五代ゆうのレビュー一覧
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ぐわ~!
分かってはいたことですが、やっぱり途中で終わってしまいます。
発行された年月日を考えると続きはもう読めないと考えるべきなのでしょうが、読みたい!
今回は、一巻では顔見せ程度だった三忍と鬼童子がいっぱい出てきます。三忍がとてもカッコよかったし、鬼童子と月呼の恋の行方も気になります(^^)早く再会して欲しい。
あと、本作はかっこいいおじいちゃんキャラも出てくるので今後の活躍が見たいです。もちろん、相変わらず主人公トリオもカッコいいですし、今回から登場のマスコットキャラ、可愛いコロちゃんももっと見たい!鴉の正体はやっぱりアレっぽいですね!
月呼の家族たちの話は泣けました。いつか続きが出たら良いなぁ・・・。 -
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アバタールチューナー
一部ご紹介します。
・「失敗作だろうがなんだろうが、俺たちは生きてんだよ。生きてる以上、誰が何を考えて作ったかなんて知ったこっちゃねえ。
俺たちは俺たちで、できるかぎりのことを、精いっぱいやっていくだけさ」
・「データであろうと、物質であろうと、その本質に変わりはない。因果の転輪は回り続ける」
・「俺たちは無力でちっぽけな人間にすぎない。だが、これくらいは言わせてくれ。あんたたちと知り合えてよかった。
ただの兵器じゃないことを、思い知らせてくれてよかった。できればもっと別なとき、平和な時代に、あんたたちと知り合ってみたかった」
・「もし、そこにいるのなら、私と一緒に来る気はないか。私はこれから旅に出る。長く、遠い旅に。
道連れがあるというのも、いいものかもしれない。長い間あなたは孤独だった。それは、あなたが周囲を見ようとせず、心を開こうとしなかったからだ。私もかつてはそうだった。しかし、いまは違う」
「私はあなたに世界を見せたい。あなたの娘が守った世界を。彼女が愛した、人間を」
・水の上に咲く蓮花は美しい、だが、泥水の中に伸びたその茎と根は、水底で腐れた生き物の死骸に根を張り、なお美しく咲き誇っているのだ。
ここにおびただしい屍肉の山がある、その頂上で自分もまた腐っていく、しかしその自分の胸から、また新しい花が咲く。
なかば透き通った茎がぐんぐんと養分を吸い取り、水上へと運んでいく。
それに従って体はしなび、細くなり、やがて塵となって消える。
しかし花は咲く。この先も、繰り返し、繰り返し、花は咲き続ける。
・「存在を脱した者は最早因果にとらわれることなく、時と空間を超越し、あらゆる時間、あらゆる場所に、無限に現れ偏在する。
だから、調律者はどんな場所にも、どんなときにも姿を現すことができる。どんな形でも、姿でも、人でも、猫でも、悪魔でも」
ビーズ玉を貫く糸が、どの玉であろうと玉の中心を通っているように、
どの時間、どの場所にも、様々な形で常に彼らは存在した。必要なのは、ただ、選択だけだった。
「全てはここに始まり、ここに終わる。しかし終わりは、次の始まりでもある」
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荒廃した世界で
一部ご紹介します。
・「人間であるあなたは、生きる意味を理解しているのか。
あるいは、『生命』が、『生きる』ということがどういうことか理解しているのか」
・「よりよい選択なんぞくそくらえだ。俺たちが人間でないだと?そんなことを勝手に決められてたまるか。
俺たちは生きたいんだ、それのどこがいけない。俺たちだって必死にここで生きようとしてる、それを人間以下の家畜扱いされて、黙ってなどいられるか」
・「夢の中では、俺も動けない。声も上げられない。仲間が死んでいくのを、なすすべもなく見ているしかない。
それは恐ろしいし、つらく悲しい。
しかし、ただの夢だ。過ぎ去ったことだ。夢におびえるより、今はやるべきことをやらねばならない。
それが喪った仲間たちへの鎮魂であり、償いであると俺は思う」
「大切なのは過去ではなく,今だ」
「亡くしたものがあるのなら、そのことを悔やむのではなく、そのために何ができるかを考えろ。
人に訊くのではなく、自分の頭で。
でなければいつまでも、夢はお前から離れない。恐怖とともに」
・「みんな死ねばいい。僕を作った奴らだけじゃない、僕を笑ったやつ、僕に触ろうとする奴、僕を見る奴、みんな死んでしまえ。
キュヴィエ症候群、結構じゃないか。世界中の人間が粉々になればいい。
そうすれば僕はやっと本当の自由を手に入れられる。
操るのも、操られるのも、もうたくさんだ。
僕は自由になる、誰もいなくなった地球で、唯一の完全な生命体となる。
そうすればきっと、もう誰も僕を見ない。
この体内に刻まれた、ツクリモノの印の意味を知る者もいない。
全部、全部きれいになって、僕はようやく息がつける。本当の自分に、人間になれる」
「何故だ、どうして僕ではない?どうして僕ではないんだ?
