大塚ひかりのレビュー一覧

  • くそじじいとくそばばあの日本史

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    歴史上の
    いろんな意味でスーパー凄い
    おじいさんおばあさんが
    紹介されていて
    時代は違えど
    歳を重ねても精一杯命を輝かせて
    生きていた人がたくさんいたのだから
    恐れず後悔ないように老後を生きてみようと
    励まされた。
    歳をとることも悪くないと思える1冊。

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    2022年08月05日
  • 日本の古典はエロが9割 ちんまん日本文学史

    購入済み

    性愛とホラー

    タイトルにちんまんとある通り、日本の古典には局所表現が多彩で、それが政府が編纂した古事記にも載っている。その局所表現だけでなく、古典が恐ろしい展開になるホラーを説明してくれてます。

    #タメになる

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    2022年03月03日
  • くそじじいとくそばばあの日本史

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    昔からすごい老人たちっていたのね。そう言われれば、昔話なんかも含め、あっちにもこっちにも、パワフルな老人がいることに気付かされて、興味深かった。大塚さんの他の著書も読んでみたい。

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    2021年09月12日
  • くそじじいとくそばばあの日本史

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    日本の歴史における高齢者たちの人生を楽しくおもしろく読みやすく書かれている一冊。

    80歳を超えてからの政界デビュー。
    平安時代の美魔女。
    77歳で50歳年下の女性との愛に溺れた一休さん。
    身分差を利用して亡き夫の姉の旦那に押しかけ再婚した熟女。
    介護者にキレる老人たち。

    さまざまな老人たちのエピソードが登場しますが、こうやって見ると現代と大して変わらないような。
    昔の平均寿命が短いのは乳幼児死亡率が高かったからで、江戸時代でも100歳を超える人がいたのは驚き。
    しかもその年齢で政治に携わっている人まで。
    欲深いからこそ長生きする力があるのかもしれませんね。

    政治にお金に愛欲に、年をとって

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    2021年06月29日
  • 毒親の日本史(新潮新書)

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    面白かったけれど引用する文献が「毒になる親」と「親を殺した子どもたち」なのはいいとしても、その2冊ばかり繰り返し出て来る。こういうふうに書いたら残念だということがわかったので気をつけようと思う。
    しかし、著者の説明を読むともう毒親にしか見えなくなったり、「春過ぎて、夏来るらし…」の歌も権勢欲の現れとしか読めなくなったりで、説得力がある。子どもには孝行を強要したり、身分の低い人は簡単に殺されたりで、人権や平等という考えはなかったんだなぁ。

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    2021年06月12日
  • エロスでよみとく万葉集 えろまん

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    ツィッター感覚の短歌。

    その場の即興性、想いを「ほの隠す」美学。

    酔った席でみんなで詠み合う。

    今にも通じる芸能。

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    2021年05月25日
  • 毒親の日本史(新潮新書)

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    久々に心躍るリアル書店と出会い、夢中で本棚を眺めていて目が合った一冊。大塚ひかりさんの日本史本、面白くないはずがないです。

    本書のテーマは「毒親」と「毒親に育てられた子ども」としての歴史的人物像について(時折創作の登場人物も混ざる)。古代から近現代に至るまで歴史上偉大な業績を残し、誰もが立派な人と称える人物に親子関係というフィルタを通してみると見えてくる新たな姿がとてもスリリングでした。

    「毒親」という呼び方を嫌う方もいるかとは思いますが、読んだら「まぁ毒としか言いようがないわなあ(´・ω・`) 」とひとりごちること請け合いです。

    「蜻蛉日記」や「十六夜日記」など学生時代にただただ丸暗記

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    2021年04月05日
  • 本当はひどかった昔の日本―古典文学で知るしたたかな日本人―

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    なかなか興味深かったです。
    昔は良かったなんて、幻想。。。
    あとがきにもありましたが、未来を今を前向きに見ることが出来そうな感じです。
    本の中身はもっとおどろおどろしいところもありますが。
    学生の時、古典は苦手だったけど、今と感覚が違うから理解できなかったから。けど、そこが面白いんだなと歳をとると理解できるのか?!
    作者の他の本も読んでみよう。

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    2020年01月19日
  • 女系図でみる驚きの日本史(新潮新書)

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    女系図の斬新さ。オリジナリティがあって素晴らしいと思う。
    それにしても、平安朝の男女関係の凄さったらないですね。系図の二重線が重要です。

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    2020年01月05日
  • エロスでよみとく万葉集 えろまん

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    もっと生々しい恋愛の感情や性愛に関する表現が盛り込まれているかと思った。落ち着いてパラパラと読み返すとそこそこのものは書き込まれているようにも思った。本のタイトルから期待が大きすぎたのかもしれない。

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    2019年08月31日
  • 快楽でよみとく古典文学(小学館101新書)

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    おもしろかった❗
    知ってることも多かったので☆4つだが、文章のテンポがいい。解説と、著者のツッコミが的確で、気持ちいい❗

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    2019年07月20日
  • 源氏物語の教え ──もし紫式部があなたの家庭教師だったら

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    源氏物語は読んだことがないが,登場人物のうち既知の人もおり,それなりに楽しめた.女性が男性社会の中でしたたかに生きていくノウハウを教えるために,紫式部が執筆したという説は非常に面白いと感じた.貴族社会では身分が重要な価値を持っていたようで,その中で巧みに生き延びるすべを教えてくれる由.理想的な女やダメな女,不幸な女など現代に通じるものが多い.軽妙な訳文が楽しめた.

