橘玲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ人間の性格特性に関して興味があったので購入。
本の内容としては、人間の性格に関する最も信憑性があると言われているビッグファイブをベースにした話でした。
著者は、ビッグファイブの5項目を更に細分化して、8項目挙げられています。
通常の5つ(協調性・外向or内向・開放性・誠実性・神経症的傾向)のうちの1つ、協調性を同調と共感に分けて、さらに知能と外見を加えた8項目。
特に協調性を同調と共感に分けているところは、妙に納得感がありました。
周りに合わせる性質である同調と相手の意見を受け止める共感は、似て非なるものだとあり、確かに「単なるイエスマン」である同調と意見を受け止めたあとに何かしらアクショ -
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Posted by ブクログ
いつもの橘玲節で子気味良いが、本全体としてはまとまりを欠く印象。
序盤で、ウクライナ戦争と第二次大戦のナチスドイツと、太平洋戦争での原爆投下を並べて、善悪二元論では解決できない「どっちもどっち」であることを明らかにする。これは、結構刺激的。
個人的には「日本は唯一の被爆国だから、核廃絶運動の先頭に立つべき」論について、「気持ちはわかるけど、何故そうなるのか理屈が分からない」と、昔から感じていた。著者はそこに「人類は誰もが被害者ポジションを取りたがる」という補助線を引く。これは、なかなか秀逸な視点で、侵略戦争の側面を薄め、被害側面を強調することで、集団維持に貢献している。そしてポリコレが進んだ -
Posted by ブクログ
「人生の攻略」という題名ではあるが、「お金の攻略」という感じであった。
子育て世代はまだやはり女性が大変な思いをして働いている方が多いと見受けるが、これからの時代は、「長く働く」「一緒に働く」がお金持ちになるためのキーワード。女性の生涯年収は2億5000万円から3億円。仕事を辞めてしまえば、すべてこれがなくなるのだから、「僕も子育てに協力するから一緒に頑張ろうよ」と結婚するのがよし…と、ここまで読んで、違和感が…。「女性の」生涯年収って言わなくてよくない?そして「子育てに『協力』」?あなたが主になって子育てしてもいいんですよ?たった5年前の本なのに、なんだか古臭く感じてしまう。
誰でも億万長 -
Posted by ブクログ
☆3.5 前半までは小説版ナニワ金融道
1、2話はナニワ金融道小説版のほうが適切だらうか。小説に絡めて主要な経済学の理論を伝へる趣向。
前半まで小説としてのレヴェルはたいしたことはなく、ああ通俗と思った。
しかし、3話の小学生のいぢめをネットワーク理論とからめて語る話は納得させられる。みな、ネットワーク理論について、すこしでも齧ったほうがいいと思った。それに、リンレイがそのいぢめを解決する方法が奇想的グロテスクである。
そして最終話になると、今まで三人称だったのが突然一人称の「あたし」になり、話の展開も今までの登場人物が出てきて俄然おもしろくなる。ゲーデルの不完全性定理も出てくる。 -
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Posted by ブクログ
【目次】
■ 邦訳版への解説ーー合法的かつ効率的に私たちの脳はハックされている
橘玲
■ はじめにーー絶対にだまされるはずがない人たちがカモになる心理バイアス
【ハビット】
1 集中(フォーカス) ーー相手は何を隠しているのか
2 予測(プレディクション)ーー 「期待外れ」を喜べ
3 思い込み(コミットメント)ーー判断を後回しにする
4 効率(エフィシェンシー)ーー相手の痛いところを突く
【フック】
5 一貫性(コンシステンシー)ーーこの世界は不合理だ
6 親近性(ファミリアリティ)ーー「これ知ってる」を疑え
7 正確性(プレシジョン)ーー“数字”の落とし穴
8 有効性(ポテンシー -
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Posted by ブクログ
恋愛であったり、お金であったり、たいていの人が求めつつも遠く感じるものはある。
そういうものにいかに近づき、手に入れるか。
人間の脳には機械のように、こうすれば相手に親しみを感じるというプログラムがある。お金の流れにも、統計的な分析によって投資を確実にしたり、あるいは節税することで人より手元に残るお金を多くする手段がある。
それが、裏道だ。
なんて話が、さまざまな文献を逍遥しながら語られる。心理の勉強で出てきたNLPや、ミルトン・エリクソンがナンパ術の系譜に組み込まれて出てきたときは、ちょっとびっくりした。
まぁ実際、NLPは自分であったり、部下であったり、社会生活であっ -
Posted by ブクログ
認知心理学。バイアスやヒューリスティックなミスから、騙されることへの警告。
わかりやすくて読みやすかった。具体的な事例を紹介する本ではなかったが、外国人研究者にありがちな、変に散文的で日常的な導入は少なかったし、簡潔。
いくつかのキーワードに沿って、説明してくれていて、読ませ方にも工夫が見られる。
それでいてというか、大きく騙されんのはアレやが、そうそうそういうのに巻き込まれるわけでもないので、中規模以上の騙しには注意するとして、日常のさくっとした騙しにはそんな目くじら立てんとこな、的な主張があって、腰砕でよかったな。
それにしても、答えになってない答えとか、親近感による選択とか、綺麗事