僕には誰もいない、何故だ?
誰かがそばにいてくれたら、たとえ人形でもほんとうに僕を見てくれる人間がいたなら。
そうすればその一人のためだけにでも。僕は世界を憎まずに済んだのに」
・「言ったはずだな。お前にサーフは殺せない、と」
「結局お前は最後まで人形に過ぎなかった。そのことだけを知って消え失せろ」
「俺は一幾じゃない。俺の名は『ヒート』だ」
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壊れ行く世界の中で
一部ご紹介します。
・「おれはあの子に何かしてやりたいんだ。
連れて逃げ出すとかはたぶん無理だけど、ちょっと楽しい気分にさせてやるくらいならできるかな、って思って」
「あの子の気晴らしになってるってんなら、いくらだっておれ、踊ってやるよ。あの子の好きなだけ」
・「いま世界情勢はね、国家とか企業とか、政治的宗教的集団とかが、もう区別も何もつかないくらい入り組んでるの。
あなたたち市民が、ドームの下で太陽の光におびえてすくんでいるうちに、国家も企業も、信念も信仰もどんどん意味をなくしていってる。
もうそんなものを信じているのは、羊みたいな市民と、ガチガチの軍人くらいよ。
口ではどんなことを言おうとも、誰もがみんな、自分自身のことしか信じられなくなり始めている」
・「僕は僕に与えられた情況の中で必死に泳ごうとしているだけだ。
しがみつかれて溺れる奴は、単なる間抜けか、くだらないお人よしだけだ。
僕は間抜けでもお人よしでもない。必ず岸に這い上がって、溺れている奴らを笑ってやる。
望んでもいないのに、僕をこの汚い人生に突き落とした奴らを踏みにじってやる」
「僕を操ることは誰にも許さない。僕は僕だ。誰の思い通りにもならない。
僕を弄ぼうとする奴、僕をいいように扱おうとする奴、どいつもこいつも思い知らせてやる。
僕が誰かに操られるんじゃない。僕が、みんなを操ってやるんだ」
「僕には君が必要なんだ。〈テクノシャーマン〉さえいれば、僕たちは、奴らを見返してやれる。僕たちは新しい、もっといい世界を作れる。
〈テクノシャーマン〉とキュヴィエ症候群は、そのために〈神〉が下した運命だ」
・「なぜ、何も言わない。全てはお前から起こったことだ。すべては〈神〉とキュヴィエ症候群から起こったことだ。
答えろ、〈神〉よ、俺たちが、いったい何をした。こんなあつかいに値するような、何をしたというんだ」
「俺たちが蟻ならば、蟻にも生命があることを教えてやる。苦痛が、恐怖が、悲しみが、愛があることを教えてやる」
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ルーパ
一部ご紹介します。
・「常に最悪と最善を期して行動しろ。最悪を考えていれば、用心深くなる。最善を考えていれば、大胆になる」
「どういう生まれ方をしようと、どんな場所で作り出されようと、俺たちは生きてここにいて、〈教会〉に、天に、挑もうとしている。大事なのはそのことだけだ。俺たちはここにいる。自分自身の意志で、だ」
「いつか、訊いたことがあったな、『なぜ、俺たちを選んだのか』と」
「その時の『俺』が本当には何を考えていたのか、俺は覚えていない。確証もない」
「だが、今なら、俺にはわかるような気がする。その時の『俺』の考えが。『俺』は、たぶん、自分の生きてきた証を残したかったんだろうよ」
「〈教会〉に押し付けられた形でではなく、実体の見えない〈楽園〉を目指して意味も分からずあがき続けるのでもなく、『俺』が自分で納得できる形での、生きてきた証をな」
「今のお前たちと行動をともにして、確信が持てた。前の『俺』の目は確かだったよ。『俺』が期待していた以上に、お前たちは強くなった。もう、俺がしてやれることは何もない。あとは、今の俺が、俺のやるべきことを果たすまでだ。」
