大塚ひかりのレビュー一覧
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<目次>
第1章 平家は本当に滅亡したのか
第2章 天皇にはなぜ姓がないのか
第3章 なぜ京都が都になったのか
第4章 紫式部の名前はなぜ分からないのか
第5章 光源氏はなぜ天皇になれなかったのか
第6章 平安貴族はなぜ「兄弟」「姉妹」だらけなのか
第7章 「高貴な処女」伊勢斎宮の密通は、なぜ事件化したのか
第8章 貴族はなぜ近親姦だらけなのか
第9章 頼朝はなぜ、義経を殺さねばならなかったのか
第10章 徳川将軍家はなぜ女系図が作れないのか
<内容>
平安時代を中心に、「女系図」(女性中心の系図)を作ることで、歴史を違う視点から見るお話。「新潮45」に連載した記事に書き -
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<目次>
はじめに
第1章 捨て子、育児放棄満載の社会~昔もあった大阪二児餓死事件
第2章 昔もあった電車内ベビーカー的論争~「夜泣きがうるさい」と子を捨てるようなシングルマザーに迫る村人たち
第3章 虐待天国江戸時代~伝統的「貧困ビジネス」の実態
第4章 本当はもろかった昔の「家族」~虐待の連鎖も描かれていた「東海道四谷怪談」
第5章 マタハラと呼ぶにはあまりに残酷な「妊婦いじめ」
第6章 毒親だらけの近松もの
第7章 昔もあった介護地獄から舌切り雀の実態
第8章 昔もあったブラック企業~リアル奴隷の悲惨な日々
第9章 昔もいた?角田美代子~家族同士の殺戮という究極の残酷
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ネタバレ二部に分かれていて一部が「竹取物語」。
大塚ひかりさんの訳が非常にわかりやすい。
竹取物語がダジャレだらけなのも驚き。
面白かった。竹取物語入門にはいいと思う。
二部は「古典世界へのいざない」。
昔話って元々はこんな話だったらしい。
浦島太郎は、実は乙姫が亀に化けて太郎を誘った。
舌切り雀は、怪我をした雀を飼っていたおばあさんがお金持ちになった。
それを見た隣のおばあさんが捕まえてきた雀の骨をわざと折り、世話をして恩を待つが、雀にもらった種から出た毒虫に刺されて死ぬ。
その他、宇治拾遺物語や蜻蛉日記、源氏物語などについての解説がある。
大塚さんの古典に対する愛情が感じられて、「お、今度は宇 -
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著者の大塚ひかりさんは、 研究者というより
古典文学を紹介評論する文筆家という感じです
古典の敷居を下げ、源氏物語への導入としては面白く読めました。
大塚ひかりさんの本文読解力や知識の深さは確かで、現代語訳も手がけてきた経験を感じます。
ただ、「やばい」の連発や登場人物を現代のモラルで断じる語り口は、古典の豊かさを単純化しすぎていて物足りなさも感じます。
プロの文筆家として連発はお下品かと思いました
特に、源氏物語のラスト——薫や匂宮の章に対する評価には疑問があります。
人生の繰り返しや空回りを「結局何だったのか」と切り捨てるのではなく、私はあの終幕を『易経』における「終わりなき変化」と