大塚ひかりのレビュー一覧

  • エロスでよみとく万葉集 えろまん

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    もっと生々しい恋愛の感情や性愛に関する表現が盛り込まれているかと思った。落ち着いてパラパラと読み返すとそこそこのものは書き込まれているようにも思った。本のタイトルから期待が大きすぎたのかもしれない。

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    2019年08月31日
  • 快楽でよみとく古典文学(小学館101新書)

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    おもしろかった❗
    知ってることも多かったので☆4つだが、文章のテンポがいい。解説と、著者のツッコミが的確で、気持ちいい❗

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    2019年07月20日
  • 源氏物語の教え ──もし紫式部があなたの家庭教師だったら

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    源氏物語は読んだことがないが,登場人物のうち既知の人もおり,それなりに楽しめた.女性が男性社会の中でしたたかに生きていくノウハウを教えるために,紫式部が執筆したという説は非常に面白いと感じた.貴族社会では身分が重要な価値を持っていたようで,その中で巧みに生き延びるすべを教えてくれる由.理想的な女やダメな女,不幸な女など現代に通じるものが多い.軽妙な訳文が楽しめた.

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    2018年09月28日
  • 源氏物語の教え ──もし紫式部があなたの家庭教師だったら

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    高校時代の古典の時間が思い出された。
    すっかり人物相関図は忘れてしまっていたけれど、それぞれの立ち位置で生きるための駆け引きがこんな風にあったとは!
    源氏物語に現代に通じる教えがあるという考察は、面白味があった。

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    2018年05月16日
  • 本当はひどかった昔の日本―古典文学で知るしたたかな日本人―

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    昔は良かったという嘆きを覆してくれる、昔はもっと酷かったという話。古典に書かれた実証であるが、ひどい話に暗さはなく、さばけた語り口が良い。古典に興味が湧いてくる入門書でもある。2018.4.22

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    2018年04月22日
  • 女系図でみる驚きの日本史(新潮新書)

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    皇室から平安時代の藤原氏、そして各時代の将軍家。資料に記述される表の歴史では滅亡してしまっているはずの一族が、女系に視点を置いてみてみると違った面が見えます。血という観点から考えると、一族の血は絶えておらず、それどころか時代の中心に今も居続けていることがわかります。そしてそれが昔はむしろ重要であったこと。それが歴史の重要なポイントをみるときに必要な視点であることが書かれています。古代、中世の人間関係を、このポイントで押さえた説明を読むことで、なるほどと合点がいくことになり新鮮さを感じながら読ませていただきました。

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    2018年02月25日
  • 女系図でみる驚きの日本史(新潮新書)

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    著者が楽しみながら、好きなように書いていることがよく分かる本だった。歴史を学ぶのに、自分の手を動かして作業しないといけないと思っていたところ、著者が自前で女系図を作って古典を楽しんでいたというのは良い例だと思う。知らない人物、言葉が多過ぎて何か新しい知識が頭に残ったような気はしないけれど、発想の種みたいなものは得られた気がする。読んでて楽しかった。
    180214

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    2018年02月14日
  • 女系図でみる驚きの日本史(新潮新書)

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    戦略的にやってるんだろうけど、この人の露悪的な言い方がどうも鼻について…と思っていた。
    が、やはり面白い。

    古代の天皇制についてはほとんど知識がないので、藤原光明子があと少しで天皇になるところだという話にびっくり。
    しかもそうすれば、天皇家が姓を持つ事態になっていたかもしれないと聞けば、刺激的だ。
    (今年出た本なので、女性天皇ことも考えさせられる。)

    頼朝の母、常盤御前は、「雑仕女」とされ、地位の低い人と思われているが、当時義朝の唯一の正妻として、社会的に重んじられていた、とあるのも初耳。

    武運を上げるために醜女を娶ったり、秀でた学者は特異な容貌をしているという文化的伝統も、興味深い。
    これは『美男の立身、ブ男の逆襲』などに書かれているそうなので、機会があれば読んでみたい。

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    2017年12月27日
  • 本当はひどかった昔の日本―古典文学で知るしたたかな日本人―

