大塚ひかりのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
モテモテ源氏が絶世の美女たちと夜を重ねる…というお耽美なドラマ、映画、またはアニメを観て、何か釈然としない、感動できない…はっ、私って不感症?
…と思いつつも、「源氏なんてあんまり魅力ないよね?」「ってか、ウジウジ人間ばっかりの宇治十帖、二度と読む気しないわ」「髭黒の大将みたいな旦那って、たまにいるよね~」
…などというたわごとを他人に言えば奇人変人されるばかりで誰もわかってくれない。
…という思いを長いことしてきたわけですが…
この本は、まったくもって的確すぎる言葉で、びりびりとしびれさせてくれました。
でも、これはあくまで女視点であるし、他の本や、いろいろな現代語訳を読むことをお勧めします -
Posted by ブクログ
昔もあったんだなあ、誹謗中傷とか。そこらへん人類全く変わってなくて生きてる時間違うけど、同じなんだなって思える。でも、昔より今の方がひどかもしれない。SNSですぐ広まるから、書物だけの時代よりかは、被害がでかい。
しかし、根も葉もないことを死んだ後にたくさん広められてしまうのはね、、辛いだろうな。呪いだとか言うなら、呪われるていいくらい酷いことだと分かってるんでしょ、やめられないんだなあ。
歴史書っていうのは、書いてる人が私情を挟んじゃいけないものなのに、どんな恨みがあったのか、、それはともかく著者失格だよ、、。
でも、結局事実がどうあれ、受け取った人の中でイメージができる訳で、その手助けをす -
Posted by ブクログ
文字通り、「嫉妬」と「階級」を切り口に、源氏物語を読み解く本。
大塚さんの本は、これまでだと『女系図でみる驚きの日本史』が面白かった。
紫式部は自身は中流貴族、受領階級。
それが娘の代では天皇の乳母として「三位」まで大出世を遂げたということが印象的だった。
さて、本書は「嫉妬」を取り上げるのだが、その背景に貴族社会の階級意識を見ている。
まず紫式部自身も、階級意識、「落ちぶれ感」に苦しむ人だったと規定する。
曾祖父の代までは上流だった彼女にとっては、宮仕えに出た自分の境遇は零落と意識される。
紫式部日記に繰り返し書かれる憂鬱も、原因はそれだと推測されている。
次いで、こうした階級的劣等 -
Posted by ブクログ
なんと言うかこう、源氏物語がどれだけすごい小説かが分かったというか。
現代からガチに読み込んでも十分に応える。
歴史とか社会だけでなく、女性の立場、内面、リアル感残しながらもあくまでフィクションで。色んな章で色んな人物を描きながら、実は全体通して出口があった。
すっげえ。
なんかこう、女性自身的な感じもあって、当時女性週刊誌に連載されてたら、発売日の朝には全部売れ切ってしまうくらいの感じじゃあないかなと思う。
ものすごい共感もあったんちゃうかな。
ちょっと噂のチャンネル見たいな感じもあって。
中学校で教えてはもらったが、こう言う面白さを教える方向に持っていった方がええんちゃうのかね。変