大塚ひかりのレビュー一覧

  • 事故物件の日本史

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    住む人が不幸になる、または不幸が起きた住まいを事故物件という。歴史的には「凶宅」という言葉で災いをもたらす物件を指すこともあったようだ。歴史の事例を多く挙げるのは良いが、下女への言及など関係のない項目もあり、現代でいう事故物件にほとんど触れていないのは残念。

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    2026年07月27日
  • くそじじいとくそばばあの日本史 長生きは成功のもと

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    日本史をテーマにした読み物として手に取りました。
    とり上げられている人物は、徳川家康・卑弥呼・安倍晴明・藤原定家など有名な人も多く、平易な文体でもあるので「とっつきやすさ」という面では中学生などの「少し歴史に興味があるけどマニアックな話にはついていけない」というレベルの読者には良いように思います。

    今でこそ「老害」などという言葉もありますが、周囲にどう思われるか、ということはさておき、長生きしたからこそチャンスをつかみ出世をしたり歴史に名を残したりした、ということ自体に敬意を抱かせるエピソードが多く、彼らに共通する「自分の望む未来を実現させるために努力し続けようとする姿勢」や「周囲にふりまわ

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    2026年07月24日
  • 女系図でみる驚きの日本史(新潮新書)

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    正直目から鱗な一冊でした。
    女性の視点から日本史を紐解く切り口に新鮮さを感じました。
    これまで名前が表に出ることの少なかった女性たちの存在が、歴史を動かす力として浮かび上がり、特に権力者たちを支えた母や妻たちの影響力には驚かされました。
    家系図という手法で語られることで、歴史の流れがより立体的に見えて、女性の役割を再認識させられました。
    有名な歴史人の裏には、常に女性たちの支えがあったのだと、改めて女性に対しての敬意が高まりました。

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    2026年07月03日
  • 本当はエロかった昔の日本(新潮文庫)

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     コンプライアンス的に難しいが、古典の授業もこの手話題を取り上げた方が興味を持つ人が多いような気がした。
     昔の日本人は、今ほど娯楽がないから面白くないのかなと思ってたが、昼ドラみたいな歌だったり、文化があって嬉しかった。
     外国によって日本のエロの文化が規制され始めたというのも面白い発見だった。
     時代によって、エロの優位が男女で変わるところも面白く、女性が主の時代は美男美女のもの、男性が主の時代は、醜男美女のものが流行ったと書いてあり、現在の男性もの、女性ものも同じような感じだと思った。
     今は女性の性のオープンも多くなってることから、時代によってエロが変わっていくのも面白く、変化を見守っ

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    2026年04月29日
  • やばい源氏物語

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    ちょっと軽くまとめすぎかなあ
    敷居を低くして、古典知らない人にも楽しめる内容にしているとは思うけれど、ちょっと誤解されるのでは?と思う部分も多かった。

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    2026年03月08日
  • 黒い古典 日本人が必要とした悪の力

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    古典が長らく受け継がれて来たのは、そこに変わらない人間の姿があるから。悪口やネガティブな感情を持つのも決して自分だけではなく遥か昔の人も同じだった、と思うと何だか慰められるような安心できるような。自分一人じゃないというのは心強いですね。

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    2026年02月01日
  • ヤバいBL日本史

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    BL(ボーイズラブ)が、近年のエンタメ業界で存在感を高めている。
    そして、これは突然変異で生まれたものではなく、日本の歴史に脈々と受け継がれてきた精神であると著者は言う。
    本書は、古典文学や史料を題材に、日本史の中に描かれた男色の数々を江戸時代までの時代ごとに紹介し、それと昨今のBLとの関係性や相違を著述する
    院政期に男色ネットワークが築かれた本当の理由や、男色の闇にあった差別と虐待の精神史など、これまで語られてこなかった日本史の本質を描き出す。

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    2026年01月06日
  • 悪意の日本史

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    SNSの浸透で炎上・誹謗中傷が社会問題化する時代だが、古来からずっと続く事象であることを例示した本。勝てば官軍で、後世に文書で残るものが悉く為政者の恣意で塗替えられてきていることは周知の事実であり、古今東西問わず。これをさも日本人の本質と言及しているところに違和感あり、学者でもない著者の勝手な感想の書き連ね。古典エッセイストっていう肩書も胡散臭い。まあこんなエピソードもあったのね程度の参考でしかない。

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    2025年11月28日
  • やばい源氏物語

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    著者の大塚ひかりさんは、 研究者というより
    古典文学を紹介評論する文筆家という感じです

    古典の敷居を下げ、源氏物語への導入としては面白く読めました。
    大塚ひかりさんの本文読解力や知識の深さは確かで、現代語訳も手がけてきた経験を感じます。

    ただ、「やばい」の連発や登場人物を現代のモラルで断じる語り口は、古典の豊かさを単純化しすぎていて物足りなさも感じます。
    プロの文筆家として連発はお下品かと思いました

    特に、源氏物語のラスト——薫や匂宮の章に対する評価には疑問があります。
    人生の繰り返しや空回りを「結局何だったのか」と切り捨てるのではなく、私はあの終幕を『易経』における「終わりなき変化」と

