五代ゆうのレビュー一覧
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ぐわ~!
分かってはいたことですが、やっぱり途中で終わってしまいます。
発行された年月日を考えると続きはもう読めないと考えるべきなのでしょうが、読みたい!
今回は、一巻では顔見せ程度だった三忍と鬼童子がいっぱい出てきます。三忍がとてもカッコよかったし、鬼童子と月呼の恋の行方も気になります(^^)早く再会して欲しい。
あと、本作はかっこいいおじいちゃんキャラも出てくるので今後の活躍が見たいです。もちろん、相変わらず主人公トリオもカッコいいですし、今回から登場のマスコットキャラ、可愛いコロちゃんももっと見たい!鴉の正体はやっぱりアレっぽいですね!
月呼の家族たちの話は泣けました。いつか続きが出たら良いなぁ・ -
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アバタールチューナー
一部ご紹介します。
・「失敗作だろうがなんだろうが、俺たちは生きてんだよ。生きてる以上、誰が何を考えて作ったかなんて知ったこっちゃねえ。
俺たちは俺たちで、できるかぎりのことを、精いっぱいやっていくだけさ」
・「データであろうと、物質であろうと、その本質に変わりはない。因果の転輪は回り続ける」
・「俺たちは無力でちっぽけな人間にすぎない。だが、これくらいは言わせてくれ。あんたたちと知り合えてよかった。
ただの兵器じゃないことを、思い知らせてくれてよかった。できればもっと別なとき、平和な時代に、あんたたちと知り合ってみたかった」
・「もし、そこにいるのなら、私と一緒に来る気はないか。 -
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荒廃した世界で
一部ご紹介します。
・「人間であるあなたは、生きる意味を理解しているのか。
あるいは、『生命』が、『生きる』ということがどういうことか理解しているのか」
・「よりよい選択なんぞくそくらえだ。俺たちが人間でないだと?そんなことを勝手に決められてたまるか。
俺たちは生きたいんだ、それのどこがいけない。俺たちだって必死にここで生きようとしてる、それを人間以下の家畜扱いされて、黙ってなどいられるか」
・「夢の中では、俺も動けない。声も上げられない。仲間が死んでいくのを、なすすべもなく見ているしかない。
それは恐ろしいし、つらく悲しい。
しかし、ただの夢だ。過ぎ去ったことだ。夢におびえる -
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壊れ行く世界の中で
一部ご紹介します。
・「おれはあの子に何かしてやりたいんだ。
連れて逃げ出すとかはたぶん無理だけど、ちょっと楽しい気分にさせてやるくらいならできるかな、って思って」
「あの子の気晴らしになってるってんなら、いくらだっておれ、踊ってやるよ。あの子の好きなだけ」
・「いま世界情勢はね、国家とか企業とか、政治的宗教的集団とかが、もう区別も何もつかないくらい入り組んでるの。
あなたたち市民が、ドームの下で太陽の光におびえてすくんでいるうちに、国家も企業も、信念も信仰もどんどん意味をなくしていってる。
もうそんなものを信じているのは、羊みたいな市民と、ガチガチの軍人くらいよ。
口ではどんな -
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ルーパ
一部ご紹介します。
・「常に最悪と最善を期して行動しろ。最悪を考えていれば、用心深くなる。最善を考えていれば、大胆になる」
「どういう生まれ方をしようと、どんな場所で作り出されようと、俺たちは生きてここにいて、〈教会〉に、天に、挑もうとしている。大事なのはそのことだけだ。俺たちはここにいる。自分自身の意志で、だ」
「いつか、訊いたことがあったな、『なぜ、俺たちを選んだのか』と」
「その時の『俺』が本当には何を考えていたのか、俺は覚えていない。確証もない」
「だが、今なら、俺にはわかるような気がする。その時の『俺』の考えが。『俺』は、たぶん、自分の生きてきた証を残したかったんだろうよ」 -
