【感想・ネタバレ】クォンタムデビルサーガ アバタールチューナーIIIのレビュー

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壊れ行く世界の中で

mac
2022年09月30日

一部ご紹介します。
・「おれはあの子に何かしてやりたいんだ。
連れて逃げ出すとかはたぶん無理だけど、ちょっと楽しい気分にさせてやるくらいならできるかな、って思って」
「あの子の気晴らしになってるってんなら、いくらだっておれ、踊ってやるよ。あの子の好きなだけ」
・「いま世界情勢はね、国家とか企...続きを読む業とか、政治的宗教的集団とかが、もう区別も何もつかないくらい入り組んでるの。
あなたたち市民が、ドームの下で太陽の光におびえてすくんでいるうちに、国家も企業も、信念も信仰もどんどん意味をなくしていってる。
もうそんなものを信じているのは、羊みたいな市民と、ガチガチの軍人くらいよ。
口ではどんなことを言おうとも、誰もがみんな、自分自身のことしか信じられなくなり始めている」
・「僕は僕に与えられた情況の中で必死に泳ごうとしているだけだ。
しがみつかれて溺れる奴は、単なる間抜けか、くだらないお人よしだけだ。
僕は間抜けでもお人よしでもない。必ず岸に這い上がって、溺れている奴らを笑ってやる。
望んでもいないのに、僕をこの汚い人生に突き落とした奴らを踏みにじってやる」
「僕を操ることは誰にも許さない。僕は僕だ。誰の思い通りにもならない。
僕を弄ぼうとする奴、僕をいいように扱おうとする奴、どいつもこいつも思い知らせてやる。
僕が誰かに操られるんじゃない。僕が、みんなを操ってやるんだ」
「僕には君が必要なんだ。〈テクノシャーマン〉さえいれば、僕たちは、奴らを見返してやれる。僕たちは新しい、もっといい世界を作れる。
〈テクノシャーマン〉とキュヴィエ症候群は、そのために〈神〉が下した運命だ」
・「なぜ、何も言わない。全てはお前から起こったことだ。すべては〈神〉とキュヴィエ症候群から起こったことだ。
答えろ、〈神〉よ、俺たちが、いったい何をした。こんなあつかいに値するような、何をしたというんだ」
「俺たちが蟻ならば、蟻にも生命があることを教えてやる。苦痛が、恐怖が、悲しみが、愛があることを教えてやる」


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Posted by ブクログ 2012年01月13日

「ああ、ジャンクヤードの元の人達はこういう人達だったのか!」と、すごく面白かったです。人間関係や、施設の環境なんかも。
出てきたのはゲイル以外のいつものメンバーと、大佐と、ハーリーQかな…?(ゲイルとハーリーQは自信ない)

セラフィータはそういう風にして親から生まれてきたのか…と驚きつつもすごく納...続きを読む得できたりもしました。
2012年1月3日~2012年1月12日

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Posted by ブクログ 2011年08月27日

ゲーム本編では詳しく語られなかった部分を知れて個人的には満足です。特にセラへの好感度がかなり上がりました

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Posted by ブクログ 2013年12月26日

内容はゲーム本編ではほとんど描かれなかった、主人公たちの戦いの発端について。

身勝手な都合で生み出され、あげくに悪魔だなんだと言われてしまうセラが不憫で仕方ない。

次回は現実でのカルマ協会との戦いか。残り4・5巻が楽しみ。

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Posted by ブクログ 2019年09月17日

 「それでも現に<神>は存在するのだ、と言ったらどうする」

という、読み応え満点でお届けするアバタールチューナーⅢ「第2部・辺土篇」です。


後書きによれば、
「なぜジャンクヤードができたのか」
「セラの正体や生い立ちはなんなのか」
「最後に現れたサーフそっくりの男はだれなのか」
等々の謎に答え...続きを読むが出る謎解き篇となっております。



太陽光を浴びただけで身体が結晶化し、死に至る「キュビエ症候群」が席巻する終末な舞台で、
地球生命存亡を懸けた、上位存在とのコンタクトを目指す<神>モノで、
その<巫女>が「マクロな量子的存在」で、
かつデジタルデータしか認識できないというサイバーな展開。
そして主人公は精神構造を操作する、「精神技術者」でしかもサイキック。


これが舞台背景の説明のためだけに用意された物語だと思うと、
要素詰め込みすぎじゃない?もったいなくない?
とも思ってしまいますが面白いので良し。
能力バトル、ただしちょっとSFの香り、からここまでストレートなSFに持ってくるとは。


Ⅱの、あの終わりから突然ヒート=穂村一幾が主人公で始まるのはちょっとびっくりしましたよ。
しかも性格違いすぎる!っていうかみんな性格違いすぎる!あれ、ゲイルさんは?
と楽しめることいっぱいです。
裏話って楽しいですよね。


<ジャンクヤード>が出てくるまでは、いつになったら出てくるのか~、とジリジリさせられます。
ジャンクヤードの話に期待感を持って読み始めると、それまでが冗長に感じてしまうかも。
終盤の急展開具合は、手に汗握りますよ。




 「すると史上初、チューリングⅡをパスしたAIが現れたというわけなのね」

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Posted by ブクログ 2011年08月15日

個人的には裏切られた感じがしなくもないけど、話としては大変に面白い。特に、自分の興味がある分野についての内容が大半を占めていたので、前作までの理由はここにあったとか、そんなことはどうでもよくなってしまうほど、面白かった。

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Posted by ブクログ 2011年07月30日

こうきたか。
オリジナルともいうべきゲームではわずかにしか語られなかった過去話。
SFしてるし、なんか生き生きとした感じがしたのは気のせい。タブン。

最近妙にハイゼンベルグだかシュレージンガーだかのネタにぶつかるのはなぜだろうか。
量子テレポートでガンダムを思い起こしたのは時節柄仕方ないにしても。...続きを読む

次からはいよいよ2を舞台に。
ゲームの2ってゲーム内時間ってほとんど過ぎてなかった気がするけどどうだったけか。

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