霜月流のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレかなり面白かった
「新しい法律ができた」と言う話を軸に
・AIに絡んだ近未来
・全く関係ない未来
・過去から法律ができたことにより、現代になる
・新しくできた法律の内容が分からない
といった様々な進め方を楽しめた
舞台装置としてのAIの便利さ(我々に身近だが未知のもの)と、法律はルールの為それによって話の土台を作れる万能さに驚いた
〜特にお気に入り〜
矢野帰子先生→おとなも英語を学ばせる話。「英語介護」という考え方が面白かった
潮谷験先生→人々は、作品を楽しむときに作品の裏にいる作者と交流している。AIが作った作品だとその交流ができなくて孤独を感じる。新しい視点だな。オチも良かった。
大沼 -
Posted by ブクログ
ネタバレおなじみの一行目一緒ショートショートのシリーズ。今回は初読みの作家さんが多かった気がする。特に最初の方、ロボットとかAIとかが続いて、大丈夫かいな、と思ったけど、真梨幸子さんや東川篤哉さんはちゃんと違うテイストで来ててさすがと思った。殺人が罪ではないという世界から、死刑等の罪になるという法律ができた、という大沼紀子「もう、ディストピアじゃん」は皮肉が効いてて特に印象的。面白かった。五十嵐律人「革命夜話」も違う切り口でとても良かった。敗戦後の混乱の中、食うにも困っている頃に、理想を夢見て日本国憲法を作った人がいたんだ、ということに改めて気付かされたわ。ありがたいことだ。
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Posted by ブクログ
ネタバレまあまあ楽しく読めたので、レビューの少なさと評価の低さ(2.83)に驚いたが個人的には星4かな
ひとつ前に読んだ本がアレな感じだったのもあって、読み始めてすぐに高評価からスタートしたのは否めない
ミステリとしては伏線のサービスが良い
大仕掛けを含めて謎の半分くらいは察しがつくように書かれている点や、終盤に怒涛の解決のスピード感も良かった
急に名探偵と有能助手として覚醒するのは愛嬌か
あめじすと、ほーせき、くらいまでは微笑ましく読んでいたがアナグラムの説明やらラブやら語り出されて鼻白んでしまった
遊郭島でのプラトニックな関係を書きたかったのだろうけど、やっぱり違和感はあるなあ
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Posted by ブクログ
話題作、人気の作家たちによる"新しい法律ができた"の一文から始まる短編集。同じような短編集の5冊目。めくる度にうわっ、今度はこの人か~とワクワクしながら読めます。個人的に一番良かったのは五十嵐律人さんの憲法のお話でした。
殺人や男女関係のエピソードあり、中学校から。
金子礼介「ルパちゃん」
日野瑛太郎「推し活制限法」
朱野帰子「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」
阿部智里「つるべを取られて」
真下みこと「こんにちは、チャッテー」
須藤古都離「虚法」
嶋戸悠祐「国家殲滅フットボール法」
多崎礼「復讐者は振り向かない」
風森章羽「コロシヤとユキオンナ」
名倉編「Touch la -
Posted by ブクログ
ネタバレ同じ書き出しで、25人の作家さんが25通りの物語を紡ぐ。1編が6ページほどのショートショートだからサクサク気軽に読めるし、様々なジャンルの物語を1冊で楽しめるためお得感がすごい読書時間を過ごした。
現実の法から奇想天外な架空の法まで、ジャンルもミステリやディストピアものなど、物語の舞台も現代から近未来、果ては明治時代やアメリカの西部開拓時代まで、多種多様な設定の中でその法律が齎す思わぬ影響や人間模様が繰り広げられる。短いながらどの作品もとてつもない読み応えだった。
法律というテーマ故か、ディストピアものとの相性が特に良かったように感じる。
ハッとしたのは、今私たちの生きている世界は -
Posted by ブクログ
タイトルがそのまま答え、そんな印象を受けた作品。
主人公伊佐は石が大好きな少女。父の無実を晴らすため潜り込んだ先で出会ったメイソンとともに謎を解き明かすストーリー。
帯には要素のひとつとして恋とあるが、人にとってはそう感じないかもしれない。メイソンはそもそもカタコトで話す。話すと言っても3つまでの単語の羅列。そのため言葉で感じるような愛情というのはほとんどない。勝手に男女の恋があり、ミステリーの謎解きにも協力するとの事だったので言葉は通じるものという先入観があったんだな、と自覚。そこに対して気持ちの通じ合う様子を感じられないかもしれないなぁとは思った。
前半はミステリー要素が少なく単調に感じ -
Posted by ブクログ
幕末の横浜
実際した遊郭島、港崎遊郭が舞台
綿羊娘(らしゃめん)となった二人の娘、鏡と伊佐の物語が交互に描かれる
私はこの作品で初めて綿羊娘という言葉を知ったが、これは横浜開港に伴い、日本に住み始めた外国人相手の妾のことらしい…
もうこの設定ってだけで、ヨダレもの!
猫まっしぐら…(笑)
話が進むにつれ、二人が綿羊娘になった理由が明かされていく
また当時の横浜の様子、世相、文化、廓の様子にはとても興味を惹かれる
『真実の愛』とは…
そりゃあ、相手は外国人
いずれは日本を離れるお人だよ
蝶々夫人になっちまうんじゃないだろね…
などと作品に浸っていると
急に謎解きが始まる…(笑)
そうだ!ミステリ