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戦場
一部ご紹介します。
・「未来は決定されているわけではない。全ては常に揺れ動く。けれども、彼は選択した。そのことはもう変えられない」
・「忘れるな、お前たちは阿修羅、戦いの悪鬼。アートマこそがお前たちの本質。敵を引き裂き、屠り、喰らえ、飢えから逃れ、生き延びるすべは他にない。そして飢えが楽園を目指す」
・「眠っている間に、深層意識に蓄積されたいろんな記憶や、心配や、不安や、コンプレックスが、具象的、あるいは抽象的なシンボルとして、あたかも現実のように再生される。それが『夢』。正常な意識活動の一つだわ」
・「悲しいときとか、うれしいときに、涙を流すの。声をあげて。あげなくてもいいけど」
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Posted by ブクログ
ヤガでのミロク大祭の後の顛末と、寂寂たるカメロンの野辺送り、そして、沿海州に逃れてきたヴァレリウスとアッシャのお話が合流します。
人柄の良い、明るく篤実であったはずのマルコと、なんと元パロ王妃アルミナが登場し…いろいろ…というのがこの巻のおおきなトピックで、そこはお読み頂きたいと思います。が…まず。カメロンの野辺送りが胸に迫ります。そのあとのカメロン麾下の若者の様子が、みな優れて明るいだけに、つらいです。イシュトヴァーンはついに、ここで私の中でもマイナスの印象の人物になってしまいました。滅んでいくのだろうなあ…。そして、この巻のラストで、スーティがドリアンについて知ることになります。そのあと -
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Posted by ブクログ
ネタバレ重苦しい印象だったケイロニア編は、前巻でオクタヴィアが女帝になりました。で、一旦小休止。今回は、それ以外の話はどうなってたわけかい?という段です。いやはや、はい。面白うございました!おなかいっぱい。グイン・サーガはこうでなくては。
まずはヤガ編。ゴーラのドライドン騎士団所属のブランが、ヨナ達一行を探しているお話。飄然としていてMP満杯の強い強いじじい二人(言い方)と共に探索を続けるところが描かれ、次のヤガは、確かに『スーパー魔道じじい大戦』になりそうです。会話の味も戦闘のおどろ激しさも、グイン・サーガらしくて楽しめました。早く怒涛の展開の戦闘を読ませて欲しいものですね。
次に、時間軸は巻き -
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とても面白いです!
アバチュ1、2プレイ済み。
原作小説があると知ってすぐに購入しました。
最初は紙の本での購入だったのですが、なかなか読む時間が無くて途中まで読んで放置・・・。
数年後、電子書籍版があると知ってbookliveさんで即購入。
電子書籍版は本当に読みやすいです!!
そのおかげで夢中で読んでいます。
まだ70%程度しか読めていませんが、ゲーム同様とても面白い!!
五代先生の繊細で素晴らしい文章がこの灰色の世界を絶妙に良い雰囲気で表現してくれています。
キャラクター達の感情も深く掘り下げてあり、つい手を止めて同じ文章を何度も読み返してしまいます。
ゲーム中ではリーダーは喋らないけ -
Posted by ブクログ
あぁ、もうイシュトがチチアの王子に戻ることはありえない。
ナリスとリンダの許嫁を知った時。風が丘でのグインとの訣別。リーロの暗殺。ドリアンの誕生。ナリスの死。
これまで様々な出来事が、彼に苦悩と後悔を与えてきて、予言の子である彼の人生を歪ませてきました。その彼を支える最後の命綱であった存在。
カメロン。
カメロンを失ったイシュトヴァーン。自らの手で殺害してしまったイシュトヴァーン。この喪失を埋めるには、縋りつくにはただ一人の存在しかないのだけど。
その存在が、イシュトを紅の凶星へと導きます。
あぁ、リンダっ子と呼び、予言の子の占いを目指していたあの頃の彼には戻れない。
イリス復活とカメロ -