【感想・ネタバレ】海峡の鎮魂歌のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年06月12日

大先輩のおすすめ本。普段ならあまり手に取らないタイプの本だったが、これは読んでよかった。
函館の潜水夫、泊敬介を主人公に、函館の大火から洞爺丸沈没事故まで、運命に翻弄される家族が描かれている。終盤いろいろなことが繋がっていき、過去のしがらみや苦しみが解消されていくのに、救われる。過去に踏み出すことが...続きを読む未来につながっていて、希望の持てる話だった。

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Posted by ブクログ 2016年05月08日

昭和の函館を舞台に、函館大火、大空襲、洞爺丸沈没と3つの大災害を生き延びた夫婦を主人公にした物語。
やはり熊谷さんは、平穏な世界を舞台にしたものより、こうした緊迫感を描くのがお得意なように思います。
もっとも次から次に起こる危機は面白いんですけどね、少々やり過ぎという気もします。特に最後の息子と娘の...続きを読む話はちょっと強引すぎます。その分現実感に欠け、物語として安易な感じが残ってしまうのです。

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Posted by ブクログ 2022年09月18日

海で生きていく主人公がさまざま形で海に向き合っていく。函館の大火と荒れる海、戦争の海の特高隊、青函連絡船洞爺丸事故、その中、子供たちがつながっていく。後半、若干駆け足に感じたが、読み応えのある作品でした。

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