五代ゆうのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
かなりの覚悟を持ってのことでしょうね、この展開。
ま、長く書き続けていく中で、自分の色を徐々に出していくよりも、最初から「五代ゆう・グイン」というテイスト前面に出していくことの方が良いのでしょう。
中途半端に「栗本グイン」を標榜すると、後々変な派閥争いみたいになりそうですから。
派閥が出来るのは仕方ないですが、神格化みたくなるのはイヤなので。
しかし、この方法でグインが続くのであれば、完結はしないのでしょう。延々と語り継がれていく物語になりそうです。
まさに、サーガ。
イシュトはいつになったら、やんちゃ親分から抜け出せるのか?アリがヨシュア殺したせいか。彼さえイシュトの元で育っていてくれた -
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Posted by ブクログ
最終巻。
思えば、〈修羅〉(戦闘神)と呼ばれていた存在がその語源である〈ASURA〉(サンスクリットで「asu」が「命」、「ra」が「与える」)となる所に、その意図が刻まれていたのかもしれない。
崩壊する世界の只中にあって、〈ASURA〉も人もそれぞれの生きることを問う。〈ASURA〉達は自らが兵器――人を喰らう存在であることを認めた上で、人との関わりを通して人の生きることも学ぶ。
存在する己を問い、それを認識する事で己を再び獲得する、弁証法の通過儀礼を行っていた。
己が存在する喜びと、存在を維持するために飢えを覚えること。
生への執念から他者を傷つける人間と、それでも他者に手を差し伸べる人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2011年お気に入り2位
三人→シヴァ・ヴィシュヌ・(ブラフマン)→光の王→ミトラ(弥勒)→56億7千万年後。ここの流れが美し過ぎる。4巻まででは話はゲーム版の方が優れてるかもしれないと思ったが、最終盤で一気に盛り返したよな~。
アートマに使われた神魔の選び方がとてもよかった。ゲーム版の〈ハリ=ハラ〉や〈アルダー〉もイメージには合ってるんだろうけど、如何せんマイナー過ぎる。小説はちゃんとメジャーどころを上手くストーリーに採り入れられてた。更にミトラとヴァルナが表裏一体の神だと知って、感動した。
眞だけはビミョーだったけど。エンブリオンが〈ASURA-AI〉なんだから、阿修羅退治ってことで〈 -
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ネタバレゲイルゲイルと叫び続けて読んできた全5巻。ついに終わってしまいました…。今はただただ寂しいです。
今までの4冊の積み重ねがこの1冊でまとまって、5巻は濃い~ぃ1冊でした。
エンジェルのところが印象的でした。そしてその後P260辺りからのフレッドの話がよかったなぁ。
(エンジェルのトコロはね、ドキドキしちゃって怖くて読み止めることができなくて2時間ほど夜ふかししちゃいました。次の日辛かったヨ…;)
エンディングも、納得というかアリアリ!な感じでした。穏やかで静かで柔らかで暖かなエンディングだったと思います。ゲイルとエンジェルのやり取りもっと見たかった…!メイン3人のやり取りも気になるし、エン -
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ジナーナとルーパは、そういうことになりましたか。ぐっ。。
熱い1冊でした。
ゲイルかわいい…1巻ではめんどくさい男だなと思ったものですが。参謀タイプは身体の作りがそもそも違うっぽいので、仲間だけでなく自身の”思い”を受け付けられず、大混乱しているところがかわいくて。大混乱してるんだけどサーフや仲間たちも大事にしていて。わーん。
っていうか表紙のゲイルくんがやたらかっこいいんですよ。ロン毛!ロン毛なの?!!
でも、ゲイルだけじゃなく、みんなサーフが大好きなのが伝わってきてかわいいかわいい。ジナーナもルーパもかわかっこよかったです。
さて、ここでジャンクヤード篇は一旦終了らしいので、3巻との間