霜月流のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『フェイク・マッスル』と同じ賞を受賞されてたのでこちらもということで年末から読み始め、今年最初の作品がこれに。
姉の死によって真実の愛に固執するお鏡と、父親の不審死を解明すべく立ち上がった伊佐。
ちょっと時代背景のせいなのか文章が読みにくいせいかなかなか物語に入り込めなかった。
あと鏡にも伊佐にもあまり感情移入できなかった。
伊佐、宝石好きは良いけど父親の死の真相を解明したいはずなのに相変わらず石に執着しすぎだし洋妾になるのに肌は許したくないとかなんか甘いこと言ってるし…
でも有栖川先生が『この作品が1番大きな物語になりたがってる気がした』と評価されてて、素敵だなと思った。
ただ、また別 -
Posted by ブクログ
幕末の日本、横浜・遊廓島を舞台にしたミステリ。
お鏡の姉が祝言前に心中のうえひとりで亡くなったことから何かに取り憑かれるかのように心中箱を持ち占いをすることから物語は始まるが、もう一方で町娘・伊佐の父が、強盗をし町娘を殺害し船饅頭で焼け死んでいたという。
お鏡と伊佐の話が交互に進んでいく。
この時代を想像しながら読み進めるのに入り込むのに少し時間がかかった。
終盤以降にやっと盛り上がるが、真実の愛とは…を軸にした話のようで、石のなかに全てを潜めていたんだなと感じた。
遊郭島を舞台にしてあったが、内情の泥々を感じることなく、遊廓島そのものを心中箱に見立てたというスケールの大きさには驚かされた