守屋洋のレビュー一覧
-
購入済み
中国古典にふれて
日本の禅、仏教などから中国古典ってなんだろうと思い読みました。
リーダーとは?あるべき姿は?と思いながら読むと日本も中国も同じような考えがあることを感じました。
365日分の記載があるので、毎日読むのもよいと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレいかにして敵を油断させ、判断をまどわすか。
作戦行動の根本は、敵をあざむくことである。
したたかな駆け引きだといってよい。
「だます」のはまったく卑怯なことではない。
敵の手薄につけ込み、敵の意表をつく。
常識の裏をかき、相手の盲点をつくこと。
致命的な痛手をこうむって勝つより、余力を残して負けよ。
戦争は勝つことが大事であるが、泥沼化はさけなければならない。
「ツキ」がめぐってくるのを焦らず待て。
今は逆境にあるが、いずれまたツキがめぐってくるはずだと
、自分にいいきかせることができる。
「孫子」の兵法の大前提は、
一、戦わずして勝つ
一、勝算なきは戦わず
相手を窮地に追い込んでも -
Posted by ブクログ
ネタバレ唐の時代、平和な世の中を実現させた太宗の、家臣たちと交わした議論や問答が収められた本。文庫サイズでコンパクトながら読みごたえは十分。
この手の本は、読むときが変われば響く場所も変わる。社会人になって間もない頃に読むか、中堅になってからか、管理職に近いポジションになってからか、その時々で面白いと思える場所は異なる。なので、本棚のすぐに手に取れる場所に並べておいて、都度、パラパラめくるのが良い。
今の自分にとっては「第二章 諫言の機微」と「第三章 人材の登用」が面白い。人を率いる立場になれば、もっと後の章が役に立つのだろう。
「人を統べ、導く立場の人」にとって有益な内容が主だが、若手人材でも -
Posted by ブクログ
帝王学を学べる
徳川家康や明治天皇、北条政子が学んだと言われる中国古典の「貞観政要」を解説した本。
物事には大きく、創業と守成があり、創業は何かを立ち上げること、守成はそれを守り発展させていくことを指す。
中国の古典の多くは帝王学(リーダー学)であり、この本も帝王学の一種。
大きく三つのポイントを学んだ。
・率先垂範、わが身を正す
・臣下の諫言に耳を傾ける
・人材を育成し、登用し、活用する
「率先垂範、わが身を正す」に関しては、自分自身が一番気を引き締める必要があるということ。このマインドが帝王学の出発点。
「臣下の諫言に耳を傾ける」に関しては、諫める人間の言うことは耳を傾けるべきということ -
Posted by ブクログ
過去に一読したことはあったけど、久しぶりに読んでみたくなったので読んでみた。昔読んだときはあまりピンとこなかった項目も多かったけど、今読み直して見ると、年齢が中年になったオイラ的には、割と参考になる話が多かった。
中庸を目指したり、足るを知る、というのは人生を生きていく上で大切なんだよな、と改めて思ったりした。このタイミングで読んで正解でした。また、昔の人の悩みも今の人の悩みも同じだよなぁ、と安心したりしました。
10年後くらいに読み直してみると大きく印象が変わるんだろうな、と思う。そのときの自分自身が益になる文章が確実に読めると思うので。 -
Posted by ブクログ
孫子の兵法の中で私が一番わかりやすかった本
他の文献も参考にしながら説明をしています。
勝てない相手は選ぶな
戦わずして勝つ、勝算なきは戦うな
戦いは騙し合い
報われる努力をしろ
勇猛果敢がよいとは限らない
準備にこそ命をかけよ
天と地を味方につけよ
主導権を確保せよ
敵の意図を見破る
正攻法と奇策を織り交ぜる
油断を誘って叩く
有利と見たらたたみかける
怒涛の勢いで圧倒する
士気をどう高めるか
勝算がなければ撤退せよ
戦いは次善の策にすぎない
誉められる勝ち方はよくない
勝ち急ぐより撤退せよ
有利と見たら動け
慎重に慎重を期せ
名将ほど臆病者である
短期決戦を旨とせよ
コスト感覚も勝利の鍵 -
-
Posted by ブクログ
処世術に関するつぶやき集です。
名声を得た人や成功した人への自戒、どん底に落ち込んだり失敗した人への助け舟、となる本です。
書いてある内容すべて実践すると矛盾した人間になります。なので、この本の中らか納得いく部分だけつまみ食いするのがいいかと思います。
1.この本を一言で表すと?
・読むたびに深みがでてくる「生き方」本
2.よかった点を3〜5つ
・前集13 一歩下がって道を譲る
→謙譲にも綿密な計算が必要という視点は初めて聞いた。
・前集110 新しい友人より古い友人
→最近、SNSで古い友人と会うことが多く、その大切さを感じている。
・前集151 無理をしない
→苦しみを取れば -
Posted by ブクログ
経営者の方々が、教えを示す読む本としてあげている菜根譚。SBIの北野会長は中国古典に教えを請う、菜根譚を良書にあげていた。45を超えた、熟年度を増して来た今、人として尊い生き方をしたいといっそう思うようになって来て読んだ。原文のままだと、深い理解は難しいと思う。守谷氏の解説がわかりやすい。前半は生き方の知恵 実践編、後半は、人生における謙虚な心の持ちよう というように分けられる。というのは、特に後半は、同じような教えの言い方を変えただけのものが続く。例えば、粗末な住居に住んでいても、心の持ちようで心を豊かに出来る等々。だから後半は少し飽きが来るし読み飛ばしがちになった。