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    2018年09月28日
  • 源氏物語の教え ──もし紫式部があなたの家庭教師だったら

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    高校時代の古典の時間が思い出された。
    すっかり人物相関図は忘れてしまっていたけれど、それぞれの立ち位置で生きるための駆け引きがこんな風にあったとは!
    源氏物語に現代に通じる教えがあるという考察は、面白味があった。

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    2018年05月16日
  • 本当はひどかった昔の日本―古典文学で知るしたたかな日本人―

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    昔は良かったという嘆きを覆してくれる、昔はもっと酷かったという話。古典に書かれた実証であるが、ひどい話に暗さはなく、さばけた語り口が良い。古典に興味が湧いてくる入門書でもある。2018.4.22

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    2018年04月22日
  • 女系図でみる驚きの日本史(新潮新書)

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    皇室から平安時代の藤原氏、そして各時代の将軍家。資料に記述される表の歴史では滅亡してしまっているはずの一族が、女系に視点を置いてみてみると違った面が見えます。血という観点から考えると、一族の血は絶えておらず、それどころか時代の中心に今も居続けていることがわかります。そしてそれが昔はむしろ重要であったこと。それが歴史の重要なポイントをみるときに必要な視点であることが書かれています。古代、中世の人間関係を、このポイントで押さえた説明を読むことで、なるほどと合点がいくことになり新鮮さを感じながら読ませていただきました。

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    2018年02月25日
  • 女系図でみる驚きの日本史(新潮新書)

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    著者が楽しみながら、好きなように書いていることがよく分かる本だった。歴史を学ぶのに、自分の手を動かして作業しないといけないと思っていたところ、著者が自前で女系図を作って古典を楽しんでいたというのは良い例だと思う。知らない人物、言葉が多過ぎて何か新しい知識が頭に残ったような気はしないけれど、発想の種みたいなものは得られた気がする。読んでて楽しかった。
    180214

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    2018年02月14日
  • 女系図でみる驚きの日本史(新潮新書)

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    戦略的にやってるんだろうけど、この人の露悪的な言い方がどうも鼻について…と思っていた。
    が、やはり面白い。

    古代の天皇制についてはほとんど知識がないので、藤原光明子があと少しで天皇になるところだという話にびっくり。
    しかもそうすれば、天皇家が姓を持つ事態になっていたかもしれないと聞けば、刺激的だ。
    (今年出た本なので、女性天皇ことも考えさせられる。)

    頼朝の母、常盤御前は、「雑仕女」とされ、地位の低い人と思われているが、当時義朝の唯一の正妻として、社会的に重んじられていた、とあるのも初耳。

    武運を上げるために醜女を娶ったり、秀でた学者は特異な容貌をしているという文化的伝統も、興味深い。

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    2017年12月27日
  • 本当はひどかった昔の日本―古典文学で知るしたたかな日本人―

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    ある程度、古典や歴史の狭間でうごめいているのは
    わかっていたけど、これだけの量で畳み込まれると、
    やっぱり昔って酷いこと沢山あったんだなぁと、
    現代に生きていることに感謝してしまう。

    生類憐みの令が実は、捨て子、捨て病人の禁止をも
    決めていたって知らなかったです。
    あぁ読みが足りなかったな。もっと勉強しなくちゃ。

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    2017年10月14日
  • 女系図でみる驚きの日本史(新潮新書)

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    <目次>
    第1章  平家は本当に滅亡したのか
    第2章  天皇にはなぜ姓がないのか
    第3章  なぜ京都が都になったのか
    第4章  紫式部の名前はなぜ分からないのか
    第5章  光源氏はなぜ天皇になれなかったのか
    第6章  平安貴族はなぜ「兄弟」「姉妹」だらけなのか
    第7章  「高貴な処女」伊勢斎宮の密通は、なぜ事件化したのか
    第8章  貴族はなぜ近親姦だらけなのか
    第9章  頼朝はなぜ、義経を殺さねばならなかったのか
    第10章  徳川将軍家はなぜ女系図が作れないのか

    <内容>
    平安時代を中心に、「女系図」(女性中心の系図)を作ることで、歴史を違う視点から見るお話。「新潮45」に連載した記事に書き

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    2017年09月28日
  • 本当はひどかった昔の日本―古典文学で知るしたたかな日本人―

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    ネタバレ

    生類憐みの令で、「捨て病人」が禁止されたと聞いてビックリ。じゃあそれまでって…
    ( ̄∀ ̄)
    古今東西、現代日本よりラリホーな地はない、ということで、明日も頑張ろう。
    軽い読み物の体裁を取っている割に、巻末の参考資料は古文・漢文に同種の文献・サイト、とすごく充実しています。

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    2017年02月21日