嫉妬と階級の『源氏物語』(新潮選書)

嫉妬と階級の『源氏物語』(新潮選書)

1,815円 (税込)

9pt

4.0

上流貴族から祖父の代に零落し、夫も亡くし、藤原道長の「お手つき」となり、その娘の家庭教師に甘んじた紫式部。「落ちぶれ感」を抱えた彼女が「もうひとつの人生」を求めて書きはじめた物語には、階級社会に渦巻く激しい嫉妬が描かれている。人気古典エッセイストが、源氏物語に秘められた紫式部のメッセージを読み解く。

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嫉妬と階級の『源氏物語』(新潮選書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文字通り、「嫉妬」と「階級」を切り口に、源氏物語を読み解く本。

    大塚さんの本は、これまでだと『女系図でみる驚きの日本史』が面白かった。
    紫式部は自身は中流貴族、受領階級。
    それが娘の代では天皇の乳母として「三位」まで大出世を遂げたということが印象的だった。

    さて、本書は「嫉妬」を取り上げるのだが

    0
    2024年07月14日

    Posted by ブクログ

    なんと言うかこう、源氏物語がどれだけすごい小説かが分かったというか。

    現代からガチに読み込んでも十分に応える。
    歴史とか社会だけでなく、女性の立場、内面、リアル感残しながらもあくまでフィクションで。色んな章で色んな人物を描きながら、実は全体通して出口があった。

    すっげえ。

    なんかこう、女性自身

    0
    2023年12月08日

    Posted by ブクログ

    大河ドラマを機に手にした書籍。漫画あさきゆめみしでの柔らかい?描き方とはまるで異なる、生々しい源氏物語の実態・背景をしっかり味わうことができた。

    0
    2025年01月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古典エッセイストである著者の本は素人の私にも分かり易く読みやすく、視点も庶民的で好きな作家さんです。
    と、言いながら著者の本は長いことご無沙汰でした、が、今年は大河ドラマが源氏物語の時代を扱うということで、平積み棚に並んでいましたよ!新刊が。

    学者さんの書いた研究本も面白いけどちょっと難しいときも

    0
    2024年06月21日

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