「天を目指せ。そして〈教会〉の喉を喰いちぎれ。それが俺がお前たちにかける最後の、そして唯一の期待だ」
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戦場
一部ご紹介します。
・「未来は決定されているわけではない。全ては常に揺れ動く。けれども、彼は選択した。そのことはもう変えられない」
・「忘れるな、お前たちは阿修羅、戦いの悪鬼。アートマこそがお前たちの本質。敵を引き裂き、屠り、喰らえ、飢えから逃れ、生き延びるすべは他にない。そして飢えが楽園を目指す」
・「眠っている間に、深層意識に蓄積されたいろんな記憶や、心配や、不安や、コンプレックスが、具象的、あるいは抽象的なシンボルとして、あたかも現実のように再生される。それが『夢』。正常な意識活動の一つだわ」
・「悲しいときとか、うれしいときに、涙を流すの。声をあげて。あげなくてもいいけど」
「とにかく目から涙を流して、鬱積した感情を解放する。これも人間の感情表現の一つ。『彼』が死んだとき、あなたは泣いた?」
・「無駄な殺しはしない。だが、立ち向かってくる敵をやむなく殺すのは、これまでにもさんざんしてきたことだ。もう今更、綺麗なふりをして知らぬ顔のできることじゃない。それなら俺は、俺と、俺の『仲間』を守るために、強くなることを選ぶ」
・「わたしも、みんなみたいに何かしたいの。じっとして、ただ守られているだけなんて嫌。この間の戦闘はとても怖かった。でも、みんなはいつも、あんな思いに耐えているんだわ。だから、これ以上、わたしのせいで大けがをする人がいてほしくない。わたし、わたし自身で戦えるようになりたい」
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Posted by ブクログ
ヤガでのミロク大祭の後の顛末と、寂寂たるカメロンの野辺送り、そして、沿海州に逃れてきたヴァレリウスとアッシャのお話が合流します。
人柄の良い、明るく篤実であったはずのマルコと、なんと元パロ王妃アルミナが登場し…いろいろ…というのがこの巻のおおきなトピックで、そこはお読み頂きたいと思います。が…まず。カメロンの野辺送りが胸に迫ります。そのあとのカメロン麾下の若者の様子が、みな優れて明るいだけに、つらいです。イシュトヴァーンはついに、ここで私の中でもマイナスの印象の人物になってしまいました。滅んでいくのだろうなあ…。そして、この巻のラストで、スーティがドリアンについて知ることになります。そのあとの展開は…。お話としてはちゃんと動いていて面白いので、まず次の巻を読みましょう。
あとがきによると、もうお一方の執筆者、宵野ゆめさんのご体調がよくないので、当面五代さんが継続執筆なさると明記されていました。五代さんの筆も安定してこられたので、良いとは思いますが、宵野さんのご回復も、心からお待ちしたいと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ重苦しい印象だったケイロニア編は、前巻でオクタヴィアが女帝になりました。で、一旦小休止。今回は、それ以外の話はどうなってたわけかい?という段です。いやはや、はい。面白うございました!おなかいっぱい。グイン・サーガはこうでなくては。
まずはヤガ編。ゴーラのドライドン騎士団所属のブランが、ヨナ達一行を探しているお話。飄然としていてMP満杯の強い強いじじい二人(言い方)と共に探索を続けるところが描かれ、次のヤガは、確かに『スーパー魔道じじい大戦』になりそうです。会話の味も戦闘のおどろ激しさも、グイン・サーガらしくて楽しめました。早く怒涛の展開の戦闘を読ませて欲しいものですね。