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    2025年08月01日
  • 悪意の日本史

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    <目次>


    <内容>
    著者が本を出す前に、その内容についてSNSでディスられたところからこの本が誕生したらしい。なので“日本史”と謳っているが、本人はもちろん、ルワンダの大虐殺など現代の話が載る。『落窪物語』や『日本霊異記』などの例が多いが、最後は現代に戻るような…。まあ人間は昔から人の悪口で飯を食っているようなところがあるので、記紀の時代から人をディスのは変わらないようで…

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    2025年06月29日
  • 悪意の日本史

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    エッセイストということなので、いわゆる学者の書籍とは違って、推論というか著者が書きたいことが中心であるため、論理性に欠ける側面はある。
    ただ、確かに悪意の背景には当時の文化のほか、現在に通ずる共通点も見られるように思う。人間だから。歴史や古典である必要があるかはともかく、悪意の前例を知り、それを悪意だと知り、自分に照らし合わせることで、自分の悪意に気づくことができるのだろう。

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    2025年06月01日
  • 嫉妬と階級の『源氏物語』(新潮選書)

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    大河ドラマを機に手にした書籍。漫画あさきゆめみしでの柔らかい?描き方とはまるで異なる、生々しい源氏物語の実態・背景をしっかり味わうことができた。

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    2025年01月03日
  • くそじじいとくそばばあの日本史

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    全体的にふーんと読み流す本。鎌倉時代に100近くまで欲望のままに生きたり、40過ぎの美魔女になれるクソジジイクソババアの生き様を見て、人生100年まだまだ楽しく生きていけそうと希望が持てる。健康第一!

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    2024年12月09日
  • くそじじいとくそばばあの日本史 長生きは成功のもと

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    漠然と昔の人は短命だと思っているのは、平均寿命によるイメージ。
    乳幼児の死亡率が高いから平均寿命は低くなるけど、実は高齢者も多かった。

    徳川家康が長生きなのは知ってましたが、そこまで遅咲きの人生だったとは。
    徳川政権が長かっただけで、いわゆる家康の時代というものは短かったのですね。

    卑弥呼に関しては58年?59年?もの間、政権を握っていたというから驚き。
    その長さは特殊にしても、昔の方が女性が政治に加わっていたようで。
    三世紀頃には、現代でいう知事?の男女比率は半々に近かったとか。
    21世紀の今、全国で女性知事って何人なんでしょうね。

    教科書では学べなかった日本史のおもしろさがある一冊で

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    2024年10月27日
  • 女系図でみる驚きの日本史(新潮新書)

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    興味深く読めました。
    終わりの方の「女性の力」の低下についての言及を読み、現代もこの延長線から抜けてないなと。

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    2024年09月16日
  • 女系図でみる驚きの日本史(新潮新書)

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    日本の歴史上の家系図は、大体男系だ。平家は滅び、源氏は滅び、なんだかんだ。
    なのだが、女系で家系図を作ると実はいろんな事実が見えてくる。たとえば平氏は滅ぶどころが皇室まで繋がってくる。

    これを、著者は、学生の頃から興味と趣味で作って来たという。
    まじで、歴史学の一角にキチンと入れて研究した方がええんやないか。文学やなくて。

    と思うのだが、まあなんつか、平安は源氏物語の世界で、正直どうでもよくて、唯一面白いなと思ったのが、義経が結構持ち上げられて来たのは、お母さまのせいだろうという分析。
    静御前もうちの嫁さん言わせれば最低の女らしいのだが、どうにもとんでも無いというのが実情らしい。

    なるほ

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    2024年08月01日
  • ヤバいBL日本史

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    源氏物語は読んだ事無いが女性遍歴の話だと思っていたがBL要素があるとは知らなかった。弥次喜多道中も悪友同士ぐらいの感覚の認識だったので驚いた。
    ヤマトタケルも指摘されるまではスルーしてたが確かに女装してたし頷ける話ではある。院政にまで及ぶとなると上も下もBLだらけな感もあるが歴史そのものに書かれるのが男性の方が多いのが理由なのだろうか。昔の方が性には寛容だった様にも読める。

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    2024年04月30日
  • くそじじいとくそばばあの日本史

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    意外と高齢な昔の人たちのお話。クソがついても悪口ではないという事。
    年金とかない時代だから貴族とかVIP以外の高齢者は大変だったんだろうなぁとは思う。

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    2023年11月08日
  • うん古典―うんこで読み解く日本の歴史―

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    ほんとに表題の通り。うんこで読み解く日本の古典が中心なんだけど中国の史記とかと出てくる。
    よく調べたな。

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    2023年10月14日
  • 源氏物語の教え ──もし紫式部があなたの家庭教師だったら

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    源氏物語が純粋な娯楽や文学ではなく、そこに平安の女子が現実を生き抜くためのメッセージが潜んでいたなら...という視点から読み解いた本。
    あながち検討外れでもなさそうなのが面白い。

    古典の授業で感じた、何故こんなにも気持ち悪い事をわざわざ物語にしてそれを面白く読んでいたのかという疑問が、この本を読むと少し納得した。
    現実と照らし合わせているのならば、若紫を拉致して妻にしたり、女性同士がドロドロの対立をするところを愛や憧れという綺麗な物で飾る事も腑に落ちる。

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    2023年08月11日