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    ある程度、古典や歴史の狭間でうごめいているのは
    わかっていたけど、これだけの量で畳み込まれると、
    やっぱり昔って酷いこと沢山あったんだなぁと、
    現代に生きていることに感謝してしまう。

    生類憐みの令が実は、捨て子、捨て病人の禁止をも
    決めていたって知らなかったです。
    あぁ読みが足りなかったな。もっと勉強しなくちゃ。

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    2017年10月14日
  • 女系図でみる驚きの日本史(新潮新書)

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    <目次>
    第1章  平家は本当に滅亡したのか
    第2章  天皇にはなぜ姓がないのか
    第3章  なぜ京都が都になったのか
    第4章  紫式部の名前はなぜ分からないのか
    第5章  光源氏はなぜ天皇になれなかったのか
    第6章  平安貴族はなぜ「兄弟」「姉妹」だらけなのか
    第7章  「高貴な処女」伊勢斎宮の密通は、なぜ事件化したのか
    第8章  貴族はなぜ近親姦だらけなのか
    第9章  頼朝はなぜ、義経を殺さねばならなかったのか
    第10章  徳川将軍家はなぜ女系図が作れないのか

    <内容>
    平安時代を中心に、「女系図」(女性中心の系図)を作ることで、歴史を違う視点から見るお話。「新潮45」に連載した記事に書きおろしを加えたもの。古典の解釈で斬新な解釈を提示する著者らしい内容である(徳川家は「女系図」を作れない。理由もわかる)。若干、使っている論文が弱い気もするが、読み物としてはとても面白い話である。

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    2017年09月28日
  • 本当はひどかった昔の日本―古典文学で知るしたたかな日本人―

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    ネタバレ

    生類憐みの令で、「捨て病人」が禁止されたと聞いてビックリ。じゃあそれまでって…
    ( ̄∀ ̄)
    古今東西、現代日本よりラリホーな地はない、ということで、明日も頑張ろう。
    軽い読み物の体裁を取っている割に、巻末の参考資料は古文・漢文に同種の文献・サイト、とすごく充実しています。

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    2017年02月21日
  • 本当はひどかった昔の日本―古典文学で知るしたたかな日本人―

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    <目次>
    はじめに
    第1章  捨て子、育児放棄満載の社会~昔もあった大阪二児餓死事件
    第2章  昔もあった電車内ベビーカー的論争~「夜泣きがうるさい」と子を捨てるようなシングルマザーに迫る村人たち
    第3章  虐待天国江戸時代~伝統的「貧困ビジネス」の実態
    第4章  本当はもろかった昔の「家族」~虐待の連鎖も描かれていた「東海道四谷怪談」
    第5章  マタハラと呼ぶにはあまりに残酷な「妊婦いじめ」
    第6章  毒親だらけの近松もの
    第7章  昔もあった介護地獄から舌切り雀の実態
    第8章  昔もあったブラック企業~リアル奴隷の悲惨な日々
    第9章  昔もいた?角田美代子~家族同士の殺戮という究極の残酷
    第10章  いにしえのストーカー殺人に学ぶ傾向と対策
    第11章  若者はいつだって残酷~「英雄」か「キレやすい若者」か
    第12章  心の病は近代文明病にあらず
    第13章  動物虐待は日常茶飯~そして極端なペット愛好
    第14章  究極の見た目社会だった平安中期
    第15章  昔から、金の世の中

    <内容>
    2014年刊の単行本の文庫化。大塚ひかりさんは、古典を解釈するだけでなく、現代の世の中に反映させることに長けている。なので、こうした人が先生なら、「古典」の授業はとても役に立つ(役に立つだけじゃダメなのかな?)。そして、現在世相をバッサッと斬ってくれる。例えば、平安中期(摂関政治の貴族文化全盛期ですね)は、「見た目が90%」どころか、100%だった可能性が。もしも美容整形の技術がこの時代にあったら、現代の韓国社会顔負けの「美容整形」ブームだったかも。また、ブラック企業はいつの時代もあったとか、介護地獄やストーカーや心の病も現代特有のものではない、と読み解く。ときどき世の論者と言われる人たちが、訳知り顔で「現代社会特有の~」と言っているが、人間いつまでも変わらない生き方をしているんだ。「絆」と言ったって、昔から「ひきこもり」はいたし、「少年犯罪」は残酷だったし、何も変わりはなかった…。安心すべきか、対策もないな、と諦念すべきか…

