のうちの4章まで繰り広げられています。
最後の章では、それではどうしていけばいいのか、という
著者なりのあまり細かくないハウツー的な、
スタンスの取り方の説明があります。
そして、ビジネスについてページ数を多く割いている、
ビジネス本の種類のものです。
この本の中でよく述べられていたのが、
「オープン」と「シェア」という概 -
購入済み
現代のウェブ進化論
梅田さんの「ウェブ進化論」が登場した頃には、「あちら側」という表現でWebによる「より良い社会」への楽観論が語られていたが、本書ではこちら側の「リアルな社会」がウェブで起っているムーブメントにどう影響されて変化するか、という視点で語られている。
海外を中心に豊富な事例で未来を語っているスタイルがちょっと似ていて、オビの大前研一氏の「新・ウェブ進化論」というのもわかる気がする。
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Posted by ブクログ
一番印象に残ったキーワードは、「社会はウェブをコピーする」。人間同士が接続されたことで、ウェブを介した行動様式や価値観が少しづつ広がり、それとは異なる価値をもつ社会に敷衍されていくという意味をもつ。
つまり、オープン化、シェア化が進むウェブは、人間と人間が「接続された」世界だ。そして、リアル社会にもこのようにウェブで起きている人間中心主義の時代が訪れ、あらゆる局面で人間力が試されていく。そして、会社も同様、ウェブの生態系で生きて行く俊敏さをコピーする。
ウェブの持つ、よりオープンな、人間中心の社会で今まで考えられなかったような人と人との繋がり、アイデアの発見という原体験を持っている人には至極 -
Posted by ブクログ
Web2.0以降の双方向コミニュケーションは市井の人々に力をもたらし、人と人が広範囲で直接繋がる人間中心主義へ向かった。東日本大震災を例に挙げ、ハイテクで増幅された利他的な人間力がオープンやシェアを生み出すとして、SNS等を通じた活動に言及。そしてウェアラブルや3DプリンタなどのようにWeb(バーチャル)と現実の融合を図るとともに、オープンやシェアといった利他的な考え方までもが現実社会に入り込み、モノ作り、教育そしてビジネスなどを未来に向けて変革すると説く。
ウェブ(インターネットあるいはバーチャル)の現実化は日々早くなっているように思う。人間が多くの人と繋がり、豊かな人生送ったり、共創でビ -
Posted by ブクログ
小林さんの新刊が出てる!と思い即購入。キーメッセージは「社会はウェブをコピーする」ということ。
タイトル通りなんですが、インターネット黎明期はあくまでほんの一部の人のためのものであり、あくまでウェブというものはリアルと切り離されていた。それがここ20年で急速にインターネットが普及したことによって、ウェブであらゆることが可能になり、今やリアルよりもウェブが先行している。だから、今度はウェブ上で先行しているあらゆることが、「オープン」や「シェア」といったインターネット独自の考え方をベースに、リアルな社会で実現されていくのだ、と捉えました。合っていないかもしれませんが。
最近は、SNSやアプリゲ -
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Posted by ブクログ
数年前に流行った本を、熱が冷めた頃にじっくり読んでみようシリーズ。
一年以上、自宅の積ん読ラックに文字通り「積んで」あった本です。正直、もうちょい平坦な本かなーと思ってたけど、想像以上に面白かった。
現代の過剰消費行動を助長する4つの力のうち、「1つの高額な品に合わせて統一感を意識させて買い換えを促し、消費にハメる」というものと、「あと1つ買えば満足できるかもしれないと思わせて無駄なものを買わせる」というものについては、普段は意識していない売り手側の魂胆をシンプルに表現してくれていてマル。
それらを踏まえたうえで、周りの人々と「シェア」する消費スタイル(本書では「コラボ消費」と名づけられて