次に、時間軸は巻き戻り、前巻の直前、つまりササイドン選帝侯会議の直後にまで遡ります。ちょうどパロはゴーラのイシュトに襲撃され、またも壊滅した折、ケイロニアに逃げてきていたヴァレリウスやマリウスが、オクタヴィアの即位を知り、グインもパロ簒奪の陰にキタイの竜王の暗躍があったことや、カメロンの死を知る…つまりパロ・ケイロニア間の情報の齟齬がないように、ここで作品世界上調整がなされ、ナリスの影も今一度読者に思い起こさせられるわけです。
ヴァレリウスとグインが情勢を語り合うあたりは、ぐっと来ますね。悪し様に言われるシルヴィア皇女ですが、グインにとってはやはり、愛した女性だったことがわかって、泣かされます。
第三話めは、懐かしい!スカールとスーティのヤガへの旅が描かれ、ウーラやザザも顔を出します。五代さんの次巻では、おそらくスーティ親子の対面や、スカールを巻き込んだ『スーパー魔道じじい大戦』が見られそうだと、本編の中で動いている大きな話…。
1ケイロニアの陰謀編
2パロとイシュトのゴーラ対決の密かな伏線編
3ヤガとミロク教、つまりキタイの暗躍編
4グインやキタイのような、外宇宙から飛来したらしい亜人種たちのお話。つまり失われたグインの記憶に関するあれこれ。
の空白が埋まって前に進み、読者もきっちり知識のおさらいが出来ました。ああすっきりした。
次は宵野ゆめさんの執筆でケイロニア編のはず。
私個人はスーティばっかりいい子なんじゃなくて、ドリアンも、シリウスも、グインのお子ふたりも、マリニアも、次の世代は一丸となって中原を治めていく、新国家の幕開けをグインが見届けて、彼が旅立つ…てのを見たいので、ため息が出そうなのです。はい。
ともあれ、発売されたばかりの最新刊まであと数冊。
これからケイロニア編に戻ります。 -
購入済み
とても面白いです!
アバチュ1、2プレイ済み。
原作小説があると知ってすぐに購入しました。
最初は紙の本での購入だったのですが、なかなか読む時間が無くて途中まで読んで放置・・・。
数年後、電子書籍版があると知ってbookliveさんで即購入。
電子書籍版は本当に読みやすいです!!
そのおかげで夢中で読んでいます。
まだ70%程度しか読めていませんが、ゲーム同様とても面白い!!
五代先生の繊細で素晴らしい文章がこの灰色の世界を絶妙に良い雰囲気で表現してくれています。
キャラクター達の感情も深く掘り下げてあり、つい手を止めて同じ文章を何度も読み返してしまいます。
ゲーム中ではリーダーは喋らないけど小説では様々な感情が描かれているので、この時はこう思っていたのか・・!と、新鮮な気持ちです。
登場人物達が少しずつ人間らしい感情に目覚めていく様はつい目が潤んでしまいます。
とにかくシエロが可愛いです。
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グイン・サーガ135 紅の凶星
- カート
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試し読み
Posted by ブクログ
あぁ、もうイシュトがチチアの王子に戻ることはありえない。
ナリスとリンダの許嫁を知った時。風が丘でのグインとの訣別。リーロの暗殺。ドリアンの誕生。ナリスの死。
これまで様々な出来事が、彼に苦悩と後悔を与えてきて、予言の子である彼の人生を歪ませてきました。その彼を支える最後の命綱であった存在。
カメロン。
カメロンを失ったイシュトヴァーン。自らの手で殺害してしまったイシュトヴァーン。この喪失を埋めるには、縋りつくにはただ一人の存在しかないのだけど。
その存在が、イシュトを紅の凶星へと導きます。
あぁ、リンダっ子と呼び、予言の子の占いを目指していたあの頃の彼には戻れない。
イリス復活とカメロン殺害。やりやがった。