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    2016年10月01日
  • 古事記 いのちと勇気の湧く神話

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    これが初古事記だったが解説がおもしろく、文量もそんなにないので、軽い気持ちで読むことができた。導入には最適な本だと思う。

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    2014年06月17日
  • ひかりナビで読む竹取物語

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    ネタバレ

    二部に分かれていて一部が「竹取物語」。
    大塚ひかりさんの訳が非常にわかりやすい。
    竹取物語がダジャレだらけなのも驚き。
    面白かった。竹取物語入門にはいいと思う。

    二部は「古典世界へのいざない」。
    昔話って元々はこんな話だったらしい。
    浦島太郎は、実は乙姫が亀に化けて太郎を誘った。
    舌切り雀は、怪我をした雀を飼っていたおばあさんがお金持ちになった。
    それを見た隣のおばあさんが捕まえてきた雀の骨をわざと折り、世話をして恩を待つが、雀にもらった種から出た毒虫に刺されて死ぬ。

    その他、宇治拾遺物語や蜻蛉日記、源氏物語などについての解説がある。
    大塚さんの古典に対する愛情が感じられて、「お、今度は宇治拾遺物語読んでみようか」って気になる。

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    2014年01月08日
  • カラダで感じる源氏物語

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    ネタバレ

    「カラダで感じる」とあってしかも「源氏物語」となるとエロい想像をしてしまいそうですが・・・中身は全然違います。エロな話も多少はありますが、それよりもむしろ、病気ネタや経済事情について書かれているところの方が面白い。

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    2014年03月12日
  • 古事記 いのちと勇気の湧く神話

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    入門書として読んだ。予想していたよりも、もっと間口を広げてくれた。うーん、やはり「シモ」の話はこの歳になっても、取っつきやすい。もうちょっと「古事記」を知ってみたいと思わせてくれる本でした。

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    2012年10月09日
  • 古事記 いのちと勇気の湧く神話

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    イザナミ・イザナキの国産みの話などで、よく知られている『古事記』だが、断片的にしか知らない。ざっくりした入門書かと思って読んだ。
    古典を材に現代に引き寄せて解釈を展開する著者だが、ここでもその手法で語られていた。
    ウツになった体験もさらりと語られていたが、人生、山あり谷ありだなと思った。

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    2012年09月10日
  • 源氏の男はみんなサイテー ――親子小説としての源氏物語

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    ネタバレ

    昔っから思っていたことがタイトルで思わず買ってしまった。
    なるほど〜!親子小説か。

    紙が貴重で、さくっとコピペもできない時代なのに、
    紫式部の物語力は偉大だとあらためて思いました。
    思い描くモデルがいるからこそ、人物にぶれがないのでしょうね。

    本書に関しては、作者の持ち味の表現の真っ当さに赤面・・・
    やっぱり『源氏物語』って苦手。

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    2012年09月27日
  • 源氏の男はみんなサイテー ――親子小説としての源氏物語

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    ワタシには見えなかった新たな目線で、バッサバッサと源氏物語を切り裁く本書。特に宇治十帖は、何かもよーんとしたまま物語が進むと感じた理由を改めて知るコトが出来たんでとっても嬉しい♪ 一番笑ったのは、『朱雀院の××疑惑』。(笑) 気になる方は、是非ご一読を!! 源氏物語挫折経験アリの方にも、楽しいと思いますよ~。(^^)

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    2011年08月13日
  • 源氏の男はみんなサイテー ――親子小説としての源氏物語

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    どいつもこいつも何かしら問題アリで「サイテー」な源氏の男君。ちょっと「そこは飛躍しすぎでは」という部分もあるけど、古典の授業がつまんなかった人は読んでみましょう。源氏がワイドショーに見えてきます。それ以外にも、なんで式部はこんなサイテーな男どもを用意したの?ただの風潮?と勘ぐってる人にもオヌヌメ。
    個人的は八の宮のサイテーさがしっかり批判されてたのが二重丸

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    2010年11月19日