熊谷達也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
オヤジバンドの話。
著者とは同学年なので、話の内容が私とほとんどシンクロしてます。(前半は)
学生の頃、喉から手が出るほど欲しかったフェンダーやギブソンは当然買えないのでコピーモデルを買った。
就職と同時にバンド活動は中止。
50才に近づくにつれ、久しぶりにギターでも弾いてみるか。
昔はとんでもない値段がついていたが円高の影響か? 無理すれば買えない事もない。
で、買ってしまうと同時にバンドをやりたくなってくる・・・と。
実際私も、フェンダー、ギブソン、マーチン・・・が今、手元にありますもん(^_^;)
話の後半は、そのバンドがコンテストに出て、みるみる全国大会に出場・・・と。
これはちょっとあり得ないので、後半のストーリーはダレ気味。
それと、ちょっとマニアックな話が含まれるので巻末には用語解説まで載ってます。
バンドやロックに詳しい方なら、これらのキーワードだけで、だいたい話の濃度はわかるかと思います。
【初心者のためのロック講座】
アタック、アルペジオ、インプロ、ウッドストック、エフェクター、クリーム、クリーントーン、グレコ、ゲイン、サスティーン、サマータイム、サンバースト、シールド、ジミーペイジ、ジャズコ、ジャニスジョプリン、ジョンボーナム、ジョンロード、スージークアトロ、スタック系チューブアンプ、ストラトキャスター、スライド、スリーコードブルース、対バン、チョーキング、デヴィッドカヴァーデル、トミーボーリン、トレモロアーム、ドンシャリ、ナット、ハムバッカー、バレーコード、ハンマリングオン、ピッキングハーモニクス、ピックアップ、ピックスクラッチ、ブースター、ブッキング、フリートウッドマック、ブリッジ、テールピース、フレット、プログレッシブロック、ペグ、ペンタトニックスケール、ボトルネック奏法、マーシャル、マイケルシェンカー、マシンヘッド、メジャー、マイナー、モズライト、モダンハイゲイン、リッチブラックモア、リフ、レクチ、レスポール、ローコード、MSG、PA、ZZトップ・・・
ギターの奏法や機材、バンドやミュージシャンの名前が入り乱れてますが、だいたいこんな内容です。
わかる方にはわかるでしょ?
しかし、あまりお勧めできるような本ではありません。
ストーリーがつまらないもん。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ電脳空間で永遠に生きるか、それとも人間として限りある命を生きるか…。
二者択一ならどちらを選びますか?
本書中盤に出てくる質問です。
…
… /(´・ω・`)\ウーン
…
!
やっぱり自分は人間を選びます。
電脳世界では病気にならず、痛みも感じず、どこへでも行けて何にでもなれるといいます。それが果たしていいことなのかどうか…。
この本で少し疑似体験することができます。
電脳世界では「食べる」ことはできないので美味しいものとは無縁だし、ネコに触ったり、海で泳いだり、風を感じることもできなさそうです。(似たようなことはできるかもしれませんが)
人間はなんと無駄なことばかりしている生き物でしょう!
永遠に生きられるならそれはもはや人間とは呼べないかもしれません。そしてやっぱりこう思うのです。
人間でよかった!
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Posted by ブクログ
暗いコロナ禍の中、定年間近のおやじが、仕事と趣味の両立を図りながら、色々悩みながら結局ハッピーな生活を手にして行くストーリー。
仙台の印刷会社の室長として働く本間優一は、健康診断でのメタボでイエローカードを貰い、今一歩対処出来ずにいた。ふとした事から若い女子部下の水野唯からロードバイクの紹介を受け奮発してデローザアイドルを購入して色々な楽しさを知る。時はコロナ禍初期で緊急事態宣言下で経済的なダメージを負いながら、リモート勤務が開花する。そんな中、優一は、自転車にのめり込み健康増進と会社生活を両立するも会社経営陣が変わりリストラに見舞われ、慣れ浸しんだ職場メンバーで退社し会社を起す。 -
Posted by ブクログ
著者の実体験に基づく小説。
昭和40年代。小学生五年生の主人公は、父の仕事(当時まだ地方では珍しかった塾の経営)のために宮城県の地方都市から仙台市に引っ越す。彼が住んでいるところは実は被差別部落の人々が住む場所だった。
そうとは知らずにヒロユキとナオミの二人と親しくなった主人公は学校でいじめを受けるようになる。
昭和の学校の雰囲気がよく出ている。結局親の差別意識が子どもに影響している。親が差別しているから、子どもも差別して当然だと思うのである。
よくできていて読みやすい。
しかし私にはエンタメが過ぎるかな、という気がした。特にキャラクター設定。
ナオミは賢い美少女で、いじめるクラスメイトはいかにも嫌な奴。安子ねえは性格はサバサバしているが色っぽい美人(いかにも婀娜な姐ちゃん、という感じ。昔の倍賞美津子さんみたいな感じかな。)、凄むと怖いが日ごろは気のいい元ヤクザの沼倉のおんちゃんなどが「いかにも」って感じで、ドラマにしたいのかなという気持ちになった。(なっているのかもしれない。昭和の役者さんで見たい。)
まあこれだけ読みやすいと、差別問題を考える、というより物語を楽しむという感じだとは思う。
宮城県(仙台)に詳しい人ならより楽しめる。 -
Posted by ブクログ
湊人は最初、陸上部で活躍していたが、脚を故障してしまった。リハビリのつもりで、自転車を使った練習をしていくうちに、いつしか、ある自転車の監督の目に留まり、チームに所属することになった。数年後、チームに世界で活躍されていた選手が加入してきた。なぜ、比較的弱いチームに入ってきたのか?選手の加入により、湊人は自転車選手として大きく変わっていく。
自転車レーサーの物語で、すぐに浮かんだのが、近藤史恵さんの「サクリファイス」シリーズです。
どうしても、比較してしまうのですが、こちらの作品はミステリーはなく、純粋なスポーツ小説となっています。
なので、ちょっと物足りなさが無いかなとも思ってしまいました。
内容としては、湊人の成長物語なのですが、それだけでなく、チーム戦での熱き攻防戦やアクシデントなども描かれていて、爽やかな雰囲気もあって楽しめました。話のテンポも良く、あっという間に読めました。
一つのレースをじっくり描いているわけではなく、いくつかのクライマックスのあるレースの部分だけをじっくりと描き、その他はダイジェストのようにスルーしていきます。なので、その部分はあまり心理描写はなく、試合の模様を主にしているので、あっさりとした感じもしました。
ただ、抜きつ抜かれつのレース展開での駆け引きが面白く、読み応えがありました。
自転車独特の戦略もあって、いかにしてチームとして勝利へと導いていくのか?手に汗握る展開に惹きつけられました。
その中で垣間見る湊人の成長。ちょっと天然な部分もあって、愛らしい存在でしたが、「覚醒」していく姿に驚きと共にヒーローが悪者を倒したかのような爽快さやスカッと感もあって、楽しめました。