今野敏のレビュー一覧
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桃太郎伝説殺人ファイルということは、岡山が関係すると思ったら、そうだった。電鉄ゲームかとも思ったが・・・。
実際の岡山西署は描写されている通りだ。転勤で住んでいたことがあるので、懐かしい。
桃太郎って、桃ではなくたしかトマトの品種だったような記憶がある。岡山では桃太郎祭りでうらじゃという踊りながら練り歩く祭りがある。これらも関係するのか?
東京、神奈川、大阪で相次いで殺人が起きる。共通しているのは、死体に「モモタロウ」という文字が刻まれていることで、岡山県警から呼ばれたSTメンバーが解明していくストーリーだ。
ただ、桃太郎には、鬼退治の善人の側面と侵略者としての悪人の両面の説がある。本作では -
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今野敏さんの作品群の特徴のひとつにドラマ化の多さというのがある
すけー多いの
これはひとえに今野敏さんの懐の深さがあると思う
すげー深いの
もう自由にやって下さいって感じのスタンスが丸見え
もうなんでもあり少々の設定の変更どころかドラマ化で性別が変わったキャラまでいるし
ドラマから逆輸入されたキャラなんかもいたりします
そして最近テレビ東京で始まったドラマも凄いよね「機捜235×強行班樋口」だっけ?小説より先にコラボさせちゃうんだもんなぁ
正直縞さんもヒグっちゃんも自分のイメージとはかけ離れてるんだけど、設定がかなりいじられてるぶん完全に別ものとして見れて逆に良いんだよね
でも、元 -
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安積班シリーズ。今回は短編集。
事件そのものは地味な、というか、事件にさえなってないような話も中にはあったが、実際の警察官はそういう場面も対応する、対応しなくてはならない大変さをリアルに感じ取れた。もちろん、警察の怠慢とか悪徳警察官も実際には居ないわけではないだろうけれど、それはごく一部であって、プロとしての警察官の正義や信念を改めて感じ取れたかな。
安積班のメンバーの中では、これまでどうしても須田が一番目立ってたように思うけど、今作は若手の桜井くんにスポットを当てた話があって、いつも村雨さんに隠れてたような彼が意外と行動力がある格好良い様が垣間見れ、私個人としては今作の一番の収穫でした。 -
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2023.02.22 Audibleにて完聴
今回はしんどかった
途中でどんだけ辞めようかと
気分は落ち込む一方で。。。
だけど、今回は、そういう気持ちが、私だけじゃないんだっていう
主人公サエキだけだけでないっていうのが、報われた
以下、ネタバレあり
前巻のジュンコは、自業自得感あったけど
リツコは、本当にしんどい
私が結構いい年齢だからか、子供はいないけど、母親の気持ちで読んでしまって、余計しんどかった。当事者も辛いけど、それに対して、何も出来ずにただ、生きてるだけが1番しんどいと思うから。
被害者が、被害者なる故なんてなくて、寧ろ、それが普通の行為であって欲しいのに
それを出来なくさ -
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伊豆、奄美と続けてダイバーの死亡事故が起こる。為朝伝説に絡めてテレビは面白おかしく番組を仕立て上げようとする。その取材をした女子アナも死亡する。事故なのか?関連はあるのか?がこの作品のポイントだろう。
世間が騒がしくなり、収束させるためSTが登場する。いつもの5人と百合根警部と菊川刑事の7人のそれぞれの味が出ている。事故なのにSTが出動するというのは強引な設定のように感じる。
色シリーズ6作(黒のモスクワを含め)でも感じたのだが、色が主役というわけでなく、チームが主役で、中心となる人物の色が題名になっているのだろう。
今回は色が題名にないので、菊川刑事の回なのだろうか?事件性を疑う最初が菊