五代ゆうのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
栗本薫さんが死去して未完となったグイン・サーガの続編を書き継いでいくプロジェクト。五代ゆうさんが記す3冊目のグイン・サーガ137巻は魔都フェラーラを旅するスカールの物語です。
五代ゆうさん、宵野ゆめさんに書き手が変わってからのグイン・サーガの評判はやはり賛否両論。
特に初期の頃からの重要な登場人物があっさりと亡くなってしまったり、栗本薫さんが書き手だったらこの登場人物の扱いはありえないんじゃないか、と嘆く方も多いのですが、だってもう栗本薫さんがこの世にいらっしゃらないんだからしゃあないやん。むしろ、途切れてしまった物語をこうやって楽しめるんだから楽しみゃいいのになぁと思います。まぁ、ウチがこ -
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Posted by ブクログ
ネタバレグイン・サーガは栗本薫の
死と共に終わった。と思ってる人間なので
続篇プロジェクトも興味なかったのですが
書店でふと目にとまったのがこの本。
そりゃあ、カバーイラストが
以前と同じなんだから目も奪われるよ^^;
話が前後するかもですがこの137巻を読んで
気になったら131巻から購入して
読み直そうと思います。
んで、読みました137巻。
続篇になってから一番の出来だと
思います。スッキリと美しく希望が
持てましたよ^^;
ヤガ編、ブラン大活躍。
ここまでのキャラになるとは^^;
”あとがき”はあれはあれでありかと(笑)
著者の人となりや他作品は知りませんが
”あとがき”にあるように確 -
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Posted by ブクログ
大事な伏線になる、鍵になる巻ですね。
ヤガのこと、パロのこと、そして黄昏の国…。
三ヶ所の状況をバランスよく描いています。
展開の速さ遅さに目を注ぐよりも
「ここを書かねば!」というところに
ぐっと近寄って書いている。そんな気がします。
心理描写も、ほどよくて私は好きです。
ちゃんとうるっときますよ。何箇所も。
いろんな人の思いが絡みあうし、血なまぐさくも
哀切なお別れも描かれます。
こうなるだろうとも思われ、逆に、死んだ人と
見送る人の立場が逆転していて欲しかったような、
そんな気もしています。
見送ったイシュトは、どこで安らうのか。
スーティに送られるのかしら…。
凄惨でせつな -
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Posted by ブクログ
星4つにしたのは
「うそーーー?!」な出来事があったから、です。
栗本グインじゃなくなってから
いい意味でも悪い意味でも、期待を裏切る出来事が
いくつか起こっていて。
今回は、出来事自体は起こってほしくはなかったことだけど、
作者が変わった今、こういうこともありなのかな、
と考えるようにしてみます。
展開が早いのがこの作者の良いところなのだと
思いますが、
思い返してみれば、
物語の導入で、延々と関係あるようなないような描写が
続き、
「早く!早く続きが知りたいのに!」と
はやる気持ちを抑えながら栗本グインを読んでいたことが、なんだか懐かしく感じます。
あれも今になってみれば良い思い出です -
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Posted by ブクログ
ついに、栗本薫正伝の中断地点からの語り継ぎ。
初巻は、少し肩に力の入った感じも少しあるのだけれど、長い中断のストレスを解消させてくれるような怒濤の展開!ちょっと盛りだくさん過ぎるかなぁ、次巻からの展開が少し心配になるのだけれど(これじゃあ、150巻くらいで終わってしまう(^^;))、まずは歓迎。あとは、過去の伏線・登場人物の、消費と再生産のバランスくらいかと思うけれども、まあその点は、大量の原作に支えられて、「豹頭王の花嫁」にたどり着くまで心配ないかな。
気になる、語り手の交代による違和感だけれども、読んだ感覚は、外伝1 七人の魔道士あたりに戻った感覚で、個人的には(連続性はともかく)それほど